ズッコケ3人組=まる子、沙弥、うのがトライアングルで対戦!235「あと2回」~アイスリボン蕨

■ アイスリボン804
日時:2017年5月27日(土) 14時00分試合開始/13時30分開場
会場:アイスリボン道場 観衆:103人(満員)

<第1試合 シングルマッチ10分1本勝負>
◯尾﨑妹加
 5分31秒 ラリアット⇒エビ固め
●トトロさつき

 オープニングマッチは妹加とトトロの初のシングル対決。序盤からタックルのぶつかり合いを展開した両選手。妹加が逆エビ固めで絞り上げれば、トトロはスタンディングでエルボーを叩き込み、串刺しボディアタックからセントーンへ。この2人ならではの力の入った攻防をみせる。最後は2度目のトライでトトロをアルゼンチン・バックブリーカーに決めた妹加が飛び込みラリアットの連打でフォール勝ちを飾った。
 試合後のトトロは「初めて尾崎妹加さんとシングルで戦わせていただきました。負けてしまってすごい悔しいですけど、もっともっと練習して、次、戦う時には絶対勝ちます。明日は沙弥さんと組んで、ユキさん、直と試合です。正直、同期のTeam DATEには焦りやモヤモヤがいっぱいあるので、ガンガンぶつけて勝ちたいと思います」とTeam DATEへのライバル心をアピール。
 一方の妹加は「私が使う技と同じものをトトロも使うんですけど、人からのセントーンがあんなに重いとは思わなくて、息が一瞬止まりました。すごい楽しかったです。私事になるんですけど、今、声帯を痛めてて、6月に手術をする予定です。なので6月はプロレスはお休みさせて頂く事になります。絶対に7月に戻って来るので待っていて下さい。明日は(ベストフレンズに)勝ち逃げするんで、皆さん観に来てください。」と語った。6月3日道場マッチが妹加の手術前最後の出場になる。

<第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負>
◯テキーラ沙弥
 5分40秒 グラン・マエストロ・デ・テキーラ
●松屋うの
※もう一人は長崎まる子

 アイスのズッコケ3人組、まる子、沙弥、うのがトライアングルで対戦。前回の道場マッチでギブアップを巡る口論からリング外でも険悪な状態が続いていたまる子と沙弥。間に入る形となったうのだが、スタートこそ同期の沙弥との連係を仕掛けるも、沙弥に対しても攻撃を仕掛け、更にはコーナーに上がると、まる子、沙弥2人に両手でのサイバーチョップを決めた。まる子と沙弥の微妙な関係の中、うのが漁夫の利をモノにするかと思われたが、最後は最近好調な沙弥がまる子を場外に落とし、勢い込むうのにグラン・マエストロ・デ・テキーラを決めフィニッシュを奪った。
 試合後、うの「最近は何かと微妙な空気が流れている3人の3WAYということで、負けてしまったんですけど。やっぱり3人でよく練習もしていたし、試合をしていてもまる子さん、沙弥さんは無くてはならない存在なのかなと思ってしまいました。明日はまる子さんと組んでTeam DATE(華&法)と対戦します。一緒に頑張りたいと思ってます」と語ると、次にマイクを手にしたまる子が「今日、負けてもないし勝ってもないけど。すっごく試合、楽しかったです。やはりDATEの4人と戦うのに、こちらがバラバラな気持ちでいがみ合ってたら、上手くいかないし。ここは仲直りしたいと…」と和解を求めたところで、泣きながら沙弥が歩み寄り、マイクを取り「うわぁぁ(と泣きながら)その言葉を待ってました。気まずいし、プロレス楽しみたいのに、なんか違くて…」と号泣。
 その様子を見ていた周囲の選手がもらい泣きすると「みんな、泣きすぎよ。でもね、事務所の空気が悪すぎて…」と言いながら藤本も涙。「だから、仲直りしたい」と沙弥。するとまる子。そこにうの、トトロも歩み寄る。そして「プロレス大好きだーっ!」と4人で雄叫び。
 ここでうのが「今の気持ちを五七五で表現したいと思います。まる、沙弥、うの、もうこれからはずっこけない!」と歌を詠むと藤本から「トトロ、いないよ」と突っ込み。改めてまる子が「ずっこけ、また一からやり直して、切磋琢磨して、プロレスのてっぺん目指そう」と4人で決起。その様子を見ていた藤本は「ギブアップはケガをしない為にするの。もしギブアップをしないで耐えてしまったらケガをして欠場になってしまう。私たちはケガをして欠場することが一番悔しいでしょ? ケガをしない為のギブアップなんだよね。ギブアップすることは悪くないよ」とまとめた。

