[週刊ファイト11月02日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼プロレス暗黒時代にエースを託された中邑真輔に本当の喜びはなかった
by 井上 譲二
最近、スポーツ紙など紙媒体をチェックしていて腹が立つことが1つある。WWEスーパースターズの一員である中邑真輔の記事が載っていなかったり扱いが小さいことだ。
ある意味、日本人レスラーのWWE入団は、プロ野球選手の米・大リーグと同じくらいハードルが高い。ましてや中邑は『レッスル・マニア』に次ぐビッグイベント、8・20『サマースラム』でWWE世界ヘビー級王座に挑戦している。
こうした中邑の快挙が正当に評価されていない気がするのだ。
しかし、私が今のファンに知ってもらいたいのは、新日時代の中邑はラッキーボーイでもシンデレラボーイでもなかったことである。