ヴィクトル・ネムコフ一本勝ち!M-1チャレンジ75+ファイトナイト・カザフスタンの2大会!

(C)M-1

 3月3日(現地時間)にロシア・モスクワで『M-1 Challenge 75』が開催された。
 ロシア最大のメジャーMMA団体となっているM-1は、定期的に大会を開催し、ロシアのテレビ局でも生放送されている。そして参戦選手はロシア国内にとどまらず世界各国から集めている事でも意義あるMMA団体となっている。
 今大会はM-1保守本流のエースと言えるヴィクトル・ネムコフがメインに登場した。宿命のライバル、ステファン・プッツとの激闘を制しライトヘビー王座に返り咲いたネムコフだったが、新鋭ラシード・ユスポフに敗れまさかの王座陥落。しかもユスポフはプッツにもTKO勝ちして王座防衛を果たし、ネムコフ戦の勝利はまぐれではなかった、本当に実力があった事を証明した。再び追う立場となったネムコフとしても王座戦リマッチの為に負けられない試合となった。対戦相手は、元UFCファイターのロニー・マークスだ。メジャーからの刺客を相手にネムコフはスタンドで押す展開。スタンド勝負を避けたマークスがタックルに来たところをネムコフはギロチンに捕らえる。そのままスタンドで締め上げるネムコフのギロチンにマークスが遂にタップ。ネムコフは1R一本勝ちという完璧な勝利で王座再挑戦をアピールした。
 また、ミドル級の新鋭アルテム・フロロフはタレク・ナジャフザデからワンツーでダウンを奪い追撃のパウンド連打でレフェリーがストップ。こちらも1Rで勝利と完璧な勝利となった。

■ M-1 Challenge 77: Nemkov vs. Marques
日時:2017年5月19日(現地時間)
場所:ロシア・ソチ

<ライトヘビー級>
○ヴィクトル・ネムコフ(ロシア)
 1R ギロチンチョーク
●ロニー・マークス(ブラジル)

<ミドル級>
○アルテム・フロロフ(ロシア)
 1R TKO
●タレク・ナジャフザデ(アゼルバイジャン)

<ミドル級>
○モセス・モリエッテ(米国)
 判定
●アンドレイ・セレドソフ(ロシア)


(C)Fight Nights Global

 5月19日(現地時間)にカザフスタンで『Fight Nights Global 65: Zhumagulov vs. Asatryan 2』が開催された。
 このファイトナイツグローバルはロシアを中心とした東欧で精力的に大会を行なっており、過去にはアンドレイ・アルロフスキーなど大物も参戦しているのだが、UFCファイトパスで生中継もされた為、一躍、世界の格闘技ファンに知れ渡った(欧州ではテレビ生中継は以前から)。更にあのエメリヤエンコ・ヒョードルが試合した事で更に注目度が増している。またメジャーになった事で、UFCファイトナイトと混同を避けるため、ユーロ・ファイトナイツと呼ばれる事も増えてきた。
 今大会のライト級とミドル級のトーナメントの決勝が行われた。メインはライト級でロシアのヴァルタン・アサトリアンが、地元カザフスタンのハルガス・フマガロフと対戦した。試合はアサトリアンがテイクダウンを奪い優勢に進めるもフマガロフが耐えて切り返すと地元だけに大声援。結果、判定にもつれ込み、判定でアサトリアンが勝利して新王者に輝いた。

■ Fight Nights Global 64: Bagautinov vs Nam
日時:2017年4月28日(現地時間)
場所:カザフスタン

<フライ級王座決定戦>
○ヴァルタン・アサトリアン(ロシア)
 判定 3-0
●ハルガス・フマガロフ(カザフスタン)

<ミドル級王座決定戦>
○ゲオルギ・キチギン(ロシア)
 判定 2-1
●Gヒラマゴメドフ(ロシア)

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▼9・23 UFCジャパンにも参戦? 野生児・石原夜叉坊 。覇王マクレガーとの共通点は?
 by 稲垣 收
・「モテるために戦う!」夜叉坊。決めゼリフは「アイラブユー、マイビッチズ!」
・覇王マクレガーも“有言実行”男
・ともにサウスポーのハードパンチャー
・マクレガー、スーパーカーの前でパンツ一丁
・夜叉坊のルームメートは、あの王者!
 稲垣收のUFC情報~9月23日にさいたまスーパーアリーナでUFCジャパンが2年ぶりに開催されると発表された。同大会には”セクシー・ダイナマイト”中井りんのほか、”野生のKOパンチャー”石原夜叉坊の参戦も期待される。そんな夜叉坊には、メイウェザー戦がいよいよ現実味を帯びてきた”UFCの覇王”マクレガーと意外な共通点が。