ヴィタリー・ミナコフがTKO勝利!ファイトナイツ68+ケージ・ウォリアーズ84

(C)Fight Nights Global

 6月2日(現地時間)にロシア・サンクトペテルブルクで『Fight Nights Global 68: Pavlovich vs. Mokhnatkin』が開催された。
 このファイトナイツはロシアを中心とした東欧で精力的に大会を行なっており、過去にはアンドレイ・アルロフスキーなど大物も参戦しているのだが、UFCファイトパスで生中継が開始され、一躍、世界の格闘技ファンに知れ渡った(欧州ではテレビ生中継は以前から。ファイトパスでは英語実況。しかし、大会によっては放送されないものもあり)。更にあのエメリヤエンコ・ヒョードルが試合した事で更に注目度が増している。
 今大会の目玉は、前ベラトールヘビー級王者であり、非UFC最強の男と言われるヴィタリー・ミナコフが登場した。ミナコフは現在MMA19戦全勝、無敗という圧倒的な強さを誇り、ベラトールでも王者になったものの、その後、ベラトールと契約問題で揉め、防衛戦を行わないという理由で王座をはく奪されている。ミナコフは現在、母国ロシアのファイトナイツを主戦場としており、こちらでも無敗で圧倒的な強さを見せている。今回はUFCや日本でも活躍した世界的に有名なファイター、アントニオ・シウバを迎え撃った。シウバはストライクフォースでエメリヤエンコ・ヒョードルに勝利して一躍世界中にその名が知れ渡ったものの現在は4連敗中。下馬評では当然、ミナコフだ。試合は、いきなりスーパーマンパンチからテイクダウンを奪ったミナコフ。シウバもすぐに立ちあがるが、その後もミナコフがシウバを金網際に追い詰めてスタンド打撃で優位に立つ。そして2R、シウバのキックを捕えたミナコフが、足ばらいでシウバを叩きつける。そのままパウンドを落とし続けるとレフェリーがストップ。ミナコフがTKO勝利で20連勝となった。

 メインはヘビー級王座決定戦が行われ、トーナメントで勝ち上がってきたセルゲイ・パブロビッチとミハエル・モクナトキンが激突した。パブロビッチはMMA10戦全勝というロシア、ヘビー級期待の新鋭でフランスのヘビー級大物、シャバーン・カーにTKO勝ちしておりファイトナイツのエースとなっている。モクナトキンもデビュー戦で黒星を喫した後は、9連勝中、あのヒョードルに幻の勝利したと言われるファビオ・マルドナドにも勝利し、勢いに乗っている。まさにロシアヘビー級の頂点を極める戦いとなったが、両者、警戒して距離をとってのスタンドの展開に終始してしまう。そのまま5Rまで同じ様に、スタンドのままお互いに打撃を出しあうが踏み込まないという展開となり、5R終了直前にバブロビッチがテイクダウンに成功するも試合終了。判定は打撃でプレッシャーをかけていたばブロビッチに凱歌が上がり、新王者に輝いた。

 また、今大会はビッグマッチという事で元UFC、元ベラトールの大物重量級選手が続々と登場した、元UFCファイターのニキータ・クリロフはUFC契約満了でファイトナイツと契約し、デビュー戦でクロアチアのステフ・ベガバックと対戦。クリロフはUFCで5連勝しており、しかも全てKOか一本勝ち。タイトル挑戦の資格も充分だっただけに、ロシアに戻ってもその強さを見せつけた。ベカバックのキックを捕まえて強引にテイクダウンを奪ったクリロフは、なんとか立ち上がろうとするベカバックをギロチンで捕えて一本勝ち。クリロフ完勝でロシアMMA復帰を飾った。

