そして大興奮の長浜浩江が「これがWAVEだ!」で大会をしめくくった!「CATCH THE WAVE 2017『Bracken3』」

■「CATCH THE WAVE 2017『Bracken3』」
日時:5月23日(火)
会場:埼玉・レッスル武闘館

観衆=68人


<1、スクランブルWAVE(20分1本勝負)>
宮城もち、○長崎まる子(12分19秒、エビ固め)沙紀、●ERINA
※猪突猛進

トーナメント出場に可能性を残す宮城もちが第1試合に登場。先発を買って出たもちは、リーグ戦では封印していたセクシーポーズをWAVEで解禁。KAIENTAI DOJOのERINAを集中的にいたぶっていく。

防戦一方のERINAだったが、もちをボディースラムで叩き付け、ようやく沙紀と交代する。やる気モード全開の沙紀はカンパーナを仕掛けようとするがこれは未遂。逆にもちがバックドロップ、ランニングヒップドロップでカウント2。

だが、沙紀も諦めておらず、カンパーナを成功させるとERINAがもちの顔面に低空ドロップキックをお見舞いする。

このピンチをもちが凌いで、まる子と交代。まる子は串刺しドロップキックを放って行くが、沙紀もアトミックドロップ、ビッグブーツでカウント2。続くERINAがクロスボディーを放って行く。さらにグラウンド卍固めで捕獲するも、耐えきったまる子がもちのバックドロップからダブルのボディープレス! 

すぐさま水車落としを試みるまる子だったが、そこからエビ固めの応酬に発展。いずれもカウント2に終わると、まる子は猪突猛進へ。沙紀にカットされると再びロープに走る。これも沙紀が妨害してERINAとツープラトンのブレーンバスター! すかさずERINAがダイビング・クロスボディーを投下させるもカウント2。もう一発クロスボディーを放つERINA。だが、これをまる子がフォーアームで迎撃。最後は猪突猛進に繋げて3カウントを奪った。


<2、ヤングWAVE(15分1本勝負)>
○山下りな(8分22秒、胴締めスリーパーホールド)●桃野美桜

開始早々、桃野がスクールボーイ、首固め、逆さ押さえ込みであわやのシーンを連発。山下がラリアットで突っ込むと、かいくぐってスクールボーイ。キックアウトされると首固めを狙うが、踏ん張った山下がボディースラムで叩き付ける。そしてエルボーの打ち合いへ。そこから山下がサソリ固めでステップオーバー。

ブレイクした桃野はドロップキック、小刻みエルボーで反撃にかかる。ボディースラムの掛け合いは桃野に軍配。そこから押さえ込みでしつこく勝利を目指すが……。

山下が串刺しラリアットで流れを変える。バックドロップを狙うが、切り返した桃野。ドロップキック、ダイビング・クロスボディーで攻勢に。

しかし山下もバックドロップからスリーパーへ。ブレイクされると後頭部へのランニングニーをお見舞い。ラリアットで突っ込むも、かいくぐった桃野が回転エビ固め、カサドーラ、ヨシタニックの体勢。これを回避した山下がラリアットを狙う。これもかいくぐった桃野だったが、山下が厳しいヒザ蹴り! 間髪入れずに胴締めスリーパーに持ち込みギブアップを奪った。


<3、公式リーグ戦(15分1本勝負)>

△春日萌花<5点>(時間切れ引き分け)門倉凛△<7点>

Sareeeの1位通過が決まっているOTHER THANブロック。沙紀がすでに脱落しているため、残りの1枠は門倉凛、宮城もちのどちらかに絞られた。門倉はこれまですべて引き分けだが、確実に点数を重ねて試合前の時点で6点。最終戦となる春日萌花戦に引き分け以上で2位通過が決定する。逆に負けると、もちと同点となり決定戦に進むこととなる。

是が非でも勝利が欲しい門倉が、ゴングと同時にドロップキックを連発。そしてしつこい押さえ込みで春日を追い込んで行く。凌いだ春日もフロントネックロックで捕獲。

これを脱出した門倉が馬乗りエルボーを乱発していく。そして、クロスボディーを放つが、かわした春日が門倉の顔面を踏みつける。攻勢をキープする春日はキャメルクラッチ、背中へのフットスタンプ、ボディースラムと波状攻撃。

エルボーのラリーから再び春日がボディースラム。逆エビ固めへ。このピンチを耐えきった門倉が逆エビ固めでお返し。ブレイクされると低空ドロップキックを狙うが、かわした春日がランニングニー。エルボー合戦から門倉がドロップキック。

すぐに春日もダイビング・ボディープレスを投下するが、かわした門倉がボディースラム。そして、ミサイル3連発! 

