ライアン・ベイダー王座防衛!Bellator185+LFA26

(C)Bellator

 11月3日(現地時間)にペンシルベニア州ユニバーシティパークで『Bellator 186: Bader vs. Vassell』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。そして、日本でもインターネットテレビ局「AbemaTV」(アベマ・ティーヴィー)と正式契約し、生放送も開始され盛り上がっている。
 今大会はUFCから鳴り物入りでベラトール移籍、いきなり王座挑戦でフィル・デイヴィスを破って新王者となったライアン・ベイダーのライトヘビー級王座防衛戦がメインで組まれた。挑戦者はリントン・ヴァッセルで、こちらも3連勝中、しかもエマニュエル・ニュートン、リアム・マクゲリーという元王者に勝利して波に乗っているリントン・ヴァッセルが抜擢された。下馬評では王者ベイダーが圧倒していたが、試合もその通りの展開となった。ベイダーがテイクダウンを奪いグランドで上をとってパウンド。1Rこそヴァッセルが立ちあがってしのいだが、2Rにはグランドで逃れられずベイダーのパウンドでレフェリーがストップ。ベイダーが完勝のTKO勝利で王座防衛となった。 また、そのベイダーに王座を奪われたデイヴィスは柔術世界王者としてMMA転向、10勝無敗のレオ・レイチと対戦。テイクダウンを奪うデイヴィスだが、レイチの足関節を警戒し、その後はスタンドでこつこつ当てる戦略に終始してデイヴィスが判定勝ちした。
 また会場にはUFC殿堂のホイス・グレイシーやロビー・ローラーも顔を見せていた。

■ Bellator 186: Bader vs. Vassell
日時:2017年11月3日(現地時間)
場所:アメリカ・ペンシルベニア州ユニバーシティパーク ブライス・ジョーダン・センター

<ライトヘビー級王座タイトルマッチ>
〇ライアン・ベイダー(米国/王者)
 2R 3分58秒 TKO
●リントン・ヴァッセル(英国/挑戦者)

<女子フライ級王座決定戦>
〇イリマレイ・マクファーレン(米国)
 5R 3分42秒 腕十字
●エミリー・ドゥコーティ(米国)

<ライトヘビー級>
〇フィル・デイヴィス(米国)
 判定 3-0
●リオ・レイチ(ブラジル)

<ミドル級>
〇エド・ルース(米国)
 2R 0分27秒 KO
●クリス・デンプシー(米国)

<ライト級>
〇サエッド・アワッド(米国)
 1R 1分7秒 TKO
●ザック・フリーマン(米国)


(C)LFA

 11月3日(現地時間)にテキサス州ヒューストンで『LFA 26: Odoms vs. Hughes』が開催された。
 このLFA(Legacy Fighting Alliance)は、アクセスTVで全米に生放送されていたレガシーFCとRFAが合併された新団体である。レガシーFCのミック・メイナード社長が2017年よりUFCのマッチメーカーに就任する事になり、それに伴い同じアクセスTVで生放送されていたRFAと合併となった。共に全米で生放送されていた為、北米中堅MMA団体でも注目度が高く、レガシーFC、RFA共に王者になるとUFCやベラトールというメジャー団体との契約出来る事が多い。更に日本のアベマTVでの放送もスタートし、日本でも知名度が上がっている。
 今大会ではヘビー級王座戦。王者は日本にもWFOFグローバルの大会に参戦し、元DEEPメガトン王者川口雄介をKOした事でも有名な“ブラックイーグル”リチャード・オドムスで、挑戦者は北米ローカル大会で実績を積んで、遂にレガシーFC初参戦となったジェフ・ヒューズだ。レガシーFCで王者になればUFCかベラトールとの契約の可能性が高まるが、オドムスは42歳という年齢もあり、インパクトのある勝ち方が望まれる。しかし、試合は、1Rにオドムスが打撃でヒューズからダウンを奪い圧倒するも、2R以降は、逆にヒューズにテイクダウンを奪われ上から責められるオドムス。そのまま判定となり、初回のダウン以後は挑戦者ヒューズに取られ、判定でヒューズが勝利。ヒューズが新王者に輝いた。

■ LFA 26: Odoms vs. Hughes
日時:2017年11月3日(現地時間)
会場:アメリカ・テキサス州ヒューストン アリーナシアター

<ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ジェフ・ヒューズ(米国/挑戦者)
 判定 3-0
●リチャード・オドムス(米国/王者)

<ミドル級>
○ラリー・クロウ(米国)
 判定 2-1
●ビラル・ウィリアムス(米国)

<フェザー級>
○チャールズ・チークス3世(米国)
 2R 4分04秒 腕十字
●ウェスティン・ウィルソン(米国)

<女子ストロー級>
○ニコーレ・カレアーリ(ブラジル)
 2R 3分56秒 TKO
●イツェル・エスキベル(米国)

<ヘビー級>
○ジュアン・アダムス(米国)
 1R 1分33秒 TKO
●ブライス・リタニコー(米国)

<ウェルター級>
○エイドリアン・ヤネズ(米国)
 判定 3-0
●トレント・ムークス(米国)

<ウェルター級>
○ジェイソン・ラングリア(米国)
 判定 3-0
●ニコラス・ゲイ(米国)


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