(C)GLORY
9月30日(現地時間)にオランダ・アムステルダムで『GLORY 45』が開催された。
K-1失速後、世界最大のキック団体となっているグローリーだが、最近は米テレビ局と長期契約、UFCファイトパスと契約でネット生配信もはじまり、勢いに乗っている。一時は北米進出にこだわるあまり失速していたものの、現在は本拠地である欧州を中心に戻し復活。更には中国進出も計画している。
今大会のメインはフェザー級王座戦で、王者ロビン・ファン・ロスマーレンがセルゲイ・アダムチュクの挑戦を受けた。グローリー保守本流と言えるロスマーレンだが、この試合を最後にMMA転向を示唆しており、結果によっては去就が大きく変わる重要な試合となっている。試合は僅差の判定でロスマーレンが勝利し、王座防衛を果たした。今後の去就が注目される。
またヘビー級戦も行われイッツ・ショウタイムのヘビー級王者だった古豪ヘスディ・ゲルゲスがクロアチアのムラデン・ブレストバッチと対戦した。試合はなんとブレストバッチが同じクロアチアの大先輩ミルコ・クロコップを彷彿させる左ハイキックで秒殺KO勝利。インパクトの大きい衝撃の勝利となった。
Mladen Brestovac pays homage once again to Cro-Cop with the headkick KO! #GLORY45 pic.twitter.com/O9hJqOftZz
— GLORY Kickboxing (@GLORY_WS) 2017年9月30日
またライトヘビー級王座挑戦者決定トーナメントはKO続出。決勝もマイケル・ドゥットがマニー・マンチャをパンチラッシュで12秒でKO勝利して挑戦権を獲得した。
Michael Duut is your #GLORY45 light heavyweight contender tournament champion! Congratulations! pic.twitter.com/KyZUktcqoZ
— GLORY Kickboxing (@GLORY_WS) 2017年9月30日
■ GLORY 45 Amsterdam
日時:2017年9月30日(現地時間)
場所:オランダ・アムステルダム
<フェザー級王座タイトルマッチ>
〇ロビン・ファン・ロスマーレン(フェザー級タイトルマッチ/王者)
判定 5-0
●セルゲイ・アダムチュク(ウクライナ/挑戦者)
<ライトヘビー級コンテンダートーナメント決勝>
〇マイケル・ドゥット(オランダ)
1R 0分12秒 KO
●マニー・マンチャ(米国)
<ヘビー級>
〇ムラデン・ブレストバッチ(クロアチア)
1R 0分37秒 KO
●ヘスディ・ゲルゲス(エジプト/オランダ)
<ライトヘビー級コンテンダートーナメント準決勝>
〇マニー・マンチャ(米国)
2R 1分22秒 TKO(怪我)
●イマッド・ハダー(モロッコ)
<ライトヘビー級コンテンダートーナメント準決勝>
〇マイケル・ドゥット(オランダ)
1R 0分36秒 KO
●ドラゴス・ズブコ(イタリア)
スーパーファイトシリーズ
<ミドル級>
〇ユースリ・バウガリ(チュニジア/オランダ)
1R 2分47秒ドクターストップ)
●ジェイソン・ウィルニス(オランダ)
<フェザー級>
〇ザカリア・ゾウガリー(オランダ)
判定 5-0
●マサロ・グランダー(オランダ)
<ライト級>
〇ティジャニ・ベスタティ(モロッコ)
判定 5-0
●ヨブンポン・シットモンチャイ(タイ)
<ウェルター級>
〇アイファン・ダネンバーグ(オランダ・アルバ)
2R 1分50秒 TKO
●ウェリントン・ウエガ(ブラジル)
<キャッチウェイト(73kg)>
〇ケルヴィン・ヘスリン(オランダ)
判定 5-0
●ストヤン・コプリブレンスキー(ブルガリア)
(C)Enfusion Live
9月30日(現地時間)にベルギー・アントワープで『Enfusion Live #54』が開催された。
エンフュージョンは欧州で精力的に活動するキックボクシング団体で、あのアンディ・サワーが主戦場にしていたり、リアリティ番組を放送したりと欧州では知名度が高い。
今大会のメインはブアカーオと同門であり、ムエタイ王者、クンルンファイト王者のスーパーボン・バンチャメークとK-1MAXで活躍、キシェンコ、ロスマーレンら錚々たる相手に勝利してきたモハメド・カマルが対戦。キック70キロ級裏最強決定戦という感じだ。地元欧州のカマルに大声援の中、試合はスタート。しかし敵地にも関わらずバンチャメークがムエタイらしくキック主体で試合を優位に進め判定勝ち。本場ムエタイの強さをキックでも証明した。
また、ヘビー級王座戦も組まれ、グローリーとエンフュージョンの2団体で活躍する王者ジャファー・ウィルニスがルイス・タヴァレスの挑戦を受けた。ウィルニスはあの肉弾魔人イスマエル・ラザールにも勝利した実績があるが、タヴァレスはエンフュージョンで連勝中。試合は、体格に勝るウィルニスの圧力でタヴァレスが下がりながら足を使って逃げる展開が続いたが、試合後半になりウィルニスのスタミナが切れて動きが鈍くなったのを見計らってタヴァレスがラッシュ。5Rにはウィルニスはスタンディングダウンも奪われ、判定でタヴァレスが勝利、新王者に輝いた。
■ Enfusion Live #54
日時:2017年9月30日(現地時間)
場所:ベルギー・アントワープ
<70kg 3分3R>
○スーパーボン・バンチャメーク(タイ)
判定
●モハメド・カマル(オランダ/モロッコ)
<Enfusion世界ヘビー級王者タイトルマッチ 3分5R>
○ルイス・タヴァレス(オランダ/カーボベルデ/挑戦者)
判定
●ジャファー・ウィルニス(オランダ/王者)
(C)All Star Fight
9月30日(現地時間)にタイ・バンコクで『All Star Fight 2』が開催された。
オールスターファイトは、2017年8月20日に第一回大会が行われた新興団体というか、ブアカーオがプロモーターで自身が母国タイで試合をする為に発足したようなキック団体。第一回大会ではブアカーオがフランスのアジズ・ハライとメインで対戦し、KO勝ちを収めている。
当然、今大会のメインもブアカーオで、今度はウクライナのセルゲイ・クリャバを迎え撃った。試合はブアカーオの強烈な肘打ち、キックなどが飛び出し、ブアカーオの判定勝ち。ムエタイの強さを母国で見せつけた。
■ All Star Fight 2
日時:2017年9月30日(現地時間)
場所:タイ・バンコク
<70kg ムエタイ 3分3R>
○ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
判定
●セルゲイ・クリャバ(ウクライナ)
<68kg ムエタイ 3分3R>
〇セッブーン・シッチェブーンタン(タイ)
判定
●アンドレイ・クレビン(ベラルーシ)
<65kg ムエタイ 3分3R>
〇パコーン・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
判定
●イゴール・リュブチェンコ(ウクライナ)
「All Star Fight 3」は12月10日フランス・パリ大会が予定されている。
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