2強盤石! ケニー、天山へ余裕のプランチャ! 「強くてゴメン」オカダ完全優勝宣言!

 新日本プロレス『G1 CLIMAX 27』東海2連戦が7・30岐阜で終了した。夏休みの日曜日ということで館内に家族連れも目立つ連日の満員札止め。

 試合の方は、本来興行の目玉になるべき岐阜大垣出身の棚橋が第4試合のタッグに余裕の登場。飯伏の地元鹿児島での公式リーグ戦の前哨戦だったが、ヒートアップしてプロレス的にやりあうというよりは、お互いを確かめ合うようなファイトで、試合後にも何事か言葉を交わしてクリーンに別れたのが印象的。

 リーグ戦はEVILが矢野のハッピを被せて視界を奪うと金的を受けても逆襲のEVILで沈めて開始。

 続いて登場の鈴木みのるの後にいつもの様に続くエル・デスペラードを襲撃したタマ・トンガが「鈴木軍」の旗を奪う奇襲を見せる。
 鈴木も気付いて反撃すると場内で椅子をなぎ倒しての乱闘劇に発展。10分の試合時間のほとんどを場外でもみ合う昭和を思わせる乱戦だったが、カウント19でそろってリングインする辺りが現代風。
 最後は2発目のガンスタンを狙ったタマをスリーパーに捕らえた鈴木みのるがゴッチ式パイルドライバーで沈めた。
 勝敗はともかく、観客の飲み物を鈴木にかけて残りを呑み干し、同じく手荷物で殴打、解説のGKこと金澤氏の水をぶちまけるなど鈴木みのるに負けずに暴れて爪痕を残すファイトスタイルは普段のタマとはひと味違った狂乱ぶり。
 この辺はヒールユニット所属ながら大人しめのファレやYOSHI-HASHIにも期待されるところだろう。

 続いては、ケニー・オメガに勝った余勢で五分の星に戻したマイケル・エルガンと、同じく五分のSANADAの一戦。
 パワー全開のエルガンに対し、普段のタッグでは温存している多彩な技で対抗するSANADAが、ラウンディング・ボディプレスでフィニッシュを飾った。
 オカダ・カズチカとケニー・オメガの2強はさておき、存在感を見せつけるSANADAとEVIL。G1において、内藤に偏りがちなL.I.Jの底上げが図られたことで、次期シリーズ以後はIWGPタッグやシングルのベルトへの挑戦も視野に入ってきそうだ。

 そのツートップは、セミファイナルとメーンに続けて登場。
 ケニーは白星供給源となっている小島聡、オカダは膝を負傷中のジュース・ロビンソンが相手ということで、いつも以上に負ける要素は見当たらず。それだけにより組み立てが難しい試合になるのがプロレス。
 どうみても勝つ見込みのない相手に単に噛み合った試合をしてしまえば、ベルトの価値も自身の強さにも揺らぎが生じかねないからだ。
 
 そこでケニーは、あからさまに小島を見下すと、さらにセコンドの天山を無理矢理挑発して2対1を造り出す形に腐心。乱入された訳でもないのに場外の天山にダイブして無理矢理試合を組み立てる。
 小島のラリアート、コジコジカッター、CCDと技を受けきり、最後はVトリガーを連発して片翼の天使で締めた。
 
 続くメーンのオカダはジュースの膝をあえて攻めるも、入場時から愛知出身のオカダへのホーム感が漂う場内からは普段のようなブーイングは聴かれない。
「来い」「どうした」「立て」と挑発し、ジュースコールに乗せたパンチを引き出すと、最後は パルプフリクションをジャーマンで投げ捨てて、レインメーカーでトドメを刺した、
 試合後のマイクでは福島に続いて「強くってゴメンナサイ〜」と客席を煽り、外道の「カネの雨が降るぞ」で締めた。
  
 地方でも盤石の印象を遺した新日本プロレス、次戦は鹿児島。メーンの飯伏対棚橋で、棚橋が勝てば独走状態に、飯伏が勝てば首の皮一枚つながる。混戦のAブロックの方向性が決まるだけに見逃せない一戦となる。  
 
■ ローソンチケット Presents G1 CLIMAX 27
日時:7月30日(日) 15:00開場 16:30開始
会場:岐阜・岐阜産業会館
会場:2452人(札止め)

<第1試合 20分1本勝負>
●八木哲大 北村克哉 デビット・フィンレー
 5分45秒  パッケージドライバー⇒片エビ固め
〇チェーズ・オーエンズ 高橋裕二郎 バッドラック・ファレ
 
<第2試合 20分1本勝負>
●海野翔太 真壁刀義
 7分23秒  ヌメロ・ドス
〇エル・デスペラード ザック・セイバーJr.

<第3試合 20分1本勝負>
●岡倫之 永田裕志
 7分6秒  バタフライロック※ギブアップ
〇YOSHI-HASHI 石井智宏

<第4試合 20分1本勝負>
〇田口隆祐 棚橋弘至
 8分50秒  オーマイ&ガーアンクル※ギブアップ
●川人拓来 飯伏幸太

第5試合 20分1本勝負
●外道 後藤洋央紀
 8分24秒  D(三角締め)※ギブアップ
〇高橋ヒロム 内藤哲也

<第6試合 30分1本勝負 『G1 CLIMAX 27』Bブロック公式戦>
(1勝4敗=2点)
●矢野通
 1分33秒  EVIL⇒片エビ固め
〇“キング・オブ・ダークネス”EVIL
(4勝1敗=8点)

<第7試合 30分1本勝負 『G1 CLIMAX 27』Bブロック公式戦>
(3勝2敗=6点)
〇鈴木みのる
 10分29秒  ゴッチ式パイルドライバー⇒体固め
●タマ・トンガ
(2勝3敗=4点)

<第8試合 30分1本勝負 『G1 CLIMAX 27』Bブロック公式戦>
(2勝3敗=4点)
●マイケル・エルガン
 15分6秒  ラウンディング・ボディプレス⇒体固め
〇SANADA
(3勝2敗=6点)

<第9試合 30分1本勝負 『G1 CLIMAX 27』Bブロック公式戦>
(4勝1敗=8点)
●小島聡
 16分42秒 片翼の天使⇒片エビ固め
〇ケニー・オメガ
(4勝1敗=8点)

<第10試合 30分1本勝負 『G1 CLIMAX 27』Bブロック公式戦>
(1勝4敗=2点)
●ジュース・ロビンソン
 20分29秒 レインメーカー⇒片エビ固め
〇オカダ・カズチカ
(5勝0敗=10点)


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