ケビン・リーが一本勝ち!UFCファイトナイト・オクラホマシティ



By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images

 6月25日(現地時間)にオクラホマ州オクラホマシティで『UFC Fight Night 112: Chiesa vs. Lee』が開催された。
 メインイベントでは、ライト級ランキング7位のマイケル・キエーザ(アメリカ14勝2敗)が同級ランキング12位のケビン・リー(アメリカ15勝2敗)と対戦した。現在、キエーザは3連勝、リーが4連勝とライト級で躍進を続ける2選手にとっては一気にランキングを駆け上がり、タイトルマッチの挑戦権を得るためにも重要な対戦となる。5月に行われた記者会見に出席したリーは名だたるファイターたちの中でもただ一人、サングラスにバンダナ、胸が大きくはだけたド派手なシャツにネックレスという、まるで一昔前の悪役プロレスラーのような分かりやすい出(い)で立ちで登場し、「何週間練習をしても、キエーザはオレにはかなわない。勝ち目のない試合をよく引き受けたものだと思うよ。ヤツに勝ち目があるとすれば、オレがヘマをやらかした時くらいだろ。この大会を背負っているのはオレだ。キエーザがメインイベントに立てるのはこのオレのおかげなんだ。この試合のあとには、ヤツはまた前座に戻る。オレとしてはキエーザが試合に出てくることだけを祈る。だって、ヤツのママもチケットを買っているんだぜ」とキエーザを挑発。激昂したキエーザをリーが殴ったことで両者退場の騒動に発展しており、会見後にはキエーザが「騒がせたことは謝る。ただ、選手がトラッシュトークをしたり、試合をプロモートしたりするのはいいと思うけど、母親のことを持ち出すのは一線を越えている。幸い、もうすぐ俺たちは試合で再会するから、必ずリベンジしてやる。あれがヤツのパンチの威力なら、試合でヤツはひどい目に遭うことになるだろう」とコメントし、冷静ながら、この因縁の対決での勝利を約束した。

 試合は1ラウンド残り時間2分30秒でリーがキエーザの背後に回り込み、ボディトライアングルでキエーザを固めながら左右のパウンドを振り下ろすと、さらに残り時間30秒を切って、もがき続けるキエーザの首にリーが右腕を巻き付けて締め上げた。キエーザは相手のクラッチを壊そうと一瞬その左手を泳がせたが、これをキエーザのタップと判断したレフェリーが試合終了を宣告し、1ラウンド4分37秒でリーがサブミッション勝利を収めた。しかし、レフェリーがストップした際にタップも失神もしていなかったと主張するキエーザが試合終了直後に猛抗議を行う後味の悪い結末となった。

リーの試合後のコメント
「俺が危ないシーンなんてなかった、もう一度やりたいならそれだって問題ない。レフェリーがストップしたから技を解いたのさ。別にタップも何も感じなかったけど」

キエーザの試合後のコメント
「相手のヒジをずらして逃げ出そうとしていたところだったんだ。ケビン、12月にデトロイトに乗り込んでやる。リマッチしようじゃないか」

 また、かつてライト級とウェルター級で王者に輝いた経歴を持ち、現役ながらすでに殿堂入りも果たしているB.J.ペン(16勝11敗2分)が今年1月に敗れたヤイール・ロドリゲス戦以来となる試合に臨み、デニス・シヴァー(ロシア 22勝11敗1NC)と拳を合わせた。試合は圧倒的な運動量を誇るシヴァーが全ラウンドを通じてアタックを繰り出し、2対0の判定でシヴァーが白星を挙げた。加えて、元ウェルター級王者でミドル級に転向したジョニー・ヘンドリックス(アメリカ 18勝6敗)はティム・ボーシュ(アメリカ 20勝11敗)と対戦した。前日の計量に失敗したヘンドリックスは試合でも2ラウンドにボーシュのハイキックを受けると、そこからボーシュのたたみかける攻撃に崩れ落ち、2ラウンド46秒でTKO負けを喫した。

大会や選手の詳しい情報などは、UFC 公式サイトへ
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■ UFC Fight Night 112: Chiesa vs. Lee
日時:2017年6月25日
場所:アメリカ・オクラホマ州オクラホマシティ

<ライト級/5分5R>
○ケビン・リー(米国)
 1R 4分37秒 リアネイキドチョーク
●マイケル・キエーサ(米国)

<キャッチウェイト(188ポンド)/5分3R>
○ティム・ボッシュ(米国)
 2R 0分46秒 TKO
●ジョニー・ヘンドリックス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
○フェリス・ヘリッグ(米国)
 判定 3-0
●ジャスティン・キッシュ(ロシア/米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
○ドミニク・レイエス(米国)
 1R 0分29秒 TKO
●ヨアキム・クリステンセン(デンマーク)

<ウェルター級/5分3R>
○ティム・ミーンズ(米国)
 判定 3-0
●アレックス・ガルシア(カナダ/ドミニカ共和国)

<フェザー級/5分3R>
○デニス・シヴァー(ドイツ/ロシア)
 判定 2-0
●BJ・ペン(米国) 

プレミアムカード
<ライト級/5分3R>
○クレイ・グイダ(米国)
 判定 3-0
●エリック・コク(米国)

<ミドル級/5分3R>
○マーヴィン・ヴェットーリ(イタリア)
 判定 3-0
●ヴィトー・ミランダ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
○カーラ・エスパルザ(米国)
 判定 3-0
●マリナ・モロズ(ウクライナ)

<ライト級/5分3R>
○ダレル・ホーチャー(米国)
 判定 2-1
●デビン・パウエル(米国)

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▼ベラトールMSG上陸直前! ヒョードルが見せた知られざる素顔と格闘技・百花繚乱
 by 稲垣 收
・ヒョードルに4人の娘! 末っ子はなんと……
・自分が“史上最高の格闘家”だなどと思ったことは一度もない
・最も記憶に残っている2つの試合とは?
・復帰のために、ロシア連邦スポーツ省を退職し、すべてを賭けた
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 ベラトールがNY初進出してマジソン・スクエア・ガーデン大会を行い、ヒョードルとヴァンダレイ・シウバらかつてのPRIDE王者たちが参戦。また、UFCオクラホマ・シティー大会ではミドル級に階級を上げた元ウェルター級王者ジョニー・ヘンドリックスが、岡見勇信をKOしたティム・ボーシュと対戦、元二階級王者のBJペンはデニス・シヴァーと激突する。特に注目なのは、NY進出を目前にヒョードルが語った知られざる事実だ。