<第3試合 タッグマッチ15分1本勝負>
△つくし 松本都
 15分00秒 時間切れ引き分け
△星ハム子 宮城もち

 翌日の両国大会で行われるリボンタッグの前哨戦。パートナーが都ということで、ハンディを背負った形のつくし。案の定、都は変則的な試合運びで、つくしとの連係にはまったく興味なし。途中、ハム子の腹に何度もパンチを打ち込み、ハム子の「ポーン」の返しを期待するが、ハム子がノーリアクションを続けると、コーナーに近づき、ロープの緩みを調整する金具を手にハム子の腹にその金具を突き刺したりとやりたい放題。つくしも必死の巻き返しに出るが、試合は15分タイムアップの引分けに終わってしまった。
 試合後も都は「私の今日の試合は、明日の前哨戦で(他のメンバーは)ピリピリしていたんですけど、私は関係ないし、のびのびいつも通り試合をしたんですけど決めきれなくて。途中で(金具をハム子の腹に)ぶっ刺して絶対3入ってたのに、カウント入れなかったレフェリーも悪いし。色んな事が重なって不幸だったなと思います。明日は13歳の人とシングル組まれているんですけど、すごくやりたくないし、せっかくのビックマッチがもったいない。(Team DATEの)代表の方、今日来てますよね?いきなり私とのシングルを指名するとか、本当にプロレスを分かって無いなって思ってしまうし、どういう教育してんのか?プロなので、ちゃんとそれは試合で分からせてあげたいと思っていますのでよろしく」と翌日の両国での華蓮戦に毒づく。
 つくしは「前哨戦、こんな大事な一戦をなんで松本都なんかと組まなければいけないんだろうって思いました。都さんのせいでドローになったっていうのは本当だと思うので。でもそんな都さんからスリーを取れなかったらぶりー・ぶっちゃーずっていうのは、もう終わっていると思います。って言おうと思ったんですけど、そんな発言はチャンピオンらしくないので、必ずくるみとTHIS ISアイスリボンが、らぶりー・ぶっちゃーずから防衛したいと思ってます」と語り、らぶっちゃは「今日はパートナーが至らないのか、ドローになった時点で、これが選手権だったらベルトは剥奪です。そこらへん分かってますか?」(もち)「明日、挑戦する者として、今日出してはいけない結果を出してしまったと思っているので、私にももう時間がないので。もちと絶対にタッグチャンピオンになって、結果を残して行きた。明日は必ず私たちがベルトを獲りたいと思います」(ハム子)と翌日のタイトル戦に気持ちを切り換えた。

<第4試合 6人タッグマッチ20分1本勝負>
世羅りさ 235 ●弓李
 18分53秒 みかんでポン⇒エビ固め
藤本つかさ ○藤田あかね 雪妃真矢

 こちらも両国でのICEx∞の前哨戦。プラス、藤本と弓李はベストフレンズvsGEKOKU娘の前哨戦。更にプロレス卒業まで残り3試合の235が同期世羅と組んでメイン登場、アジュール・レボリューションの世羅と雪妃が昨年10月10日の函館リボンでのシングルマッチ以来の対戦と見どころの多い6人タッグとなった。ちなみこの日の対戦カードは雪妃案が採用されてのものだが、結果的にはその事が雪妃本人に疑惑を生むのだが…。
 試合は世羅とあかねのにらみ合いで始まったが、世羅に代わって235が先発を買って出るとあかねに向かっていく。あかねはその235をロープに詰めると世羅を意識しながら235に水平チョップを連打。続いて235が世羅に、あかねが雪妃にタッチし、早くもアジュレボ対決が実現。雪妃が先制の蹴りを見舞うも、スライディングの形で雪妃から世羅がテイクダウンを奪う。雪妃の上を取る世羅を雪妃が丸め込むが、その雪妃を強引に持ち上げた世羅はショルダースルーで雪妃を後方に叩きつける。
 わずか3分に満たない攻防ではあったが、お互いの動きを読み合う2人の攻防が観客を沸かせた。しかしそれ以上に激しい攻防を展開したのが、翌日に誕生日を控え、この日が18歳としてのラストマッチとなった弓李と雪妃のグランド対決。仕掛けたのは弓李だが、雪妃が弓李の動きにしっかりと応戦。最後は両者が同時にアキレス腱を決め合うなど、雪妃が弓李とほぼ互角のグランドの攻防をみせたことがインパクトを残した。
 また235も好ファイトを展開。藤本のサッカーボールキックに「痛くないぞ」と言って耐え、クロスボディや旋回式ボディプレスも披露と、盟友の世羅をアシストする。そして前回の道場マッチで散々、世羅から挑発されたあかねは、徹底した黒バット攻撃をみせた。ロープに振った世羅に豪快なスイングを決めると、さらに倒れ込んだ世羅をバットで滅多打ち。タコ殴り状態に抵抗することも出来なかった世羅だが、意地で立ち上がるとあかねの正面に立ち、エルボーの連打。あかねも負けじと世羅の髪を掴み、強烈なヘッドバットを叩き込むが、ここでなぜかあかねと組んでいる雪妃が世羅に絶妙のタイミングで、コーナーに置いてあったあかねのバットを放り投げる。
 受け取った世羅はあかねをロープに振ると刀を振り降ろすフォームで、あかねのアゴからボディにかけてをバッサリ。ここで世羅は弓李につなぐが、最後は両チームが入り乱れる中、あかねが弓李を抱え上げ、アバラッシュホールド、そしてみかんでポンを決めカウント3を奪い前哨戦を制した。

