BUSHI、虎の子のベルト死守で、L.I.Jファンの溜飲を下げる! 新日プロ6・20後楽園。

 新日本プロレス6・20後楽園大会が行われ、第5試合では棚橋のパートナーとして抜擢された川人がL.I.Jの内藤、ヒロム組と対戦。
 川人がリングインと同時にトップロープからドロップキックでヒロムを急襲してゴング。リング下に落としたヒロムに続いて内藤にも一気にラッシュをかけ、館内は大川人コールに。
 一方、大阪城ホールでそれぞれがベルトを手放したL.I.J側は守勢に回る展開で、客席からの声援も川人への判官贔屓で消えがち。
 特に内藤は精彩を欠く動きが目立った。
 最期はヒロムが逆エビで川人を振り切ったが、必殺のTIME BOMBを温存したのはせめてもの意地か。

 セミファイナルは来週、6・26NEVER無差別級選手権試合を闘う鈴木みのる、YOSHI-HASHIを含む鈴木軍対ケイオスの6人タッグ。
 Tシャツを着たまま鈴木を襲ったYOSHI-HASHIに声援が集中する展開で、オカダはバックアップに回る。
 最期は、2年連続のG1出場となり、乗ってるYOSHI-HASHIがタイチをバタフライロック
葬。さらに返す刀で鈴木に決め、ヤングライオンが救出する珍しいシーンが勃発。収まらない鈴木は椅子を放り投げるも時既に遅し。

 メーンイベントNEVER6人タッグ選手権試合は、王者組L.I.Jにタグチジャパンが挑んだ。
 すっかりL.I.Jを凌ごうかという声援を受けるまでに浸透したタグチジャパンは、試合前の控え室からの映像でやっていたピッチング練習を伏線に、KUSHIDAが投球フォームでジュースがキャノンボールとなって跳び、レフェリーが思わず右手を挙げるネタを仕込んで会場を沸かせる。
 さらに田口監督がヒップアタックを連発し、終始押し気味の展開に。
 最後はG1初出場が決定したジュースと、昨年に続いて出場となったSANADAが、リーグ戦の前哨戦とばかりにパルプフリクションとSkull Endの攻防を展開。
 SANADAがジュースを振り切って、L.I.Jの虎の子の王座を防衛した。
 試合後は痛めつけられるKUSHIDAを田口監督が救出して毒霧を浴びて2人ともダウン。
 マイクを持ったBUSHIが「タイトルマッチ前まで海外に行ってるらしいな」と、KUSHIDAの痛いところを口撃。 そして
「俺は、お前に負けない。エンセリオ! マ・ジ・で! 」
と、合唱で締め、1週間ぶりにL.I.Jファンの溜飲を下げて締めくくった。

 また、第4試合終了後には全19大会で開催となる今年の『G1』はメンバーを発表。概ね無難なメンバーが登場する中、やはり館内が湧いたのは内藤。そして初出場のザックセイバーJrとジュース・ロビンソンに続いて飯伏幸太が発表されるとどよめきに続いて1番の盛り上がりとなった。

『G1 CLIMAX 27』出場メンバー

・棚橋弘至 16年連続 16回目の出場(2007年・2015年優勝)
・真壁刀義 14年連続 14回目の出場(※2009年優勝)
・マイケル・エルガン 3年連続 3回目の出場
・オカダ・カズチカ 6年連続 6回目の出場(2012年&2014年優勝)
・後藤洋央紀10年連続 10回目の出場(※2008年優勝)
・石井智宏 5年連続 5回目の出場
・矢野通 11年連続 12回目の出場
・YOSHI-HASHI 2年連続 2回目の出場
・ケニー・オメガ 2年連続 2回目の出場(※2016年優勝) 
・バッドラック・ファレ4年連続 4回目の出場 
・タマ・トンガ 2年連続  回目の出場
・内藤哲也 8年連続 8回目の出場(※2013年優勝)
・SANADA 2年連続 2回目の出場
・“キング・オブ・ダークネス”EVIL 2年連続 2回目の出場
・小島聡 8年連続 16回目の出場(※2010年優勝)
・永田裕志 19年連続 19回目の出場(※2001年優勝)
・ジュース・ロビンソン 初出場
・鈴木みのる 3年ぶり 7回目の出場
・ザック・セイバーJr. 初出場
・飯伏幸太 2年ぶり 3回目の出場

・6・26後楽園ホール大会にて、「A・Bブロック分け」を発表
・6・27後楽園ホール大会にて、「各大会・公式戦」を発表

■ KIZUNA ROAD 2017
日時:6月20日(火) 17:30開場 18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1258人

 岡はLIONS GATEの小島戦勝利でG1下克上があればビッグサプライズだが…
<第1試合 10分1本勝負>
〇岡倫之
 5分43秒 逆エビ固め
●八木哲大


 海野コールもデスペラードが一蹴。
<第2試合 20分1本勝負>
●海野翔太 タイガーマスク 獣神サンダー・ライガー 
 7分24秒 ヌメロ・ドス
TAKAみちのく 〇エル・デスペラード 金丸義信

スピアーやラリアートに往時のキレは感じられない中西が、北村と組むと俄然活きてみえる。本誌推奨の北村のG1出場が見送られたのは残念。
<第3試合 20分1本勝負>
〇デビット・フィンレー 永田裕志
 8分39秒 バックドロップ・ホールド
●北村克哉 中西学

本間を病院送りにしたグリーンキラーの真壁への仕掛けは未遂に。

矢野のコピー殺法が天山を襲う。

<第4試合 20分1本勝負>
小島聡 天山広吉 〇真壁刀義
 8分44秒 キングコング・ニードロップ⇒片エビ固め
●邪道 矢野通 石井智宏


内藤の「トランキーロ」は試合前に帽子を投げるフリの一度のみ。


L.I.Jを屈辱の沼に沈めたテキサスクローバーを仕掛けられそうになったヒロムは大騒ぎで逃れる。


敗れた川人に何やら話しかけるヒロム。L.I.Jへの勧誘はあるか?

<第5試合 30分1本勝負>
●川人拓来 棚橋弘至
 9分21秒 逆エビ固め
〇高橋ヒロム 内藤哲也


奇襲から鈴木を攻めるYOSHI-HASHI。

肩へのテーピングが痛々しい後藤をいたぶる鈴木。

<第6試合 30分1本勝負>
〇YOSHI-HASHI 後藤洋央紀 オカダ・カズチカ
 15分58秒 バタフライロック
●タイチ デイビーボーイ・スミスJr. 鈴木みのる



合体のヒップアタック。

<第7試合 60分1本勝負 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合>
[第13代王者組]
BUSHI  “キング・オブ・ダークネス”EVIL 〇SANADA
 15分46秒  Skull End
KUSHIDA ●ジュース・ロビンソン 田口隆祐
[王者組 2度目の防衛に成功]


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