アトランティス復帰戦勝利!アレナメヒコ金曜定期戦+ドクトル・ワグナーJr.王座奪取!AAA ゲラ・デ・ティタネス2018


(C)CMLL

 1月26日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 今大会のメインは、ミスター・アレナメヒコの異名を持つCMLLの象徴、アトランティスが遂にアレナメヒコ金曜定期戦に復帰した。怪我で長期欠場していたアトランティスだが、すでに火曜のアレナメヒコでは復帰しており、その後、日本のファンタスティカマニアで試運転を行い、満を持してアレナメヒコ金曜に帰ってきた。ボラドールJr.、ドラゴン・リーを従えたアトランティスの相手は、当然、宿命のライバル、ウルティモ・ゲレーロ率いるロス・ゲレーロス・ラグネロスだ。CMLL名勝負数え唄と化している、両雄の激突にアレナメヒコの観客も盛り上がり、試合がスタート。まずはゲレーロがアトランティスの覆面を剥がしにかかり、その隙にゲレーロスの手下が、ボラドールJr.、リーを仕留めてゲレーロスが1本先取。しかし、2本目はボラドールJr.、リーが汚名挽回で取り返し、3本目に突入。ボラドールJr.、リーは、ゲレーロスの手下を場外に連れ出し、リングはアトランティスとウルティモ・ゲレーロの2人だけになるようにアシストした。こうなると、お約束でアトランティス必殺のアトランティダがさく裂。この技が出れば、ゲレーロもなすすべなくギブアップ。アトランティスが宿命のライバルから完璧な勝利で、アレナメヒコ金曜日復帰を果たした。
 セミファイナルでは、エル・テリブレが保持するナショナル・ヘビー級王座にディアマンテ・アスールが挑戦した。アスールは6人タッグマッチで2週連続、テリブレに勝利しており、この実績で王座への挑戦をアピールして実現したものだ。テリブレとしても、ここは負けられないが、試合は、1本づつ取り合って運命の3本目、激しいぶつかり合いとなったが、最後はテリブレがジャベを極めて勝利。王座防衛を果たすと共に、リベンジも果たした。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年1月26日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○アトランティス、ボラドールJr.、ドラゴン・リー
 2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、エウフォリア、グラン・ゲレーロ

<ナショナル・ヘビー級王座>
○エル・テリブレ(王者)
 2-1
●ディアマンテ・アスール(挑戦者)

