[週刊ファイト2月8日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
ドラゴンがA・猪木の近況について注目発言?
プロレスLOVEと言えば武藤敬司(『W-1』)のフレーズだが、プロレスに対する純粋な思いは藤波辰爾も変わらない。今年4月のドラディション2連戦(4・20後楽園&4・21大阪南港ATCホール)にボブ・バックランドを参加させるのも藤波流の愛情表現である。
その藤波が数日前にA・猪木の近況をB記者に話したという。
(*編注 A記者=『マット界舞台裏』特約記者、B記者=スポーツ紙記者 C記者=フリーのべテラン記者)
A オールドファンにとってボブ・バックランドの来日は嬉しいニュースですね。
B そうなんですけど、彼がWWFヘビー級王者だった頃のファンはもうプロレスを見なくなっているでしょ? それとミル・マスカラスやテリー・ファンクと違って日本ではカリスマ的な存在じゃなかった。
C ゲストとしてIGFに参加したとき(07年9・8愛知・日本ガイシホール)は会場がドッと沸きましたけど、あれからすでに10年以上たってますからね。なのでバックランドを見るためにドラディションのチケットを買う人っていうのは東京と大阪を併せて300人いないと思います。
A しかし、プロモーターの藤波にしてみればバックランド招へいに100万円以上かかるとあって清水の舞台から飛び降る心境でしょ?(笑)。その分、チケットを売るのは大変ですから。
C 今回だけは採算をド外視したと思います。トシを取って自分がジュニア王座に就いたWWFやニューヨークへの思い入れが一層強くなって、そのことがバックランド招へいに繋がったのでしょう(※編注 藤波は78年1月に、バックランドは翌2月にそれぞれWWWF世界ジュニア、同ヘビー級王座を奪取)
B ところで4・20後楽園にもう1人、大物レジェンドが登場するかもしれません。
A 誰ですか?