13日、新日本プロレスのG1クライマックスは両国国技館で最終戦。Aブロック代表の内藤哲也とBブロック代表のケニー・オメガの間で優勝決定戦が行われた。
このG1で多用している、相手をロープに乗せておいてのネックブリーカー。そして、内藤がいつもと違う引き出しを開けてきた。トペに行くと見せかけてのロープワークからの腕枕寝そべりが恒例だが、内藤は本当にトペを見舞う。ケニーにかわされたものの、封印していたフィニッシュ技スターダスト・プレスも繰り出した。
クライマックスは、こちらのコーナー上での攻防だろう。雪崩式ブレーンバスター狙いの内藤の頭をケニーがDDTばりにコーナートップの金具に痛打させる。ダメージを負った内藤にケニーが雪崩式パワーボムを仕掛けた。これを空中で内藤が雪崩式フランケンに切り返すと、両国はお祭り騒ぎ。
終盤にはケニーの片翼の天使を、内藤が空中で変形デスティーノに切り返す。相手のフィニッシュを封じてタイミングを待った内藤、最後は正調デスティーノでケニーにトドメ。
G1を制覇した内藤は「4年前(のG1制覇)、あのときは正直なことを言えませんでした。ただし、今の俺なら、自信を持って、言える。この新日本プロレスの、主役は、俺だ」とマイク。確かに内藤は“あのとき”の微妙な空気を“内藤一色”というくらいに圧倒的な空気に変えていた。
なお、敗れたケニーは前夜と同じ“飯伏幸太との決勝”をイメージしたフェニックス柄の新コスチューム。引き上げた通路に飯伏が待ち受ける展開もあり、両者の交わりが注目される。
休憩前にはテーマ曲「TAKEOVER」が場内に響き、4・9オカダ・カズチカ戦後に長期欠場となっていた柴田勝頼がリングイン。得意のアグラを披露し、マイクを握る。「生きてます。以上!」何より自身の足取りで登場したことがファンを喜ばせた。
■新日本プロレス ローソンチケット Presents G1 CLIMAX 27
日時:2017年8月13日(日)15:00
場所:東京・両国国技館 観衆10,280人(札止め)
<第1試合>
●川人拓来
タイガーマスク
獣神サンダー・ライガー
KUSHIDA
6分06秒 ハイボールW⇒片エビ固め
TAKAみちのく
エル・デスペラード
タイチ
〇金丸義信
<第2試合>
●中西学
永田裕志
7分40秒 エイプシット⇒片エビ固め
〇タンガ・ロア
タマ・トンガ
<第3試合>
●デビッド・フィンレー
真壁刀義
6分33秒 カルマ⇒片エビ固め
〇YOSHI-HASHI
後藤洋央紀
<第4試合>
〇ジュース・ロビンソン
小島聡
天山広吉
7分18秒 パルプフリクション⇒片エビ固め
●チェーズ・オーエンズ
高橋裕二郎
バッドラック・ファレ
<第5試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合>
[挑戦者]
〇リコシェ
田口隆祐
15分13秒 シューティングスタープレス⇒片エビ固め
ニック・ジャクソン
●マット・ジャクソン
[第52代王者]
※チャンピオンチームが2度目の防衛に失敗。田口&リコシェ組が新チャンピオンとなる。
<第6試合 IWGPタッグ選手権試合>
[挑戦者]
●ハングマン・ペイジ
Cody
16分19秒 フォールアウト⇒エビ固め
ハンソン
〇レイモンド・ロウ
[第77代王者]
※チャンピオンチームが初防衛に成功
<第7試合>
マイケル・エルガン
飯伏幸太
●棚橋弘至
13分42秒 変形卍固め
飯塚高史
〇ザック・セイバーJr.
鈴木みのる
<第8試合>
●外道
矢野通
石井智宏
オカダ・カズチカ
10分32秒 D
〇高橋ヒロム
BUSHI
EVIL
SANADA
<第9試合 「G1 CLIMAX 27」優勝決定戦>
●ケニー・オメガ
34分35秒 デスティーノ⇒片エビ固め
〇内藤哲也
※内藤哲也が「G1」4年ぶり2度目の優勝
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