―― 現在のコンディションはどうですか?
大谷 過去一番の仕上がりです。栄養管理もいつも以上にシビアにやっていたので減量も比較的楽にできました。
―― トーナメントに参戦するとなって、心境は?
大谷 REBELSのベルトを巻くことは上京する前からの夢だったので、最大のチャンスが来たなという感じです。
―― この試合に向けて、どのような練習を積んで来たか?
大谷 全体的なレベルアップを目指して練習してきました。質の高い練習ができたので、進化した姿を見せられると思います。
―― 対戦相手の良太郎について。
大谷 色黒筋肉質って感じで、フィジカルが強そうだなというイメージです。後は特にないです。
―― もう片方の組み合わせで勝ち上がってくるのはどちら?
大谷 サンタナ選手です。
―― またどちらとやりたいか?
大谷 決勝のことはまだあまり考えていないのですが、サンタナ選手とやったほうが盛り上がるんじゃないかと思います。
―― 普段の生活サイクルを教えてください。ex)朝5時に起きて、走る。6時半に会社へ行く。
大谷 普段の生活サイクルは秘密です(笑) 眠くなったら寝て、目が覚めたら起きてます。
―― キックを始めた理由は?
大谷 中学時代に格闘技ブームでPRIDEとかK-1が流行ってて、いつか自分も格闘技のリングに上がりたいと思って始めました。
―― 目標としている選手はいる?
大谷 アンデウソン・シウバです。自分も細身なので、細身でうまいところに憧れました。あと欠点があまりないところも魅力的です。
―― キックボクサーとしての目標は?
大谷 今はREBELSのベルトを巻くことです。KNOCK OUTやKunlun Fightに出たい気持ちもありますが、ひとつひとつ目標をクリアしていくタイプなのでベルトをとってから考えたいです。
―― 梅野vsスアレックの勝敗予想は?
大谷 梅野選手がテクニックで圧倒するんじゃないかと思います。ただスアレック選手も一発があるのでわからない。同じ日本人としては梅野選手に勝ってもらいたいです。
―― 会場にいるファンに向けて一言。
大谷 このトーナメントのダークホース的存在になって絶対にREBELSのベルトを巻きます。まずはこの試合のことだけを考えて必ず決勝に行くので応援よろしくお願いします。
○プロフィール
大谷 翔司
所 属:スクランブル渋谷
生年月日:1991年1月12日生まれ
出 身:愛媛県
身 長:178cm
戦 績:8戦5勝(2KO)3敗
○鈴木真治選手インタビュー
── もう試合5日前ですが、練習はまだまだ? ※9/1インタビュー
鈴木 いえ、もうそろそろ調整に入りだした感じですね。いつもの通り、いい感じで練習出来てますね。
── 1日の練習スケジュールを教えてほしいのですが?
鈴木 朝5時50分に起きて、40分くらい走ります。
── ペースはどんな感じですか?
鈴木 結構早めですね。息が上がる感じでずっと走ります。横浜は坂が多くて、なるべく平らなとこを走りたいと思って避けて走ってるんですが、なかなか無くて(笑)。
── えっ?避ける?普通は坂を選んで走るんじゃないですか(笑)?
鈴木 いや~僕、坂苦手なんですよ(笑)
── そうなんですか。でももしかしたら坂が体力増強にいい効果になってるかもしれませんね。走った後は会社へ?
鈴木 はい。7時に家を出て、15時過ぎに上がってジムに向かいます。ジムに16時過ぎについて、そこから19時くらいまで練習です。その後ジムで指導があるんですが、それは週3回ですね。
── 藤原ジム時代は指導するなんて事なかったと思いますが、フジマキックに来てどうですか?
鈴木 なかなか難しいなあと思っています(笑)。自分では分かっていても、それをいかに他人に分かりやすく伝えるのかが、すごく苦労しますね。でも本当に勉強になります。それから、色々な方とマスをするのですが、選手とはリズムが全く違う攻撃をしてきたりするので、凄く練習になりますね。
── 指導をすると、自分で技を理解するようになるから伸びるということは良く聞きますからね!さて、それでは試合の話に戻りますが、対戦相手の杉本選手についてはどんな印象を持ってますか?
鈴木 何試合か試合を見させてもらったんですが、若くて勢いがあるいい選手ですよね。やはり今WSRジムには、素晴らしい選手が沢山いるので、そういった選手達と切磋琢磨している事も杉本選手が強い要因なんではないかなと思ってます。
── 杉本選手のどんなところに注意しますか?
鈴木 やはり、潘選手を破った事による自信と勢いですね。そこには注意しています。
── 杉本選手はこないだの公開練習の時、パンチは鈴木選手より勝ってると言ってましたが?
鈴木 うーん、それはどうなんですかね?まあ、6日になればわかる事なんで、それまでのお楽しみって事にして頂いて……(苦笑)
── 逆に鈴木選手が杉本選手より勝ってると自分が思うところはどこですか?
鈴木 ローキックは勝ってると思います(キッパリ)。それからフィジカル的なものも自分が上だと思いますね。あとは経験。試合の経験は僕の方があるのではないかと考えてますね。
── な、なにか杉本選手がパンチは僕の方が上発言に対して、メラメラ燃えてるものを感じますね!
鈴木 いや、まあ、でも選手は全員そうだと思いますから。
── これは、かなりいい試合になる。杉本選手も噛み合ってお客さんが沸く試合になると言ってました。
鈴木 そうなんですか?勿論、僕もそれを望みます!!
