(C)BAMMA
5月12日（現地時間）にイギリス・バーミンガムで『BAMMA 29: McDermott Vs. Wolf』が開催された。BAMMAは、イギリスのメジャーMMA団体としてテレビ放送（チャンネル5で全英に中継されている）もされ、定期的に大会を開催してシーンを支えている。イギリスのメジャー団体「Cage Rage」が親会社ProEliteの倒産に伴い活動停止したため、2009年にCage Rageのスタッフが中心となって設立された。日本のライジンと提携を結んだ事で日本の格闘技ファンにも知名度が高まっている。
今大会ではヘビー級とミドル級の王座決定戦が行われた。ヘビー級王座は前王者マーク・ゴッドビアーがUFCと契約を勝ち取った為、返上され、今大会で王座決定戦が行われた。試合はライジンにBAMMA代表として参戦したブレット・マクダーモットと元アイスホッケー選手という異色の経歴であるルーベン・ウルフで争われた。試合はヘビー級らしく迫力満点、マクダーモットがウルフを金網際に追い詰めてワンツーで右が炸裂。ウルフがダウンすると追撃のパウンド連打。なんとか立ち上がったウルフだがグロッキーで試合続行不可能とレフェリーがストップ。マクダーモットが新王者となった。
またジョン・フィリップスが返上したミドル級王座決定戦も組まれ、英国国籍だがアフリカ系移民でアフリカ最大のMMA団体EFCワールドワイドを主戦場にしていたヤニック・バハティとBAMMAでキャリアを積んできたマシュー・ハラムで争われた。試合はバハティがチョークで一本勝ちで新王者に輝いた。
■ BAMMA 29: McDermott Vs. Wolf
日時：2017年5月12日（現地時間）
場所：イギリス・バーミンガム
＜ヘビー級王座決定戦＞
○ブレット・マクダーモット（英国）
2R 0分54秒 TKO
●ルーベン・ウルフ（オーストリア）
＜ミドル級王座決定戦＞
○ヤニック・バハティ（英国）
2R 2分19秒 リアネイキドチョーク
●マシュー・ハラム（英国）
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