 さらに元ベラトール、元KOTC王者のトニー・ジョンソンも参戦。このジョンソンはMMAの選手でベラトール、ワンFCなどを渡り歩き、元UFCヘビー級王者ティム・シルビア、元ベラトール、M-1ヘビー級王者アレキサンダー・ヴォルコフ、現在UFCで活躍しているディリック・ルイスという錚々たるメンバーに勝利した凄い実績の持ち主。2016年にはスーパーコンバットでキックボクシングデビューも果たしており、ルーカス・クルパドジオロウに敗れているものの、初めてのキックでも突貫ファイトで沸かせていた。このジョンソンを迎え撃ったのがロシアのサンボ王、バガ・アガエフはケビン・ランデルマンから腕十字で一本勝ちした猛者だが、試合はジョンソンの秒殺勝利となった。スタンド打撃でジョンソンの大ぶりの左フックがアガエフに命中。ぐらついたアガエフを見てジョンソンは一気呵成にパンチラッシュ。再びジョンソンの左がアガエフの顎を打ち抜き、アガエフは尻もちをつくようにダウン。追撃のパウンドをレフェリーがストップし、ジョンソンがヘビー級らしい豪快なKO勝利となった。

■ Fight Nights Global 68: Pavlovich vs. Mokhnatkin
日時:2017年6月2日(現地時間)
場所:ロシア・サンクトペテルブルク

<ヘビー級王座決定戦>
○セルゲイ・パブロビッチ(ロシア)
 判定
●ミハエル・モクナトキン(ロシア)

<ヘビー級>
○ヴィタリー・ミナコフ(ロシア)
 2R 1分37秒 TKO
●アントニオ・シウバ(ブラジル)

<ライトヘビー級>
○ニキータ・クリロフ(ウクライナ)
 1R 0分53秒 ギロチンチョーク
●ステパン・ベガバック(クロアチア)

<ヘビー級>
○トニー・ジョンソン(米国)
 1R 1分20秒 TKO
●バガ・アガエフ(ロシア)


(C)Cage Warriors

 6月2日(現地時間)にイギリス・ロンドンで『Cage Warriors 83』が開催された。
 このケージ・ウォリアーズファイティング・チャンピオンシップ(CWFC)は、ロンドンに本拠を置くMMA団体だ。 大会ケージ・ウォリアーズは2001年に設立され、2002年7月にロンドンで最初のMMAイベントを開催した。コナー・マクレガー、マイケル・ビスピンという大物UFCファイターがUFC参戦前に、このケージ・ウォリアーズの王者として活躍していた。
 今大会のメインはバンタム級王座決定戦が行われ、ナザニール・ウッドとマルコ・コバルセビッチで争われた。試合は激しいスタンドでの打撃の攻防となりウッドがコバルセビッチを金網際まで追い込んでパンチラッシュ。コバルセビッチも必死でパンチを返すが、最後はウッドの打撃に沈み、ウッドがTKO勝利で新王者に輝いた。
 セミファイナルでは共にジ・アルティメット・ファイター参戦経験者であるケネス・ベルグとノーマン・パージーが対戦。試合は2Rに追い詰められて金網で尻もちをついていたパージーをベルグが強引にギロチンチョークで仕留め一本勝ちで勝利した。

■ Cage Warriors 84
日時:2016年6月2日
場所:イギリス・ロンドン

<バンタム級王座決定戦>
○ナザニール・ウッド(英国)
 1R 3分41秒 TKO
●マルコ・コバルセビッチ(スイス)

<ライトヘビー級>
○ケネス・ベルグ(ノルウェー)
 2R 2分13秒 ギロチンチョーク
●ノーマン・パージー(フランス)

<ウェルター級>
○マット・インマン(英国)
 判定
●ブレッド・ウィーラー(英国)

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▼6月はベラトールNY大会でヒョードル、シウバがそろい踏みほか、日本ファン注目の大会多数!
 by 稲垣 收
・ヒョードルの相手は“復帰後最強の敵”ミトリオン
・ライアン・ベイダーがフィル・デイヴィスのベラトールLH王座に挑戦
・選手のUFC離脱の理由は?
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 稲垣收の海外情報~6月は、日本の総合格闘技ファンにとって注目の大会が多い。ニューヨークMSGでのベラトールには、“皇帝”ヒョードル、ヴァンダレイ・シウバも参戦。元PRIDEヘビー級王者とミドル級王者がそろい踏み。UFCのNZ大会では元K-1王者ハントが“ロンダの婚約者”ブラウンをKOしたルイスと激突。同シンガポール大会ではロンダをKOしたホーリー・ホルムや、元PRIDEライト級王者・五味隆典も参戦する。そこでは・・・

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