 フォールを奪われた弓李は「18歳最後の試合、ありがとうございましたーっ!明日で19になるんですけど、デビューして3回、誕生日を迎えていまして、今のところ(誕生日の試合は)負け、負け、ドローなんですよ。5月28日、明日リアル誕生日で、妹加ちゃんが31日が誕生日なんですよ。28日と31日、お互い5月生まれで、これは誕生日プレゼントとして、ベストフレンズから勝つしかないですよね。自分の誕生日プレゼントとして勝利を収めたいと思います。勝ち逃げだーっ」と語るが、ここで藤本が「誕生日プレゼントにビーナスシュートあげる。」とニヤリ。
 235は「今日は藤本さん、あかね、ユキちゃんと最後の対戦でした。世羅ちゃんと、弓李と組んで、これもきっと最後だろうと思いました。でも最後だから悲しいんじゃなくて、最後だけど楽しかったです。結果は負けてしまったかもしれませんが、きっと負けは次がある。そう思ってます。あと2回、全力で悔いなく笑ってリングを降りたいと思います」と笑顔。
 その様子を見ていた藤本は「さわやかな顔してるね、235。今が一番楽しいよね。辞めるの止めたら?」と声を掛ける。そして世羅は「最後の前哨戦。やっとそれっぽくなって来たなって思います。今までなんかあか抜けてない感じと言うか、何がハードコアクイーンだよって思ってたんですけど。まあ、このあかねなら良いだろうと思うレベルまでは来たと思います。明日、ここまでやられたんだから、倍返し以上の事はやってやりたいと思っているので。何を持って来るかお楽しみだし、私が何を持って行くか、楽しみにしていて下さい」と語った。
 ここでマイクを手にした雪妃に藤本が冷たい視線を送る。「違うんですよ。違うんですよ。そうじゃないんですよ」と雪妃。「私見たなからね。今日の対戦カード、ユキが考えさせたよねえ。そういう事?だからアジュレボで組まなかったの?」と雪妃の怪行動に疑問符を投げた。雪妃は「意外とセコンドが多かったし、なんかねえ、ちょっと思ってたのと違ったんですよねえ。そこは言及しないでおこうかって思って。今日のカードはずっこけ3人の3WAYとか、これはもう3WAYをやって絆を深めて仲直りしてくれても面白いだろうし、ますます仲悪くなっても面白いだろうしって思って組んだんだけど、仲直りしちゃったみたいで。明日、沙弥&トトロとやるんですよ。沙弥が今日勝って、連勝街道ばく進中なので、明日は初めて組む直と一緒に、赤い蹴る人と青い蹴る人で組みますけど、気合を入れて挑まなきゃいけないなと思ってます」と藤本の詰問から逃れた。

 最後にあかねが「(雪妃に)お前なあ。カットしてたら藤本さんが来て“ユキが(バットを世羅に)渡してたよ”って。めっちゃ痛いっすね、これ。(アゴの下に出来たバットで殴られた痣を見せながら)ヤバくないですか?この前の(道場マッチの)時に、お前バット使わねえのかって言って来たんで、今日やってやったんですけど。これ痛いっすね。そして仲間を信じられない。明日シングルで良かった。そして明日は5月4日に一緒に家族の時間を過ごした藤田ミノルさんが応援に駆け付けてくれるそうで。明日、心強い味方がついたので頑張って、30倍返しくらいで、今までの恨みを全部ぶつけたいと思います」と王座獲りをアピールした。

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