ヴィタリー・ミナコフTKO勝ち!Fight Nights Global 82+アフリカEFC Worldwide 66

(C)Fight Nights Global

 12月16日(現地時間)にロシア・モスクワで『Fight Nights Global 82: Minakov vs Johnson』が開催された。
 このファイトナイツグローバルはロシアを中心とした東欧で精力的に大会を行なっており、過去にはアンドレイ・アルロフスキーなど大物も参戦しているのだが、UFCファイトパスで生中継もされた為、一躍、世界の格闘技ファンに知れ渡った(欧州ではテレビ生中継は以前から)。更にあのエメリヤエンコ・ヒョードルが試合した事で更に注目度が増している。またメジャーになった事で、UFCファイトナイトと混同を避けるため、ユーロ・ファイトナイツと呼ばれる事も増えてきた。
 今大会は、前ベラトールヘビー級王者であり、非UFC最強の男と言われるヴィタリー・ミナコフが登場した。ミナコフは現在MMA20戦全勝、無敗という圧倒的な強さを誇り、ベラトールでも王者になったものの、その後、ベラトールと契約問題で揉め、防衛戦を行わないという理由で王座をはく奪されている。ミナコフは現在、母国ロシアのファイトナイツを主戦場としており、こちらでも無敗で圧倒的な強さを見せている。ミナコフの対戦相手は同じくベラトール戦士であるトニー・ジョンソンJr.、元UFC王者のティム・シルビアや元ベラトール王者で現在はUFCで活躍しているアレキサンダー・ヴォルコフにも勝利している剛腕ファイターだ。試合は、会場のミナコフコールの中、スタート。1Rからテイクダウンを奪ってマウントパンチで攻め続けるミナコフ。ジョンソンも必死で耐えなんとか1Rこそ凌いだものの、2Rには再びミナコフがテイクダウンを奪うパウンド連発。ジョンソンは頭を抱えて防戦一方となり、レフェリーがストップ。ミナコフがTKO勝利で連勝記録を伸ばした。

■ Fight Nights Global 82: Minakov vs Johnson
日時:2017年12月16日(現地時間)
会場:ロシア・モスクワ

<ヘビー級>
○ヴィタリー・ミナコフ(ロシア)
 2R TKO
●トニー・ジョンソンJr.(米国)

<ライト級>
○ヴェネル・ガリエフ(ロシア)
 1R 4分14秒 TKO
●ニコライ・ガポノフ (ロシア) 

<ライトヘビー級>
○シャミール・アフメドフ(ロシア)
 3R 3分14秒 TKO
●レオナルド・シウバ・デ・オリベイラ(ブラジル) 

<ライト級>
○アレクサンドル・シャブリー(ロシア)
 2R 3分02秒 TKO
●ミロスラフ・ストルバック (スロバキア) 


(C)EFC Worldwide

 12月16日(現地時間)に南アフリカ・プレトリアで『EFC Worldwide 66: The Fighter 1 Finale』が開催された。
 このEFC ワールドワイドはアフリカ最大のMMA団体で、日本ではほとんど知られていないが、2009年から活動しており、アフリカではテレビ中継もされているメジャー団体である。元々はEFC(エクストリーム・ファイティング・チャンピオンシップ)と名乗っていたが、同名の団体がアメリカにあった為、団体がメジャーになり世界的に注目されるようになると後ろにアフリカが付く様にになり、2015年からはワールドワイドと名乗る様になった。
 今大会は2階級の王座戦が組まれ、メインはMMA11戦全勝のバンタム級絶対王者デマルテ・ペナが、地元南アフリカ戦士、イシャード・サイエドの挑戦を受けた。EFC Worldwide生え抜きのペナが連勝記録を伸ばすのか期待される。試合はペナがテイクダウンを奪うも、サイエドが凌ぎ4Rまでもつれ込む。しかし、最後はペナがバックマウントからパウンド連打でレフェリーがストップしてTKO勝利。ペナが王座防衛を果たした。
 またヘビー級王座戦は、3度の王座戴冠歴を持つ同団体育ち現ヘビー級王者アンドリュー・ヴァン・ジルがレガシーFAやキング・オブ・ザ・ケイジなど北米団体で実績を積んできたジャレッド・ヴァンデラの挑戦を受けた。試合は、終始スタンドでの打撃戦となり、お互いに決定打を与える事が出来ない一進一退の攻防。結果、僅差の判定で王者ヴァン・ジルが判定勝ちして王座防衛を果たした。
 更にEFCワールドワイド版ジ・アルティメット・ファイターのザ・ファイター決勝戦が行われブラントン・レサーが優勝した。

■ EFC Worldwide 66: The Fighter 1 Finale
日時:2017年12月16日(現地時間)
会場:南アフリカ・サンシティ

<バンタム級王座タイトルマッチ>
○デマルテ・ペナ(アンゴラ/王者)
 4R TKO
●イシャード・サイエド(南アフリカ/挑戦者)

<ヘビー級王座タイトルマッチ>
○アンドリュー・ヴァン・ジル(南アフリカ/王者)
 判定 2-1
●ジャレッド・ヴァンデラ(米国/挑戦者)

<ミドル級ザ・ファイター決定戦>
○ブラントン・レサー(南アフリカ)
 判定 3-0
●アブラハム・マネ(ガンビア)


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