[週刊ファイト11月16日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼[ファイトクラブ]PURE-JのJは情のJ。変わりゆく浅草の花やしき座大会
photo text by こもとめいこ♂
・PURE-J、11・8花やしき座大会詳報
・気がつけば、浅草は見知らぬ町並みに変貌していた
・亀有から遠征のPURE-Jこそが下町情緒を醸し出す
・一体感ゆえの難しさ、ライディーン鋼、変化への苦悩
ところも同じ花やしき座7・14での『J×Aドリームタッグトーナメント』で優勝できなかったことを理由に、KAZUKIとのタッグチーム『WANTED』解散を宣言されたのがライディーン鋼。
11・8、同所での第2試合後、再結成を求めたライディーン鋼にKAZUKIの返答は
「4ヶ月間で何が変わったんだ?顔にペイントしただけだろ」
とつれなかった。
内藤哲也が
「やってることは同じで、皆さんが掌返ししただけでしょう」
とよくいうが、マスクを被ったりペイントしたりといったちょっとした事で劇的に変化し、ブレークするのがプロレスラー。
この日のライディーン鋼の対戦相手は格下の高瀬みゆきだったが、フィニッシュの前にコーナーポストから脚を滑らせて危うく落下の危機。
本人もフィニッシュ直後に冴えない表情を浮かべたが、KAZUKIからしてみれば
「そういうところだ」
といいたいのであろう。
地主である浅草寺が地代の大幅な値上げを通告したことで仲見世が揺れているとのニュースがあった。
毎年エアライフルの射撃大会へ参加したり、愛用の手植え歯ブラシを買いに『藤本 虎』へ行ったりしているので、浅草は勝手知ったる街と思い込んでいたが、PURE-J花やしき大会に取材に行き、時間を潰す為に周囲を久しぶりで歩き回ると、既にいつの間にか浅草は筆者の知るそれとは趣を変えていたようだ。