ベラトール184+ファイトナイツグローバル75+WFCA43!MMA3大会!

(C)Bellator

 10月6日(現地時間)にオクラホマ州タッカービルで『Bellator 184: Dantas vs. Caldwell』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。そして、日本でもインターネットテレビ局「AbemaTV」(アベマ・ティーヴィー)と正式契約し、毎大会、生放送も開始され盛り上がっている。
 今大会のメインではバンタム級王座戦が組まれた。王者エドゥアルド・ダンタスが挑戦者ダリオン・コールドウェルを迎えうった。下馬評では王者優位だったが、試合は全ラウンド、挑戦者コールドウェルが有利に進め、判定でコールドウェルが判定勝ち。見事に新王者に輝いた。
 また大会には、アメリカン・フットボールのスーパースターで、ストライクフォースでMMAデビューして連勝したハーシェル・ウォーカーも来場し、スコット・コーカーと共に試合を観戦した。

■ Bellator 184: Dantas vs. Caldwell
日時:2017年10月6日(現地時間)
会場:アメリカ・オクラホマ州タッカービル ウィンスター・ワールド・カジノ

<バンタム級王座タイトルマッチ>
○ダリオン・コールドウェル(米国/挑戦者)
 判定 3-0
●エドゥアルド・ダンタス(ブラジル/王者)

<フェザー級>
○エマニュエル・サンチェス(米国)
 3R 1分56秒 三角絞め
●ダニエル・ストラウス(米国)

<フェザー級>
○パット・カーラン(米国)
 判定 3-0
●ジョン・テイシェイラ(ブラジル)

<バンタム級>
○レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
 判定 3-0
●ジョー・タイマングロ(グアム)


(C)Fight Nights Global

 10月6日(現地時間)にロシア・サンクトペテルブルクで『Fight Nights Global 75: Chistyakov vs. Deak』が開催された。
 このファイトナイツグローバルはロシアを中心とした東欧で精力的に大会を行なっており、過去にはアンドレイ・アルロフスキーなど大物も参戦しているのだが、UFCファイトパスで生中継もされた為、一躍、世界の格闘技ファンに知れ渡った(欧州ではテレビ生中継は以前から)。更にあのエメリヤエンコ・ヒョードルが試合した事で更に注目度が増している。またメジャーになった事で、UFCファイトナイトと混同を避けるため、ユーロ・ファイトナイツと呼ばれる事も増えてきた。
 今大会のメインはバンタム級王座決定戦で、連勝中のトーマス・ディークとニキタ・チスチャコフで争われた。ディークはファイトナイツ育ちに対し、チスチャコフがM-1グローバルで実績を積んできた選手だ。試合はスタンド打撃の打ち合いを制したディークが、チスチャコフからダウンを奪うと、パウンド連打の猛攻。頭を抱えて防戦一方のチスチャコフを見てレフェリーがストップ。ディークがTKO勝利で、新王者に輝いた。
 また元WSOF戦士も参戦。WSOFで活躍したデリック・メイメンとファイトナイツのヘビー級エースとして外敵を迎えうち、ヴァレンタイン・オーフレイムにも勝利した実績のあるミハイル・モクナトキンと対戦。試合は終始、スタンド打撃の展開となりモクナトキンが判定勝利した。
 更に、同じくWSOFで活躍したタイソン・ナムも参戦し、リズヴァン・アブエフと対戦。試合は、ナムの右パンチ一発でアブエフが失神ダウン。ナムの衝撃的なKO勝利となった。

■ Fight Nights Global 75: Chistyakov vs. Deak
日時:2017年10月6日(現地時間)
場所:ロシア・サンクトペテルブルク

<バンタム級王座決定戦>
○トーマス・ディーク(スロバキア)
 1R 4分00秒 TKO
●ニキタ・チスチャコフ(ロシア) 

<ヘビー級>
○ミハイル・モクナトキン(ロシア)
 判定
●デリック・メイメン(アメリカ)

<フライ級>
○タイソン・ナム(アメリカ)
 1R 4分45秒 TKO
●リズヴァン・アブエフ(ロシア) 

<ライトヘビー級>
○アレクセイ・シドレンコ(ロシア)
 1R 3分10秒 TKO
●マリク・メラッド(フランス) 


(C)WFCA

 10月4日(現地時間)にロシア・グロズヌイで『WFCA 43 Grozny Battle』が開催された。
 このアフマット・ファイト・ショーはロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去にはあのバダ・ハリやザビット・サメドフ、カタリン・モロサヌなど大物キックボクサーが参戦している上に、MMAレジェンドであるギルバート・アイブル、リコ・ロドリゲス、トラビス・フルトンなども参戦していた。そして、現在はアフマット・ファイト・ショーから、更に世界的なMMA団体とする為、WFCA(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット)に大会名を変更して更に力を増している。
 今大会はウェルター級とフェザー級のトーナメント決勝が行われ、ウェルター級決勝戦はロシア人同士の対戦で、アブバガル・バガエフが判定勝ち。そしてフェザー級決勝戦は、ロシアのサルマン・ハマラダエフとブラジルのフェリペ・フロエスという露伯対決となり、僅差の判定でハマラダエフが勝利した。

■ WFCA 43 Grozny Battle
日時:2017年10月4日(現地時間)
場所:ロシア・グロズヌイ

<ウェルター級トーナメント決勝戦>
○アブバガル・バガエフ(ロシア)
 判定
●ベスラン・ウスクコフ(ロシア) 

<フェザー級トーナメント決勝戦>
○サルマン・ハマラダエフ(ロシア)
 判定
●フェリペ・フロエス(ブラジル) 

<ライトヘビー級>
○マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
 1R 1分09秒 TKO
●チェルソ・リカルド・ダ・シウバ(ブラジル) 

<ライト級>
○バウミール・ラザロ(ブラジル)
 判定
●キリル・スホムリノフ(ロシア) 


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