[週刊ファイト1月18日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼2000年代で過去最高3万5千観衆 新日完全復活! ジェリコ躍動!
Photo & Text by TERUZ
・外野席除き札止め寸前! 木谷オーナー「今日の姿が2年後のはず」
・カッキー復活で高山善廣支援! 新日が“プロレス界は一つ”発信
・まだまだアイディア尽きない! ヤング千両役者バックスが3K撃破
・ガントレットはバレッタ、タマ・トンガが次世代外国人主役争い
・フェニックススプラッシュ解禁! 飯伏が日米イケメン対決制す
・内藤だけがロスインゴじゃない! SANADA&EVILタッグ王座奪取
・自らバリカン鈴木みのる、髪切り敗れてもスポットライト浴びる
・IWGPジュニア4WAY戦はどこまでもハイレベル! オスプレイ王者に
・凱旋ジェイ・ホワイト本領発揮ならず、棚橋インターコンチ防衛
・メイン食った! ケニー戦はジェリコの人生ベストバウト級試合に
・トランキーロ雄叫びならずもドーム初メインの主役・内藤に大声援
■ 新日本プロレス ブシモ 5th ANNIVERSARY WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム
日時:1月4日(木) 17:00(第0試合は16:00)
会場:東京ドーム 観衆34,995人
1月4日、新日本プロレス東京ドーム大会は、現行のビジョンが見切れる側を除いた席で札止め寸前まで迫る観衆34,995人を動員。新日本の人気ぶりを見せつけた。
ケニー・オメガvs.クリス・ジェリコは世界レベルの破天荒さでメイン食い。ケニーの片翼の天使も、ジェリコのウォールズ・オブ・ジェリコも、フィニッシュにつながらない。長机や椅子まで駆使され、空中戦・場外戦にも及んだ一進一退がドームを揺らす。ライオンサルトで勝機をつかむかに見えたジェリコだったが、セカンドロープに飛び乗ったところでケニーが椅子攻撃。セカンドロープ上で動きが止まったジェリコは、股下から組まれたケニーに肩車され、再度の片翼の天使を見舞われる。敗れはしたものの、ジェリコは大物ぶりをいかんなく発揮した。
メインもまた、オカダ・カズチカのレインメーカーも、内藤哲也のデスティーノも、すんなりとはフィニッシュに至らない究極戦。終盤では変型デスティーノから勝利モードだった内藤だが、正調デスティーノ狙いをオカダの旋回式ツームストンパイルドライバーに切り返され、ついにはオカダのレインメーカーを完全に食らって万事休す。期待されたトランキーロ雄叫びによるドーム締めは実現しなかった。
なお、第0試合のニュージャパンランボーでは、垣原賢人がラスト登場で新日本プロレスに“復帰”。テンコジを場外転落させた勢いで制覇し、盟友であるリハビリ中・高山善廣にエールを送っている。