リコ・ヴァーホーベンが王座防衛!GLORY 49

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 12月09日(現地時間)にオランダ・ロッテルダムで『GLORY 49 & REDEMPTION』が開催された。
 K-1失速後、世界最大のキック団体となっているグローリーだが、最近は米テレビ局と長期契約、UFCファイトパスと契約でネット生配信もはじまり、勢いに乗っている。一時は北米進出にこだわるあまり失速していたものの、現在は本拠地である欧州を中心に戻し、勢いを増している。
 今大会は満を持して本拠地オランダで開催で3部構成。超目玉カードとしてヘビー級王座戦を組んできた。王者リコ・ヴァーホーベンが、ジャマール・ベン・サディックの挑戦を受けるこのカード。ヴァーホーベンは名実共にグローリーの絶対的エースであり、サディックは、2011年にヴァーホーベンに、更にエロール・ジマーマン、レミー・ボンヤスキーにも勝利した実績を持っている。しかし、その後、低迷し、その間にヴァーホーベンが王者になり、完全に追い抜いた形となった。しかし、サディックも復調し現在4連勝で遂に王座戦にたどり着いたのだった。試合は、1Rこそサディックが攻め込んで有利に試合をもっていったものの、ラウンドが進むにつれ、ヴァーホーベンがインサイドワークでペースを取り戻し、5Rに相手が疲れたのを待って、パンチラッシュ。サディックをコーナーに追い詰めてのラッシュでヴァーホーベンがKO勝利となり、会場は総立ち、王座防衛を果たした。
 またミドル級王座戦も組まれ、王者アレックス・ペレイラがユースリ・バウガリの挑戦を受けた。サイモン・マーカスを倒し王座に君臨するペレイラがロシアのバウガリを迎え撃つというブラジルとロシアの宿命対決となった。こちらは豪快なハイキックでペレイラがKO勝ちして王座防衛を果たした。
 更に、あの悪童バダ・ハリが2018年3月に復帰戦を行う事も発表された。

■ GLORY 49 & REDEMPTION
日時:2017年12月09日(現地時間)
会場:オランダ・ロッテルダム

GLORY: REDEMPTION
<ヘビー級王座タイトルマッチ>
〇リコ・ヴァーホーベン(オランダ/王者)
 5R 1分10秒 KO
●ジャマール・ベン・サディック(モロッコ/ベルギー)

<ライトヘビー級>
〇ダンヨ・イルンガ(ドイツ)
 3R 2分26秒 KO
●マイケル・ドゥット(オランダ)

<フェザー級>
〇ベイリー・サグダン(英国)
 判定 5-0
●ジョン・チョンロン(中国)

<フェザー級王座泰一挑戦者決定戦>
〇ペッパノムルン・ゲッムーガオ(タイ)
 3R 4分9秒 KO
●ザカリア・ゾウガリー(オランダ)

スーパーファイトシリーズ
<ミドル級王座タイトルマッチ>
〇アレックス・ペレイラ(ブラジル/王者)
 3R 1分54秒 TKO
●ユースリ・バウガリ(チュニジア/オランダ)

<ウェルター級>
〇アリム・ナビエフ(アゼルバイジャン)
 判定 5-0
●ニキー・ホルツケン(オランダ)

<ヘビー級>
〇ダンジェロ・マーシャル(キュラソー)
 判定 5-0
●イスマエル・ロント(オランダ/スリナム)

<ヘビー級>
〇アンデウソン・シウバ(ブラジル)
 判定 5-0
●ブライアン・ドゥウェス(オランダ)

<ウェルター級>
〇アイファン・ダネンバーグ(オランダ・アルバ)
 判定 5-0
●ジェイミーベイツ(英国)

GLORY 49 Rotterdam
<ライト級コンテンダートーナメント決勝>
〇ストヤン・コプリブレンスキー(ブルガリア)
 判定 5-0
●ティジャニ・ベスタティ(モロッコ)

<ライト級>
〇クリスチャン・バヤ(ドイツ/アンゴラ)
 1R 1分26秒 KO
●サモ・ペティ(スロベニア)

<ウェルター級>
〇オマル・モレノ(米国)
 判定 5-0
●ワン・エンイン(中国)

<ライト級コンテンダートーナメント準決勝>
〇ストヤン・コプリブレンスキー(ブルガリア)
 1R 2分47秒 KO
●マイコル・ユルク(ブラジル)

<ライト級コンテンダートーナメント準決勝>
〇ティジャニ・ベスタティ(モロッコ)
 判定 5-0
●ニクラス・ラーセン(デンマーク)

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