キックアウトした春日はフットスタンプ5連発で反撃。だが門倉もDDTでやり返す。ならばと春日はダブルリストアームサルトでカウント2。ダイビング・フットスタンプを投下するが、かわした門倉が首固め。スクールボーイ、逆さ押さえ込み、ウラカンラナも決まらない。最後は門倉のスクールボーイで時間切れを迎えた。この結果により、門倉が7点となり2位通過が決定した。


<4、公式リーグ戦(15分1本勝負)>
○長浜浩江<7点>(8分33秒、エビ固め)●大畠美咲<7点>

※裏カサドーラからのジャックナイフ

ZABUNブロックは、リーグ戦を8点で終了している山下りなの2位以上が決定。残る1枠を、大畠美咲と長浜浩江が争う状況だ。長浜は、自力優勝はないものの、この試合に勝ち、さらに5・28名古屋で大畠がSareeeに負ければ大畠と同点決定戦に進むことができる。一方、大畠は残り2試合のうち、引き分け以上(1点獲得)でトーナメント進出が決定する。

ゴングと同時に長浜がドロップキックを放つが、かわした大畠が低空ボディーアタック。そして顔からバン3連発! キャメルクラッチで捕獲する。さらにボディースラムで叩き付ける大畠。

長浜も焼豚を狙うが、かわした大畠がドロップキック。逆エビ固めで絞り上げる。ブレイクした長浜はカウンターのサクラ落とし。カサドーラを狙うが、フェースクラッシャーに切り返した大畠がCRBへ。そして背中へのセカンドロープからのボディープレス。すかさずダイビング・ボディープレスを投下する。

ジャーマンを狙う大畠だったが、切り返した長浜が丸め込みを連発。キックアウトされると何度も何度もカサドーラで攻め込んでいく。

一方、大畠もバックブローで流れを変えようとする。だが、かいくぐった長浜がエルボー。そして裏カサドーラからのジャックナイフエビ固めで3カウント!

この結果により長浜は7点でリーグ戦を終了。最終戦となる大畠vsSareeeの結果を待つこととなった。試合後、大喜びの長浜はマイクを握る。

長浜「大畠美咲に勝ったぞーーー! 本当に今日勝たないと、もうあとがなかったんですけど、勝ったんでまだまだ上にいける可能性は自分にあります。28日、大畠さんvsSareeeさんの試合ですべてが決まるので、私は全力でSareeeさんの応援をします。絶対にSareeeさんに勝ってもらって、もう1回大畠さんとどっちが上がるか決めたいと思います。今日は本当にご来場ありがとうございました!」

そして大興奮の長浜が「これがWAVEだ!」で大会をしめくくった。


●長浜コメント

——大畠選手からの初勝利。いかがでしたか。

長浜「もうとにかくうれしくて、なんか終わった瞬間に取ったのもウソかなって思うくらい。でも石黒さん、スリーって言ってて、うれしくて涙が出て、もうとにかくうわーってどうしたらいいかわからないです。嬉しさの表現の最上級がわからないんですけど、とにかく勝てて良かったです!」

——カサドーラの連発とかいろいろ狙っていたところありましたか?

長浜「そうですね。やっぱり自分はずっとデビューしてすぐからカサドーラっていう技を大事に使ってきて、カサドーラで狙っているのもあって、でも最近は新しい丸め込みもあったんですけど、やっぱり大畠さんは切り返してきて、でも、そこは大畠さんなら返してくると思っていたので。でも最後はちょっと違うけど、カサドーラって技にこだわって勝てたのは嬉しいです」

——首の皮一枚を残して。

長浜「本当にスタートダッシュが遅い(苦笑)、ギリギリのところでいま残っているんですけど、とにかく28日は全力でSareeeさんの応援をします。そのあとどうやって次、行くのを決めるかわからないですけど、私はとにかく全力でSareeeさんに大畠さんから勝ってもらいたいと願っております」

——リーグ戦全試合終わったが。

長浜「やっぱり去年もなんですけど、リーグ戦っていうものには凄く成長させてもらってて、でも、そのリーグ戦のあとに成長が続かないのが去年のパターンで、今年はこれからもっともっと成長し続けられるように、このリーグ戦、まだあと少しありますが、そのあとも成長していけるように頑張りたいと思います」

●門倉コメント

——最後の試合もドローに終わりました。

門倉「あー、なんか正直言うと、言葉は悪いですけど、後味悪いですよね。悔しいです。自分はこのリーグ戦で1勝をあげるために頑張ってきたのに、全部ドローという悔しさがモヤモヤしてて、なんか笑えないです。結果はよかったかまだわからないですけど、なんか笑えないです。モヤモヤしています」

——この面子で負けなかったのは大きかったが。

門倉「あ、もうこれは間違いなく自分の自信です。自信持って、次も試合できると思うので、それは凄くよかったと思います」

——春日戦はいかがでしたか?

門倉「いやー、なんて言うんですかね、春日さんとはタッグで当たったことあるんですけど、シングルははじめてで、試合は一杯見てきてたんですけど、いざ自分が当たるとなると、なんか自分は相手を探っている部分がありました。向こうは点数が欲しいので勝ちにきたと思うんですけど、自分もそこは譲れなかったので、負けたくなかったので自分もガンガンいっちゃいました」

——試合後もバチバチやっていたが。

門倉「はい、ちょっと。なんか燃えました、自分も」

——これでトーナメント行きが決定しました。

門倉「決定ですか! ありがとうございます、うわー、凄いです。次、後楽園ですかね。後楽園こそ絶対勝ちたいと思います」

ーーこれでトーナメント決定したのは、Sareee選手、門倉選手です。

門倉「ZABUNブロックは?」

——山下選手の2位以上が決定しています。残りは大畠選手か長浜選手のどちらかです。

門倉「自分が狙っている山下選手が確定しているのであれば、私は山下選手を狙いにいきたいと思います、絶対そこは外せないです」

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