(C)CMLL
4月21日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
今大会のメインでは御大アトランティスがディアマンテ・アスール、ストゥーカJr.を従えて、ルーシュ、ラ・マスカラ、ピエローのロス・インゴベルナブレスと対戦。悪の限りを尽くすインゴベルナブレスの勢いをどう止めるかが注目され、そしてマスカラ戦(敗者、覆面剥ぎマッチ)でアスールが勝利して完全決着がついたものの、今だに抗争を続けているアスールとピエローの因縁もあるカードとなった。試合は開始と同時に襲いかかるインゴベルナブレス。テクニコ軍のマスクの紐をロープに結んで動けなくして攻撃すると流石にレフェリーも反則をとりテクニコ軍が先取した。しかしインゴベルナブレスの勢いは止まらず3対1の攻撃を繰り返してアトランティスからフォールを奪って2本目を取り返した。そして3本目もインゴベルナブレスがラフな攻撃を繰り返すが、テクニコ軍がうまく同士討ちを誘い、最後はアトランティスがルーシュから必殺のアトランティダを極めてタップを奪い完全勝利。まさに勧善懲悪の時代劇の様なラストだった。
またナショナル・ウェルター級王座が組まれ、王者レイ・コメタにソベラノJr.が挑戦した。ルチャリブレでは基本、テクニコ対ルードの対戦がほとんどであり、今回はテクニコ同士の王座戦という非常に珍しいマッチメイクだ。試合は、まずコメタが1本先取すると、すぐにソベラノJr.が取り返す。そして3本目はが圧倒して攻め続けるも、ソベラノJr.が耐え、最後は逆転のトルニージョでソベラノJr.が勝利。新王者に輝いた。
■ CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦
日時:2017年4月29日(現地時間)
場所:メキシコ・アレナメヒコ
<6人タッグマッチ>
○アトランティス、ディアマンテ・アスール、ストゥーカJr.
2-1
●ルーシュ、ラ・マスカラ、ピエロー
<6人タッグマッチ>
○ミスティコ、ドラゴン・リー、エル・バリエンテ
2-1
●ミステル・ニエブラ、ネグロ・カサス、バルバロ・カベルナリオ
<ナショナル・ウェルター級王座タイトルマッチ>
○ソベラノJr.(挑戦者)
2-1
●レイ・コメタ(王者)
(C)ROH
5月12日(現地時間)にニューヨークで『ROH WAR OF THE WORLDS』が開催された。
ROHは、WWE、TNAに次ぐ第3のプロレス団体として注目を集めている。アメリカの北東部と中東部を中心に興行を行っており、熱心なファンが多いことで知られている。ROHのレスリングの特徴としては、高度なレスリング技術が挙げられる。ギミック、マイクパフォーマンス、ストーリーラインに重きを置く前述の2団体と差別化を図っている。この点で日本の団体と似ており、スポット参戦ながら日本人選手が多数参戦したことがあるのも特徴だ。
今大会は新日本プロレスと合同興行であり、4大タイトルマッチが組まれた。メインはROH世界ヘビー級王座戦で、遂に戴冠した王者クリストファー・ダニエルズに、元WWEのコーディ・ローデス、そして元王者であるジェイ・リーサルが挑戦する3WAYマッチとなった。試合は三者入り乱れての乱戦となるも最後はリーサルに四の字固めを極めるローデスにダニエルズがベスト・ムーンサルト・エバーを決めてフォール勝ち。王座防衛を果たした。
またアダム・コールが棚橋弘至と対戦したが、棚橋のハイフライフローに敗れてしまった。するとスクリーンにケニー・オメガが映し出され、コールはバレットクラブから解雇を宣言。リングには新メンバーとなるマーティ・スカールと現れ、更にヤングバックスがコールにスーパーキック。コールはバレットクラブから追い出されてしまったようだ。
現在、ブレイク中のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也、BUSHIがヤングバックスのROH世界タッグ王座に挑戦した。同時刻に本家ロス・インゴベルナブレスもアレナメヒコで試合しており、ロス・インゴベルナブレスが米墨両方を震撼させたという感じだ。しかし試合はヤングバックスがメルツァードライバーをBUSHIに決めて勝利、王座防衛を果たした。
■ ROH WAR OF THE WORLDS
日時:2017年5月12日(現地時間)
場所:アメリカ・ニューヨーク・ハマースタイン・ボールルーム
<ROH世界王座タイトルマッチ>
○クリストファー・ダニエルズ(王者)
ピンフォール
●コーディ・ローデス(挑戦者)
ジェイ・リーサル(挑戦者)
<シングルマッチ>
○棚橋弘至
ピンフォール
●アダム・コール
<ROH世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ヤングバックス(王者)
ピンフォール
●内藤哲也、BUSHI(挑戦者)
<ROH世界TV王座タイトルマッチ>
○マーティ・スカール(王者)
クロスフェイス・チキンィング
●マット・サイダル(挑戦者)
<ROH世界6人タッグ王座タイトルマッチ>
○ブリー・レイ、ブリスコ・ブラザーズ(王者)
ピンフォール
●後藤洋央紀、六本木バイス(挑戦者)
<シングルマッチ>
○ウィル・オスプレイ
ピンフォール
●ジェイ・ホワイト
<3WAYタッグマッチ>
○ウォー・マシーン
ピンフォール
●サーチ&デストロイ
EVIL、SANADA
<シングルマッチ>
○ハングマン・ペイジ
逆エビ固め
●フランキー・カザリアン
<4WAYマッチ>
○ダルトン・キャッスル
ピンフォール
●ボビー・フィッシュ
KUSHIDA
サイラス・ヤング
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