リチャード・オドムスが新王者!LFA15+プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ発足第一弾大会!

(C)LFA

 6月30日(現地時間)にオクラホマ州ショーニーで『LFA 15: Odoms vs. Vanderaa』が開催された。
 このLFA(Legacy Fighting Alliance)は、アクセスTVで全米に生放送されていたレガシーFCとRFAが合併された新団体である。レガシーFCのミック・メイナード社長が2017年よりUFCのマッチメーカーに就任する事になり、それに伴い同じアクセスTVで生放送されていたRFAと合併となった。共に全米で生放送されていた為、北米中堅MMA団体でも注目度が高く、レガシーFC、RFA共に王者になるとUFCやベラトールというメジャー団体との契約出来る事が多い。更に日本のアベマTVでの放送もスタートし、日本でも知名度が上がっている。
 今大会では遂に初代ヘビー級王座決定戦が行われた。日本にもWFOFグローバルの大会に参戦し、元DEEPメガトン王者川口雄介をKOした事でも有名な“ブラックイーグル”リチャード・オドムスとMMA5戦全勝のジャレッド・ヴァンデラで争われた。試合は5ラウンドまでもつれ込む熱戦となるも、最後はオドムスがキムラでジャレッド・ヴァンデラを仕留めて一本勝ち。42歳というベテランが意地を見せ、新王者輝いた。

■ LFA 15: Odoms vs. Vanderaa
日時:2017年6月30日(現地時間)
場所:アメリカ・オクラホマ州ショーニー

<LFAヘビー級王座決定戦/5分5R>
○リチャード・オドムス(米国)
 5R 2分45秒 キムラ
●ジャレッド・ヴァンデラ(米国)

<ミドル級/5分3R>
○クリス・ハリス(米国)
 判定 3-0
●コルテズ・コールマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
○ブレイドン・スミス(米国)
 1R 2分11秒 だーすチョーク
●マニー・メラズ(米国)

<ライト級/5分3R>
○ダン・モレット(米国)
 3R 4分59秒 肩固め
●デリック・アドキンス(米国)

<バンタム級/5分3R>
○テイラー・シン(米国)
 判定 2-1
●ケンドール・キャナハン(米国)

<フェザー級/5分3R>
○ジャスティン・レイダー(米国)
 判定 3-0
●エマニュエル・リヴェラ(米国)

<ミドル級/5分3R>
○シビウィケン・オンエネゲシャ(米国)
 1R 3分40秒 TKO
●スティーブン・スコッチ(米国)


(C)PFL

 6月30日(現地時間)にフロリダ州デイトナで『Professional Fighters League: Daytona』が開催された。
 UFC、ベラトールに次ぐ全米第三のメジャーMMA団体として定期的に大会を開催していたWSOFが、投資グループに買収され、大会名をプロフェッショナル・ファイターズ・リーグとして再スタートを切る事になった。今大会はその第一回大会となる。今後リーグ戦を行うなど計画は発表されているが、この第一弾は敢えて試合数を4試合とし、試合数を増やして観客を拘束する現在の時流を無視した点も高く評価できる。
 メインでは、WSOFウェルター級王者として君臨したジョン・フィッチと、階級を上げてきたブライアン・フォスターが一騎打ちを行った。フェッチはUFCリリース後、WSOFに参戦し、同じ様にリリースされたユーシン・オカミやジェイク・シールズに勝利しWSOF絶対王者として君臨している。本来は階級下のフォスターがどこまで食い下がるかが注目された。試合は、下馬評通り、フィッチが完勝。フォスターも打撃で追い詰め見せ場を作ったものの、竿後はフィッチがブルドックチョークでフォスターを仕留めて一本勝ちして新体制でも自分がエースであると、その実力を見せつけた。

■ Professional Fighters League: Daytona
日時:2017年6月30日
場所:アメリカ・フロリダ州デイトナ

<ライト級/5分3R>
○ハーマン・トラド(米国)
 判定 2-1
●ジョアォン・セフェリーノ(ブラジル)

<ウェルター級/5分5R>
○ジョン・フィッチ(米国)
 2R 3分12秒 ブルドックチョーク
●ブライアン・フォスター(米国)

<ライト級/5分3R>
○ジェイソン・ハイ(米国)
 判定 3-0
●カロス・フォドー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
○ホニー・マルクス(ブラジル)
 判定 3-0
●スメリーニョ・ラマ(カナダ)

【海外情報の決定版!UFC実況解説者、稲垣 收】
▼paypal電子書籍ジャーナル毎週_金曜!銀行振込み対応!999円ファイトクラブ会員主要記事読めます
※開くごとに毎回パスワードを入れる必要ありますが、資料PDFとして手元スマホやパソコンに永久保存が可能な電子書籍になりました。

※440円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)

’17年06月29日号ポーゴ訃報スターダム新日猪木闇ラウェイ日本KnockOut町田光


▼ベラトールMSG侵攻直前! ヒョードルが見せた知られざる素顔と格闘技・百花繚乱
 by 稲垣 收
・ヒョードルに4人の娘! 末っ子はなんと……
・自分が“史上最高の格闘家”だなどと思ったことは一度もない
・最も記憶に残っている2つの試合とは?
・復帰のために、ロシア連邦スポーツ省を退職し、すべてを賭けた
 稲垣收の海外情報~先週末は土曜にKNOCK OUT、日曜にK-1さいたまスーパーアリーナ大会があり、シンガポールではUFCで元女子バンタム級王者ホーリー・ホルムが“必殺”左ハイでKO復活するなど、盛りだくさんの格闘技ウィークエンドだった。今週末も注目大会が続く。
 ベラトールがNY初進出してマジソン・スクエア・ガーデン大会を行い、ヒョードルとヴァンダレイ・シウバらかつてのPRIDE王者たちが参戦。また、UFCオクラホマ・シティー大会ではミドル級に階級を上げた元ウェルター級王者ジョニー・ヘンドリックスが、岡見勇信をKOしたティム・ボーシュと対戦、元二階級王者のBJペンはデニス・シヴァーと激突する。特に注目なのは、NY進出を目前にヒョードルが語った知られざる事実だ。