新日本プロレス北海きたえーる大会2連戦が27日に幕開け。4,862人の大観衆を動員した。
第1試合とメイン以外はタッグマッチという編成だったものの、試合とパフォーマンスでグレードを見せつけた新日本。セミファイナルまでは初心者にもわかりやすいアクロバティックな展開と、以降大会の前哨戦にふさわしいアピール合戦が繰り広げられた。オカダ・カズチカがSANADAの口にレインメーカードル札を突っ込んでコブラクラッチというのも、絵として伝わりやすいものだ。
メインは他の試合とは一線を画す光景に。棚橋の首を吹っ飛ばすような高速カウンターのドロップキック、ハイフライフロー落下寸前タイミングでの足立てブロック。鈴木みのるの冴えわたる動きがファンを唸らす。ついにはヒールロックからのヒザ十字固めで棚橋の脚を破壊、レフェリーストップ勝ちを収めた。
ゴッチ式パイルドライバーを成功させながらも、フォールにいかずに一本勝ちを狙ったみのる。かつての橋本真也が高田延彦を一蹴した東京ドーム決戦(垂直落下式DDTからの三角絞め)、最近では柴田勝頼による内藤哲也戦など、ここ一番での決着法と重なった。振り返れば、鈴木軍セコンドの介入は一切なしでの完全決着。国内メジャー団体王者を歴任したみのるが、ここにきて刀を抜いてきた。
2連戦は28日に締めくくられ、ケニー・オメガのIWGP USヘビー級王座にジェイ・ホワイトが挑戦する。
■ THE NEW BEGINNING in SAPPORO〜雪の札幌2連戦〜
日時:1月27日(土) 開場16:00 開始18:00
会場:北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
観衆:4,862人
<第1試合 北村克哉7番勝負第2戦>
●北村克哉
8分04秒 エルガンボム⇒エビ固め
〇マイケル・エルガン
<第2試合>
●TAKAみちのく エル・デスペラード タイチ 金丸義信 飯塚高史
8分06秒 ホバーボードロック
〇KUSHIDA タイガーマスク 獣神サンダー・ライガー 中西学 天山広吉
<第3試合>
●チェーズ・オーエンズ 高橋裕二郎
7分06秒 垂直落下式ブレーンバスター⇒片エビ固め
矢野通 〇石井智宏
<第4試合 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合>
[挑戦者組]田口隆祐 ●トーア・ヘナーレ 真壁刀義
9分15秒 ドリームキャッチャー
[第14代王者組]タンガ・ロア 〇タマ・トンガ バッドラック・ファレ
※チャンピオンチームが初防衛に成功
<第5試合>
マーティー・スカル 〇ハングマン・ペイジ Cody
10分47秒 ライト・オブ・パッセージ⇒片エビ固め
●デビッド・フィンレー ジュース・ロビンソン 飯伏幸太
<第6試合>
高橋ヒロム 〇内藤哲也
11分19秒 ジャックナイフ式エビ固め
●ウィル・オスプレイ
YOSHI-HASHI
<第7試合>
●BUSHI EVIL SANADA
11分52秒 コブラクラッチ
外道 後藤洋央紀 〇オカダ・カズチカ
<第8試合>
ニック・ジャクソン マット・ジャクソン 〇ケニー・オメガ
10分53秒 合体インディーテイカー⇒片エビ固め
SHO ●YOH ジェイ・ホワイト
<第9試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合>
[挑戦者]〇鈴木みのる
32分28秒 レフェリーストップ
[第16代王者]●棚橋弘至
※棚橋が5度目の防衛に失敗。鈴木が新チャンピオンとなる。
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