チアゴ・シウバ母国で敗れるブラジルACB 82+テリー・ブレイジャーが新王者!英国BAMMA 34

(C)Absolute Championship Berkut

 3月9日(現地時間)にブラジル・サンパウロで『ACB 82: Silva vs. Kolobegov』が開催された。
 このアブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクートはロシアの総合格闘技団体。団体名のベルクトはコーカサスで尊敬されている鷲の名前から取っている。2012年から精力的に大会を開催してきたMMA団体で、ロシア人同士だけではなく、ロシア勢が(ロシアから見て)海外勢と対戦するカードも多く組まれる国際的な大会だった。しかし、最近はチアゴ・シウバ、ポール・ブエンテロ、マイク・カイルという世界的に有名な元UFCファイターと契約し、ロシア対世界ではなく、ワールドワイドなMMA団体となり、世界各国での大会開催を発表。2017年1月には遂にアメリカ進出も果たした。そして現在、ACBはロシアを本拠地としながら、全世界で大会を開催している。
 今大会はブラジル大会で、元UFC戦士であり、元ACBライトヘビー級王者であるチアゴ・シウバの母国凱旋であり、対戦相手は、ロシアのプロFCのエースとしてACBに乗り込んできた現在5連勝中のミハイル・コロベゴフだ。シウバはバトラズ・アガナエフにライトヘビー級王座を奪われた後、ミドル級に階級を落とし事となったが、コロベゴフの勢いもあり、下馬評はほぼ互角。試合は、地元という気負いなのかシウバがいつもの思い切りがなく、むしろコロベゴフの方がスタンドで前に出るという展開が続く。シウバも後半に手数を出したものの、スプリットでコロベゴフが判定勝ちした。
 セミファイナルでは、元ベラトール戦士カーロス・エドゥアルドと元UFC戦士のダニエル・サラフィアンという元メジャー団体経験者ブラジル人同士の対戦となった。現在、両者はACBを主戦場にすべく奮闘しており、試合はスタンドの殴り合いから、テイクダウンを積極的に仕掛け、グランドに持ち込む場面も作ったサラフィアンが判定で勝利した。

■ ACB 82: Silva vs. Kolobegov
日時:2018年3月9日(現地時間)
会場:ブラジル・サンパウロ ジナーシオ・ド・エブライカ

<ミドル級/5分5R>
○ミハイル・コロベゴフ(ロシア)
 判定 2-1
●チアゴ・シウバ(ブラジル)

<ミドル級>
○ダニエル・サラフィアン(ブラジル)
 判定 3-0
●カーロス・エドゥアルド(ブラジル)

<63キロ契約>
○マテウス・マトス(ブラジル)
 判定 2-0
●ナシュコ・ガラエフ(ロシア)

<ミドル級>
○ホドウフォ・ヴィエイラ(ブラジル)
 1R 3分42秒 TKO
●アレクサンダー・ノイファング(ルクセンブルク)

<ライト級>
○クリストフ・ギアゴ(米国)
 判定 3-0
●エルデソン・パチスタ(ブラジル)

<ウェルター級>
○ブレット・クーパー(米国)
 1R 1分42秒 KO
●アンドリ・サントス(ブラジル)

<バンタム級>
○アリ・ファリアス(ブラジル)
 判定 3-0
●サイモン・オリヴェイラ(ブラジル)


(C)BAMMA

 3月9日(現地時間)にイギリス・バーミンガムで『BAMMA 29: McDermott Vs. Wolf』が開催された。BAMMAは、イギリスのメジャーMMA団体としてテレビ放送(チャンネル5で全英に中継されている)もされ、定期的に大会を開催してシーンを支えている。イギリスのメジャー団体「Cage Rage」が親会社ProEliteの倒産に伴い活動停止したため、2009年にCage Rageのスタッフが中心となって設立された。日本のライジンと提携を結んだ事で日本の格闘技ファンにも知名度が高まっている。
 今大会ではウェルター級王座戦と暫定ヘビー級王座決定戦の2王座戦が組まれた。ウェルター級王座戦は、現在10連勝中という王者アレックス・ロホールがテリー・ブレイジャーの挑戦を受けた。王者ロホールは英国籍だが、アフリカ系移民であり、ベラトールでも勝利を重ねている。当然、下馬評は王者優勢となっていたが、試合はお互いに打ち合いの大接戦となった。2Rにはブレイジャーが王者からダウンを奪う猛攻で、下馬評を覆して挑戦者ブレイジャーが僅差の判定で勝利。新王者誕生となった。
 また、暫定ヘビー級王座決定戦は、ワンFCでも活躍したチ・ルイス・パリーと、野獣ボブ・サップや日本でも活躍したリコ・ロドリゲスにも勝利した実績を持つスタブ・エコノムで争われた。しかし、試合はテイクダウンしようとエコノムが組みつくと、後頭部にパリ―がエルボー連打。これが反則を取られ、エコノムは試合続行不可能という事でノーコンテンストになってしまう。後味の悪い結果となった。

■ BAMMA 34: Lohore vs. Brazier
日時:2018年3月9日(現地時間)
会場:イギリス・ロンドン

<ウェルター級王座戦>
○テリー・ブレイジャー(挑戦者/英国)
 判定 2-1
●アレックス・ロホール(王者/英国)

<暫定ヘビー級王座決定戦>
-チ・ルイス・パリー(英国)
 ノーコンテスト
-スタブ・エコノム(キプロス共和国)


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