負け知らずのオルテガがスワンソンを撃破 無傷のままキャリア13勝目 UFCファイトナイト・フレズノ

FRESNO, CA – DECEMBER 09: (R-L) Brian Ortega attempts to submit in their featherweight bout during the UFC Fight Night event inside Save Mart Center on December 9, 2017 in Fresno, California. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)


Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

 日本時間2017年12月10日(日)にアメリカ・カリフォルニア州フレズノのセーブ・マート・センターにて“UFCファイトナイト・フレズノ”を開催された。

 フェザー級ランキング4位のカブ・スワンソン(アメリカ 25勝7敗)と同6位のブライアン・オルテガ(アメリカ 12勝0敗1ノーコンテスト)が対戦したメインイベントはカリフォルニア出身ファイター同士の対決とあって会場に詰めかけたファンのボルテージは最高潮となり、トップコンテンダーの好バトルに酔いしれた。
 相手の出方をうかがいつつ、ローキックを撃ち合って始まった試合はオルテガの打撃をフットワークでかわしたスワンソンがボディショットを当ててプレッシャーをかけ、オルテガもジャブを放っていきましたが、コンビネーションを決めたスワンソンが足元から削りながら有効打を稼ぎます。ラウンド終盤にはオルテガがスワンソンの首を取ってチョークを仕掛け、あと一歩のところで決まりかけたものの、ホーンが鳴って時間切れ。柔術を得意とするオルテガの攻撃を警戒するスワンソンはフックやジャブをヒットさせながらボディにも打ち込んでダメージを与えていきましたが、オルテガにケージに押し込まれると、一瞬のスキをつかれて再び首を取られてしまいます。ボディをロックして締め付けるオルテガのチョークから逃れようと必死にもがいたスワンソンですが、たまらずタップしてオルテガの一本勝ちが決まった。
 ギロチンチョークでベテランのスワンソンを下し、無傷の13勝目を達成したオルテガは試合を終えて「ものすごく大きな勝利だけど、今はとにかく終わってうれしい。今回は特に初めてのメインイベントだったし、試合となるとかなりのプレッシャーがある。終わってよかったし、うまくできた。家に帰ってリラックスできると思うとそれだけで最高だ」とコメントし、さらにこう続けた。
「(第1ラウンドの関節技は)もうちょっとだった。あと10秒あれば決められていたはず。チョークから抜け出そうとする彼のうなり声が聞こえていた。でも、試合の後半もまたこういうチャンスがあると思っていたし、第2ラウンドで実際にきた。ゲームプランはいつも仕留めること。カブ(スワンソン)は素晴らしいファイターだし、心から尊敬している。倒そうとしてきたし、何度かいいパンチも食らった。とにかく冷静にいって全力を出しすぎないようにと思っていたんだ。第3ラウンドになったらもう少しペースアップするつもりでいたけど、そこまで行かなくて良かった」
「苦しんでいたり、大変な時間を過ごしていたりする子供たちを助けたい。彼らにとってポジティブな光になりたいんだ。この場所を利用して、自分勝手にならずに人々を助けられるように、この光を生かしたいと思っている。今はひたすら旅に出かけてたくさんの人たちを助けたい」
 次回のUFCイベントは日本時間12月17日(日)に開催されるUFCファイトナイト・ウィニペグ。カナダ・マニトバ州ウィニペグのベルMTSプレイスを舞台に、メインイベントではロビー・ローラー(アメリカ 28勝11敗)とジュニオール・ドス・サントス(ブラジル 27勝9敗)が対戦することになっている。

■ UFCファイトナイト・フレズノ
日時:現地時間2017年12月9日(土)、日本時間10日(日)
会場;セーブ・マート・センター(アメリカ・カリフォルニア州フレズノ)

<フェザー級/5分5R>
〇ブライアン・オルテガ(米国)
 2R 3分22秒 ギロチンチョーク
●カブ・スワンソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
〇ガブリエル・ベニテス(メキシコ)
 判定 3-0
●ジェイソン・ナイト(米国)

<バンタム級/5分3R>
〇マルロン・モラエス(ブラジル)
 1R 1分7秒 KO
●アルジャメイン・スターリング(米国)

<ライト級/5分3R>
〇スコット・ホルツマン(米国)
 判定 3-0
●ダレル・ホーチャー(米国)

<ミドル級/5分3R>
〇エリク・アンダース(米国)
 判定 3-0
●マルクス・ペレス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
〇ベニト・ロペス(米国)
 判定 3-0
●アルバート・モラレス(米国)

プレリムカード
<女子フライ級/5分3R>
〇アレクシス・デイヴィス(カナダ)
 判定 2-1
●リズ・カムーシュ(米国)

<バンタム級/5分3R>
〇アンドレ・スーカムタス(米国)
 2R 1分6秒 TKO
●ルーク・サンダース(米国)

<バンタム級/5分3R>
〇アレックス・ペレス(米国)
 2R 1分54秒 アナコンダチョーク
●カールス・ジョン・デ・トーマス(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
〇フランキー・サエンツ(米国)
 判定 2-1
●メラブ・デヴァリシビリ(米国)

<バンタム級/5分3R>
〇アレハンドロ・ペレス(メキシコ)
 判定:3-0/30-27、29-28、29-28
●ユーリ・アルカンタラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
〇ダヴィ・ラモス(ブラジル)
 3R 0分50秒 リアネイキドチョーク
●クリス・グレッツマーカー(米国)

<ミドル級/5分3R>
〇トレヴィン・ジャイルズ(米国)
 3R 2分27秒 KO
●アントニオ・ブラガ・ネト (ブラジル)

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