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6月30日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
今大会のメインは何らかの王座を持っているものだけが参戦出来るカンペオン・ウニベルサル2017の予選Aブロックが行われた。日本ではメキシコのG1グランプリと言われている無差別級トーナメントでCMLL最強を決めるものだ。そして今年はその前に、ボビー・ボナレス杯の表彰があった。ボビー・ボナレスはルチャリブレ創世記の主力選手でアメリカン・フットボール上がりでNWA世界ウェルター級王者に君臨したスペル・エストレージャだ。エル・サントより一つ前の世代で伝説となっている。そして栄えあるボビー・ボナレス杯は、男子がボラドールJr.、女子はマルセラが選ばれたのだった。そしてカンペオン・ウニベルサル2017予選は、ボラドールJr.、ドラゴンリー、アンヘル・デ・オロ、バリエンテ、ネグロ・カサス、ショッカー、ルシフェルノ、エチセロで争われ、勝ちあがったのは、本命ボラドールJr.とベテランのルード、ネグロ・カサスだった。試合は熱戦となるも、最後はボラドールJr.がウラカンラナでフォールを奪い、ボラドールJr.が勝利。決勝へコマを進めた。
セミファイナルではルーシュ、ピエローのロス・インゴベルナブレスがミステリオッソJr.と組んで、エル・テリブレ、レイ・ブカネロ、バンジェリスと対戦。バンジェリスは元々、インゴベルナブレス入りをアピールしたものの、拒否された上にリンチされ、それによってピエローと抗争が勃発。遂にカベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)が決定したが、その前哨戦という事となった。試合はいつも通り、インゴベルナブレスが試合前から襲いかかり反則暴走で1本目は反則負け。続く2本目はバンジェリスの逆襲で、レフェリーの隙をついて反則のローブローをピエローに決めてフォール勝ち。インゴベルナブレスはまさかにストレート負けとなってしまった。
■ CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦
日時:2017年6月30日(現地時間)
場所:メキシコ・アレナメヒコ
<カンペオン・ウニベルサル&ボビー・ボナレス杯予選>
○ボラドールJr.
ピンフォール
●ネグロ・カサス
ドラゴンリー、アンヘル・デ・オロ、バリエンテ、ショッカー、ルシフェルノ、エチセロ
<6人タッグマッチ>
○エル・テリブレ、レイ・ブカネロ、バンジェリス
2-0
●ルーシュ、ピエロー、ミステリオッソJr.
<6人タッグマッチ>
○サム・アドニス、メフィスト、ドラゴン・ロホ
2-1
●アトランティス、ブルー・パンテル、ソベラノ
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by 稲垣 收
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・最も記憶に残っている2つの試合とは?
・復帰のために、ロシア連邦スポーツ省を退職し、すべてを賭けた
稲垣收の海外情報~先週末は土曜にKNOCK OUT、日曜にK-1さいたまスーパーアリーナ大会があり、シンガポールではUFCで元女子バンタム級王者ホーリー・ホルムが“必殺”左ハイでKO復活するなど、盛りだくさんの格闘技ウィークエンドだった。今週末も注目大会が続く。
ベラトールがNY初進出してマジソン・スクエア・ガーデン大会を行い、ヒョードルとヴァンダレイ・シウバらかつてのPRIDE王者たちが参戦。また、UFCオクラホマ・シティー大会ではミドル級に階級を上げた元ウェルター級王者ジョニー・ヘンドリックスが、岡見勇信をKOしたティム・ボーシュと対戦、元二階級王者のBJペンはデニス・シヴァーと激突する。特に注目なのは、NY進出を目前にヒョードルが語った知られざる事実だ。