── いやー本当に楽しみになってきました。その後に行われる梅野選手対スアレック選手は気になりますか?杉本選手に勝てば、スアレック選手とは11月のREBELSでタイトルマッチをやるわけですが。どちらが勝つとか聞かせてもらってもいいですか?
鈴木 勿論スアレック選手の試合を見たいと思ってますが、自分の状況次第ですかね……。どちらもいい選手なので、僕ごときが言うのはおこがましいですが、判定なら梅野選手、ダウンを奪ったりすればスアレック選手かなと思います。全く普通の意見ですいません!(汗)
── いえいえ、ありがとうございます!それでは最後に試合を見に来るファンの方へメッセージをお願いします。
鈴木 はい。僕なんかが言うのは生意気なんですが、メインの小笠原選手やセミの梅野選手の試合に負けないくらい熱く盛り上がる試合をしますので、是非見にきて応援してください!
○プロフィール
鈴木 真治
所 属:フジマキックムエタイジム
生年月日:1985年11月6日生まれ
出 身:宮城県
身 長:174cm
戦 績:35戦22勝(11KO)9敗4分
ピラオ・サンタナ選手インタビュー
―― 初日本はいかがでしたか?
サンタナ 良かったです。負けましたけど日本を訪問できて本当に良かったです。
―― 今のお気持ちは?
サンタナ レベルスの常連選手になりたいと深く決意している次第です(神妙)。
―― スアレック選手はいかがでしたか?
サンタナ いい選手でした。ガンガンやりあいました。ダウンを奪われ最後はレフェリーストップとなりました。完全KOされたわけじゃないのでまだ続けたかったです。なので、突然終わりとなってしまってリング上で取り乱してしまいました。マナート会長から態度が悪いと叱責されて(笑)。でもあれはやはり負けでした。レフェリーは間違っていません。
―― 今はもう気持ち面は大丈夫なのですか?
サンタナ 大丈夫です。映像の自分の姿を観てちょっと恥ずかしいです。初日本ということでかなり気合を入れていました。どうしても勝ちたい、勝たなければならない、そういう気持ちでした。それにタイ人に合わせると試合の流れを持って行かれるので自分の方からガツガツ行こうと決めていました。相手が一枚上手でしたね(苦笑)。もう少し頭を使ってやれば良かったなと思いますが、あれはあれでいい闘いだったと思っています。今回はもう少し考えてやりますよ。
―― あなたの前に出るその姿勢が山口会長の心を刺激したようです。倒しあいの姿勢が場内を一挙に熱くしました。セコンドも「サンタナ選手の気持ちの強さに感動しました」と驚いていましたよ。
サンタナ ははは。そうですか。そう言って頂けると嬉しいです。
―― 『負けたけれどサンタナの気持ちが熱いので即座にもう一度の起用を決めた』と山口会長は言っていました。
サンタナ 大変嬉しいです。期待に応えるよう激しい戦いを今回もしたいと思っています。
―― ところでレベルスはどうでしたか?
サンタナ 初日本なので僕はレベルスしか知りません。これまでのどの国の団体よりレベルスは最高でした。スタッフの人たちもパーフェクトでした。とにかく羽田への到着から羽田からの出発までの一週間の全てが僕にとっては最高でした。日本へ遠征経験のある選手全てが言っていることが実感として分かりました。日本は他国と全然違う。凄いです。別格です。レベルスは素晴らしいです。ずっと参戦したいです。
―― カポエラの先生なのにカポエラの技を出す前に試合が終えました。
サンタナ パンチ合戦で終わってしまいました(笑)。今回はそういう点も含めてスマートな闘いをしたいと思っています。やみくもに前に出るだけの形にはならないでしょうね。
―― 今回の試合への向けての調整は?
サンタナ スアレック選手に負けてオランダに戻ったわけです。そしたらすぐに再オファーが届いたので驚きました。日本は初戦で負ければ二度と呼んでもらえ無い、とマナート会長や周囲からも聞いていたからです。俺はもう日本とは縁が切れたなと諦めかけていたのでオファーには本当に驚きました。嬉しかったです。今回の津橋選手は長身なので距離を取ってくるだろう予測しています。練習相手は180cmほどの選手たちとスパーを繰り返しました。メジロだけでなくグローリージムに出稽古に行ってマラト・グレゴリアンともスパーを重ねました。マラトは強い。痛かったです(苦笑)。マナート会長とも対策を考えて調整もばっちりです。
―― 山口会長は『一つウエイトを落としたライト級の方が合うだろう』と考慮し今回のトーナメント起用を決めたそうです。前回は63.5kg。今回は61kgです。
サンタナ いろいろ配慮してもらってありがたいです。期待に応える闘いをします。前回以上に熱くそれでいてスマートな闘いをします。
―― 今回の意気込みを。
サンタナ 激しくクレバーな戦いで11月の決勝へ勝ちあがります。リングで熱く戦う僕を楽しみにしてください。前回とはまた違った僕の一面を見せます。カポエラも含めて。
―― レベルス関係者へ何かあれば。
サンタナ 再びお会いできることが楽しみです。あ、それと家内が妊娠しました。来年僕はパパになります。そんなこともあって今回は必ず勝利をもぎ取ります。
対戦カード・大会概要
▼小笠原瑛作「僕は、負けて強くなった。”負けキャラ”の希望になりたい」
▼梅野源治インタビュー「もう一度、本物が競い合うあの舞台へ」
▼[ファイトクラブ]メイ・ヤング・クラッシク配信~女子ガチAAAトリプレマニア~世紀の一戦メイマク~裏ネタ日本
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’17年09月07日号全日両国メイマク金商売トリプレマニアTAKAタイチ新日キック