<6人タッグマッチ>
○ニエブラ・ロハ、アンヘル・デ・オロ、ストゥーカJr.
 2-1
●サンソン、クアトレロ、フォラステロ


(C)AAA

 1月26日(現地時間)にヒムナシオ・オリンピコ・フアン・デ・ラ・バレラで『AAA ゲラ・デ・ティタネス2018』が開催された。
 AAAはCMLL(当時EMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。
 ゲラ・デ・ティタネスはAAA新春ビッグイベントで、今大会は本来のメインだったが、金網設置の都合でセミに行われたジョニー・ムンドの保持するAAAヘビー級王座(メガ王座)にドクトル・ワグナーJr.が挑戦する王座戦が目玉カードとなっている。インパクト・レスリングではジョニー・インパクトとしてベビーフェイスのムンドもメキシコAAAではヒールであり、AAA最高位王座であるヘビー級王座を長期保持している。しかし、防衛のほとんどが、乱入や凶器攻撃ありの反則絡みで王座を守っており、これに激怒したバンピーロ(WCWでも活躍したレジェンド、現在はAAAでコミッショナー的な役割をしている)が自分がこの試合のレフェリーをやるとなった為、ムンド不利という状況となった。ワグナーJr.は2017年のトリプレマニアで、サイコ・クラウンとの覆面剥ぎマッチに敗れ、まさかの素顔となったが、レジェンドなので人気は衰えない。本来はルードであるが、外敵ムンドを相手にメキシコに王座を取り返して欲しいと大歓声を浴びていた。そして、試合は、大波乱が続出。ワグナーJr.がムンドをフォールすると、なんとワグナーJr.の息子であるイホ・デル・ドクトル・ワグナーJr.がカウントを数えるレフェリー、バンピーロを椅子で強打し、父親の勝利の邪魔をしたのだった。更にワグナーが必殺のワグナー・ドライバー(みちのくドライバー、ワグナーは、この技は自分が元祖なのでみちくのではなくワグナー・ドライバーだと主張している)でムンドを仕留めようとすると、息子がまた乱入して真正面から父親ワグナーJr.を椅子で殴ったのだった。そして息子は、ムンドと抱き合い、父親を攻撃。まさかの裏切りとなった。しかし、そこでバンピーロが蘇生、怒りのキックを息子にぶち込み、更にムンドにもチョークスラム。そこに倒れていたワグナーJr.をかぶせてフォールさせてしまったのだった。結果、ワグナーJr.がフォール勝ちで王座奪還。遂にムンドからメキシコに王座を奪い返す事に成功した。
 メインで行われたのは金網マッチでのAAAラテン王座戦。元々はパートナーだったイホ・デル・ファンタズマとエル・テハノJr.が、現在、王座を巡って骨肉の争いを行っている。試合は覆面剥ぎ、流血など荒れた展開となるも、最後はテハノJr.のローブローで反則負け。試合後、両者が納得出来ず、遂に究極の決着戦マスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)をアピールすると、バンピーロがそれを快諾し、次回PPVで実現する事となった。
 更に、元ロス・インゴベルナブレスのメンバーでCMLL離脱後、インディー団体を経てAAA入りしたレイ・エスコルピオンが、AAA絶対エースのサイコ・クラウンとブルテリーマッチを行った。これは両者の首を鎖をつなげるデスマッチで、覆面剥ぎ、流血の荒れた展開となるも、最後はサイコを裏切ったサイコ・サーカスのメンバーがエスコルピオンに加勢して乱入してサイコの反則勝ちとなった。試合後もエスコルピオンらはサイコをリンチするが、そこに助けに入ったのは、なんとマキシモ・セクシーとラ・マスカラだった。この2人はウルティモ・ゲレーロの車を破壊した事でCMLLから追放されていたが、遂にAAA入り。一族であるサイコ・クラウンと合体した形だ。

■ AAA ゲラ・デ・ティタネス2018
日時:2018年1月26日(現地時間)
場所:メキシコ・ヒムナシオ・オリンピコ・フアン・デ・ラ・バレラ

<AAAラテン王座タイトル金網マッチ>
○イホ・デル・ファンタズマ(王者)
 反則
●エル・テハノJr.(挑戦者)

<AAAヘビー級王座タイトルマッチ>
○ドクトル・ワグナーJr.(挑戦者)
 ピンフォール
●ジョニー・ムンド(王者)

<ブルテリーマッチ>
○サイコ・クラウン
 反則
●レイ・エスコルピオン

<AAAトリオ王座タイトル4WAYマッチ>
○カルタ・ブラバJr.、モチョ・コタJr.、ティト・サンタナ(挑戦者)
 ピンフォール
●アベルノ、チェスマン、スペル・フライ(王者)、アルヘニス、ベンガラ、マスカラ・デ・ブロンセ(挑戦者)、アエロスター、ドラゴ、ラプトール(挑戦者)

<ストリート6人タッグマッチ>
○ラ・パルカ、クエルボ、スコリア
 ピンフォール
●デイブ・ザ・クラウン、モンスター・クラウン、マーダー・クラウン

<レイナ・デ・レイナス王座タイトルマッチ>
○ファビー・アパッチェ(挑戦者)
 ピンフォール
●レディ・シャニ(王者)

<AAAクルーザー級王座タイトルマッチ>
○オーストラリアン・スーサイド(挑戦者)
 ピンフォール
●ランセロ(王者)


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