2017年12月6日(水)に全国発売となる、“神童”那須川天心の自伝『覚醒』(クラーケン、定価1,389円+税)。
2017年1月にプロジェクトがスタートした本書は、幼少期から現在までの歩みに加えて、大ボリュームのプロ全試合振り返り(デビュー戦からRIZIN藤田大和戦まで)を収録。
かつて一緒にチャンピオンを目指していた下 丈一朗選手とのエピソードや、2016年大みそか開催のRIZINの舞台裏での桜井“マッハ”速人選手のアドバイスなど、これまで深く語られてこなかった内容もふんだんに盛り込まれている。
さらには両親、トレーナー陣、友人たちによる証言で、多角的に公私の素顔を公開。トレーニング方法から小学生時代にあったモテ期まで、ファン必見の内容だ。
取扱い書店はクラーケンの特設サイトで公開中(順次リスト更新)。那須川が試合解説とサイン会で参加する12月10日(日)開催の「KING OF KNOCK OUT 2017 両国国技館」でも、会場販売が決定。先着100名でサイン本(作成済みのもの)を販売する。
■那須川天心よりメッセージ
19歳で自伝が出ることになりました。まわりには「10代で自伝は早すぎだろ!」って散々言われましたけど(笑)。格闘技に関しては幼少期から濃密な生活を送ってきたので、僕は「本を出してもいいんじゃないかな」と思っていました。
特に読んでほしいのは、プロでの全試合振り返り。15歳でのRISEデビュー戦から、2017年10月のRIZIN藤田大和戦までを振り返っています。試合のことをよく覚えてない選手も多いんですけど、僕はしっかり展開まで覚えているタイプ。
KNOCK OUTのワンチャローン戦やRIZINのテレビ中継で僕のことを知った人も多いと思うので、ぜひ「覚醒」を読んでもらって、これまでどんな試合をしてきたかを知っていただけると嬉しいです。
本の中には、両親、伊藤会長、菅原トレーナー、岡本トレーナー、そして友人たちの証言も載っています。僕自身も初めて知ることがあり、驚いたり、感動したりしました。
特に岡本トレーナーの証言では、僕の第一印象や、「将来こうなってほしい」といった内容も書かれているんですけど、普段、顔を合わせていても改めてそういう話はしたことがないので「そんなことを思ってくれていたんだ」と。
『覚醒』は、格闘技ファンはもちろん、それ以外の人にも読んでもらいたいです。スポーツでも仕事でも、何かに本気で打ち込んでいる人に読んでもらえたら、共感してもらえる部分や刺激にしてもらえる部分があると思うので。
スポーツをやっている子供のお父さん、お母さんにも読んでもらいたいです。「こうやって鍛えて強くなった選手もいるんだ」と参考にしてもらえたら嬉しいです。
僕と父親のマンツーマンの特訓を真似するのは厳しいと思いますけど、本の中で父親が言っている「親が子供と一緒にスポーツをやると強くなる」というのは本当だと思いますね。
あと、やっぱり小中学生にも読んでもらいたいです。今、TEPPEN GYMは子供の会員が増えていますし、SNSで「天心君を見て子供がキックを始めました」というコメントもよくもらうので、そういう子供たちがこの本を読んでどんな感想を持つのかに興味があります。
大みそかのRIZINがより楽しみになると思うので、ぜひ『覚醒』を読んでみてください。(談)
■那須川天心『覚醒』特設サイト
■『覚醒』目次
第1章 誕生からプロデビューまで
天に心を持て/父親の運動神経と母親のメンタル/プレッシャーは感じない/近所の空手道場へ/受け継がなかったサッカーの才能/父親との特訓漬けの日々/打撃は急所だけ狙う/空手のライバル・南原選手/決勝戦の涙/空手からキックへの転向/平本蓮との出会い/楽しく強くなれた理由/TEAM TEPPENの誕生/4年制の高校へ進学/TARGETに所属/練習の質は納得感で決まる/15歳でプロデビュー
証言I 那須川弘幸・由美子夫妻
証言II 友達座談会
第2章 キックで世界制圧へ
【キック1戦目】vs 有松朝/【キック2戦目】vsアレクサンドロ・ヒデオ/【キック3戦目】vs 九島亮/【キック4戦目】vs キム・ジンミン/【キック5戦目】vs 藤本昌大/【キック6戦目】vs 村越優汰/【キック7戦目】vs 鈴木真彦/【キック8戦目】vs 小笠原裕典/【キック9戦目】vs 内藤大樹/【キック10戦目】vsマイク・アラモス/【キック11戦目】vsマノリス・カリシス/【キック12戦目】vs 宮元啓介/【キック13戦目】vsフレッド・コルデイロ
証言III 伊藤隆(TARGETジム会長/RISE代表)
証言IV 菅原勇介(TARGET本部代表/トレーナー)
第3章 キックとMMAの二刀流
【キック14戦目】vs タリック・トッツ/【キック15戦目】vs リン・ビン/【キック16戦目】vs 村越優汰/【キック17戦目】vs ワンチャローン・PK・センチャイジム/【MMA1戦目】vs ニキータ・サプン/【MMA2戦目】vs カウイカ・オリージョ/【キック18戦目】vs アムナット・ルエンロン/【MMA3戦目】vs フランシスコ・ギリオッティ/【キック19戦目】vs ライアン・シェーハン/【ミックスルール】vs 才賀紀左衛門/【キック20戦目】vs ウィサンレック・MEIBUKAI/【MMA4戦目】vs 藤田大和
証言V 岡本祐爾(TEPPEN GYMトレーナー)
最終章 これから
秒殺の極意/減量について/RISEの絶対王者として/後輩・ライバルとの交流/ビビり屋であること/格闘技を覚醒させる
※490円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’17年12月07日号鷹の爪新日G馬場新間寿PURE-JダイスケRISE巌流島JEWELS川村虹花
11月23日、トーキョードームシティホールで『RISE121』が開催され、那須川天心が体重オーバーでノンタイトル戦になってしまたイグナシオ・カプロンチにKO勝ち。Dead orAliveトーナメントは内藤大樹がMOMOTAROを延長4RでTKOして内藤大樹が優勝して、那須川天心への2年前BLADEでのリベンジを口にしている。12月31日のRIZNで那須川天心はキックルールでの4人トーナメントに出陣、準決勝の相手は公募で決まると発表された。
▼那須川天心KO勝利!DoAトーナメント内藤大樹が優勝~11・23RISE 121
Photo & Text by 塚本りこ w/編集部
・内藤大樹がMOMOTAROを延長4RでTKO~Dead or Alive優勝
・那須川天心が一回り大きなアルゼンチン王者を下し年末はキック戦へ
・韓国イ・チャンヒョンがSフェザー級新王者!野辺広大に3-0判定完封