“ビッグ・パパ・パンプ”スコット・スタイナー復活!インパクト・レスリング!


(C)TNA

 5月25日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、創始者ジェフ・ジャレットが番組を仕切るようになり、実況アナウンサーがTNAを離れていたが、ジャレット体制に戻り、団体に出戻りしたジェレミー・ボラッシュと、ディクシー・カーター体制の時に雇われたジョシュ・マシューズの2人になり常に喧嘩をしているのだが、この2人も次回PPV大会で決着をつけることなっていた。ボラッシュにはジョセフ・パーク(アビス)が付いているので、マシューズも誰かパートナーを見つけないといけない。ボラッシュとパークはリングでマシューズと対峙し、パートナーがいない事を挑発、そして今ここでパークとマシューズでシングルマッチを行おうと決めてしまったのだった。アナウンサーであるマシューズが、レスラーであるパークと対決するとなると普通は焦るものだが、何故かマシューズは余裕の笑み。すると会場にサイレン音が鳴り響いたのだった。そして出てきたのは、なんとあの“ビッグ・パパ・パンプ”スコット・スタイナーだったのだ。“スーパースター”ビリー・グラハムのギミックを復活させ、大ブレイク、元WCW世界ヘビー級王者としてWCW、WWE、新日本プロレスなど世界のメジャー団体で大活躍したスタイナーがインパクト・レスリングに復帰したのだった。スタイナーの姿を見るや、パークは恐れおののき観客席に逃げるが、スタイナーが追いかけ、リングに連れ戻して、必殺のスタイナー・リクライナー。パークは失神し、ボラッシュは客席に逃亡してしまった。マシューズは自分のパートナーはスタイナーだと発表。プロレス界最大の怪物が遂に復活したのだった。
 また、メインではボビー・ラシュリーの保持するインパクトレスリング世界ヘビー級王座への挑戦者決定戦としてイーサン・カーター3世、マグナス、ジェームス・ストームの3WAYマッチで争われた。試合はヒールであるイーサンとマグナスが結託。2人がかりでストームを攻撃するも、同士討ちを誘われ、遂に仲間割れ。結果、三つ巴での戦いとなり、最後はストームがスーパーキックでマグナスを仕留めた瞬間、ストームを払いのけてイーサンがフォールしてフォール勝ち。漁夫の利戦法でイーサンが勝利し、ラシュリーに挑戦する事になった。

■ Impact Wrestling
日時:2017年5月25日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<インパクトレスリング世界ヘビー級王座挑戦者決定3WAYマッチ>
○イーサン・カーター3世
 ピンフォール
●マグナス
 ジェームス・ストーム

<タッグマッチ>
○エディ・エドワーズ、アリーシャ
 ピンフォール
●デイビー・リチャーズ、アンジェリーナ・ラブ

<GFWタッグ王座決定とーナメント一回戦>
○VOW
 ピンフォール
●ファラハ、マリオ

<タッグマッチ>
○KM、コンゴ・コング
 ピンフォール
●マハーバリ・シェラ、ブラントン・サッター

【TNA危機情報はマット界舞台裏の巻頭記事が詳しいです】

15年07月02日号W-1船木TNA-GFWジャレット排泄選手列伝FMW高山善廣WING茨城清志


憶測広がるジェフ・ジャレットTNA登場と船木誠勝WRESTLE-1退団
現地時間水曜6月24日夜に放送された『Impact Wrestling』で信じられない事件が起こった。創設者ながらクビにされていた現・新団体GFWの旗揚げツアーに奔走中のジェフ・ジャレットとカレン(元カート・アングル妻)が、犬猿の関係であるTNA番組に復帰、ライバル団体となるGFWの宣伝までしたのだから驚かない方がウソになる。AJスタイルズが断った都合「TNA殿堂入りのため」は資格があるが、どうやら一回限りでなく”ダブルJ”の復帰は続く模様。久しぶりのPPV大会となる6・29『スラミバーサリー』に出陣するのみならず、7・24GFWのラスベガスTV収録大会にはTNAからマグナスが参戦する。
 存続危機にあるTNAを、GFWが買収する噂までも飛び出すが、ダブルJの後ろにはカントリー歌手の大物トビー・キースの財力があるだけに、TNAの行方と併せてなにがどう転ぶのか。

16年03月10日号TNA崩壊WWE新日ノア堀辺正史FMW解散回避15周年Deep辰吉丈一郎


▼新日から女子プロ WWEレッスルマニアからTNA完全崩壊まで
 現在のわが国のマット界は、本当に読者が知りたい情報が無料のネットや立ち読み出来る雑誌類にはない問題があり、ひいてはそれが、本当の意味での市民権の拡大だの、世間一般への浸透普及を阻んでいる元凶であること。今号は他媒体では無理なインサイド情報の百花繚乱集でお届けする。

16年04月28日号RIZIN遠征TNA陥落UFC引退騒動王道旗揚谷川貞治チャイナ江幡睦


▼RIZIN前進 UFCコナー・マクレガー騒動 TNA陥落 チャイナ訃報
 新企画:タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
 震災のため新日本プロレスの熊本PPV大会が飛んだが、英国のウィル・オスプレイと年間契約した件はオモテに出てないようだ。他では拾えない裏ネタ満載の本誌が業界関係者には必読とされる所以だが、普通に考えるならこの一週間の話題はUFCコナー・マクレガー引退騒動と『RIZIN.1』があり、月曜生TV戦争時代に全米で覚えられた男と戦うチャイナが亡くなったことだろうか。曙の『王道』プロモーション旗揚げ戦は、客入り含めて余り話題にならなかったが、TNAがいよいよ崩壊カウントダウンの報もまた、本誌でしかフォローされてないのは残念だ。さて・・・