アルベルト・エル・パトロンがGFW新王者!インパクト・レスリング!


(C)TNA

 5月11日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、親会社がアンセムから番組を任されているジェフ・ジャレットが自分の団体GFW(グローバル・フォース・レスリング)の所属選手を合流させ、GFW世界ヘビー級王座戦をメインで行った。王者は元TNA世界ヘビー級王者であるマグナスで、TNAで活躍し、ジェフ・ジャレットと共に一時はTNAを去っていったレスラーである。挑戦者は、TNAやGFWなどの軋轢は関係なく、新たにアンセム体制になってインパクトレスリング(TNA)入りした元WWEのアルベルト・エル・パトロン(アルベルト・デル・リオ)だった。試合はヒール王者であるマグナスをベビーフェイスであるパトロンが追い詰めるというシチュエーションで、最後はマグナスのマグナス・ドライバーを切り返してパトロン必殺のクロスアーム・ブリーカーが極まった。マグナスは逃れる事が出来ずに遂にタップしてしまったのだった。これでパトロンが新王者となり、会場からは大声援を浴びていた。
 しかし、インパクトレスリングにはTNA世界ヘビー級王者改めインパクト世界ヘビー級王者としてボビー・ラシュリーが君臨しており、自分がトップだと主張している。2人の世界王者を抱えたインパクトレスリングだが、この王座統一はあるのだろうか?それともWWEの様に2つの最高峰王座が並立する事になるのか?今後のインパクトレスリングから目が離せないだろう。

■ Impact Wrestling
日時:2017年5月11日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<GFW世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○アルベルト・エル・パトロン(挑戦者)
 クロスアーム・ブリーカー
●マグナス(王者)

<シングルマッチ>
○アリーシャ・エドワーズ
 反則
●アンジェリーナ・ラブ

<インパクトグランド王座タイトルマッチ>
○ムース(王者)
 ピンフォール
●マシュー・ロケット(挑戦者)

<タッグマッチ>
○ヴァン・ネス
 ピンフォール
●アバ

<タッグマッチ>
○ラレド・キッド、ガルサJr.
 ピンフォール
●ハキーム、アドリス・アブラハム

<4WAYマッチ>
○アンドリュー・エヴェレット
 ピンフォール
●カレブ・コンリー、デズモント、マット・サイダル

【TNA危機情報はマット界舞台裏の巻頭記事が詳しいです】

15年07月02日号W-1船木TNA-GFWジャレット排泄選手列伝FMW高山善廣WING茨城清志


憶測広がるジェフ・ジャレットTNA登場と船木誠勝WRESTLE-1退団
現地時間水曜6月24日夜に放送された『Impact Wrestling』で信じられない事件が起こった。創設者ながらクビにされていた現・新団体GFWの旗揚げツアーに奔走中のジェフ・ジャレットとカレン(元カート・アングル妻)が、犬猿の関係であるTNA番組に復帰、ライバル団体となるGFWの宣伝までしたのだから驚かない方がウソになる。AJスタイルズが断った都合「TNA殿堂入りのため」は資格があるが、どうやら一回限りでなく”ダブルJ”の復帰は続く模様。久しぶりのPPV大会となる6・29『スラミバーサリー』に出陣するのみならず、7・24GFWのラスベガスTV収録大会にはTNAからマグナスが参戦する。
 存続危機にあるTNAを、GFWが買収する噂までも飛び出すが、ダブルJの後ろにはカントリー歌手の大物トビー・キースの財力があるだけに、TNAの行方と併せてなにがどう転ぶのか。

16年03月10日号TNA崩壊WWE新日ノア堀辺正史FMW解散回避15周年Deep辰吉丈一郎


▼新日から女子プロ WWEレッスルマニアからTNA完全崩壊まで
 現在のわが国のマット界は、本当に読者が知りたい情報が無料のネットや立ち読み出来る雑誌類にはない問題があり、ひいてはそれが、本当の意味での市民権の拡大だの、世間一般への浸透普及を阻んでいる元凶であること。今号は他媒体では無理なインサイド情報の百花繚乱集でお届けする。

16年04月28日号RIZIN遠征TNA陥落UFC引退騒動王道旗揚谷川貞治チャイナ江幡睦


▼RIZIN前進 UFCコナー・マクレガー騒動 TNA陥落 チャイナ訃報
 新企画:タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
 震災のため新日本プロレスの熊本PPV大会が飛んだが、英国のウィル・オスプレイと年間契約した件はオモテに出てないようだ。他では拾えない裏ネタ満載の本誌が業界関係者には必読とされる所以だが、普通に考えるならこの一週間の話題はUFCコナー・マクレガー引退騒動と『RIZIN.1』があり、月曜生TV戦争時代に全米で覚えられた男と戦うチャイナが亡くなったことだろうか。曙の『王道』プロモーション旗揚げ戦は、客入り含めて余り話題にならなかったが、TNAがいよいよ崩壊カウントダウンの報もまた、本誌でしかフォローされてないのは残念だ。さて・・・