アスラムベク・サイドフが古豪ジュカォンに勝利!ACB81

(C)Absolute Championship Berkut

 2月23日(現地時間)にアラブ首長国連邦ドバイ首長国 ドバイ・スポーツシティで『ACB 81: Carneiro vs. Saidov』が開催された。
 このアブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクートはロシアの総合格闘技団体。団体名のベルクトはコーカサスで尊敬されている鷲の名前から取っている。2012年から精力的に大会を開催してきたMMA団体で、ロシア人同士だけではなく、ロシア勢が(ロシアから見て)海外勢と対戦するカードも多く組まれる国際的な大会だった。しかし、最近はチアゴ・シウバ、ポール・ブエンテロ、マイク・カイルという世界的に有名な元UFCファイターと契約し、ロシア対世界ではなく、ワールドワイドなMMA団体となり、世界各国での大会開催を発表。2017年1月には遂にアメリカ進出も果たした。
 今大会はなんとアラブ首長国連邦で開催された。メインはポーランドKSWでキャリアを積み、ACBに移籍してウェルター級トップ選手となったアスラムベク・サイドフが、UFC戦士で、日本でもDEEPに参戦していた為、知名度があるホアン・ジュカォン・カルネイロを迎え撃った。試合は、サイドフのスタンド打撃に攻め込まれ、劣勢になったカルネイロが引き込みでグランドで下になる展開が続き、サイドフが判定勝ち。サイドフが元UFC戦士を返り討ちにした。
 また、セミファイナルでは、同じく元UFC戦士であるルーク・バーナットと、ロシアのマキシム・フチンが対戦した。こちらは長身のバーナットがスタンドで有利に進め、最後はパンチと膝蹴りの連打でフチンをスタンディングダウンに追い込んだバーナットがTKO勝ちしている。

■ ACB 81: Carneiro vs. Saidov
日時:2018年2月23日(現地時間)
会場:アラブ首長国連邦ドバイ首長国 ドバイ・スポーツシティ

<ウェルター級>
○アスラムベク・サイドフ(ポーランド)
 判定
●ホアン・ジュカォン・カルネイロ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
○ルーク・バーナット(英国)
 2R 3分27秒 TKO
●マキシム・フチン(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
○アブドゥルラフマン・ジャナエフ(ロシア)
 3R 4分52秒 腕十湯時
●レアンドロ・シウバ(ブラジル)

<68キロ契約>
○イスラム・イサエフ(ロシア)
 1R 3分48秒 TKO
●チアゴ・マンシーニャ(ブラジル)


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