イヴァン・シュトルコフKO勝利！デイ・オブ・ビクトリー+ダニエル・ガレモア王座防衛ビクトリーFC　2大会速報！

(C)Day of Victory

　5月5日（現地時間）にロシア・エカテリンブルクで『Day of Victory 72』が開催された。
　この大会はロシアのローカルMMA大会だが、今大会のメインにはロシアMMAヘビー級の超新星イヴァン・シュトルコフが、元UFCで日本のIGFでも活躍したフィリップ・デ・フライと対戦する事で注目を集めた。このシュトルコフはロシアのMMAとボクシング混合大会『German Titov Boxing Fight Night』のエースでMMA10勝無敗。しかもその相手がリコ・ロドリゲス、ジェフ・モンソン、アントニオ・シウバという世界的に有名な選手を何人も倒している。そして今回は元UFC、IGF戦士を迎え撃ったのだった。試合は開始早々、シュトルコフの強烈な左フックでフライからダウンを奪う。なんとか立ち上がり誤魔化しのタックルにいくフライだが、シュトルコフが強烈なパンチラッシュで追い詰める。フライがロープを掴んで逃げようとするが、強引にフライを倒したシュトルコフがマウントからエルボー、パウンドでTKO勝利。シュトルコフがまた一人世界的なMMAファイターを倒した事になった。

■　Day of Victory 72
日時：2017年5月5日（現地時間）
場所：ロシア・エカテリンブルク

＜ヘビー級＞
○イヴァン・シュトルコフ（ロシア）
　1R 3分10秒　TKO
●フィリップ・デ・フライ（英国）

(C)Victory FC

　5月5日（現地時間）にカンザス州トピカで『Victory FC 57』が開催された。
　このビクトリーFCは、アメリカ中西部のMMA団体で、ネブラスカ州オマハに本拠を置き、2002年から活動しており非常に歴史を持っている。そして元UFC王者のベンソン・ヘンダーソンをはじめ、スペンサー・フィッシャー、ジョシュ・ニール、ケビン・バーンズ、ジェイク・エレンバーガー、ジェイソン・ブリッツ、アンソニー・スミス、ジャスティン・サラス、テシア・トーレス、カマル・ウスマンなどの数多くのUFCファイターがデビュー当時にこのビクトリーFCで試合をしている。そしてUFCファイトパスで生放送されるようになり、世界的に知名度が高まったという形だ。
　今大会は2大王座戦が組まれ、メインはヘビー級王座戦。ビッグカンサスの異名をとり、ベラトールからビクトリーFCに主戦場を移した王者ダニエル・ガレモアが、当初は元UFC戦士のラザク・アル・ハッサンが挑戦する予定だったが、欠場となり、ベラトール参戦経験のあるダニエル・ジェイムスが代役に抜擢された。試合はメガトンファイトでガレモアがパンチをぶんまわして突進。金網際にジェイムスを追い詰めダウンを奪う。なんとか立て直そうとジェイムスはガレモアに組みつくが、そこでガレモアがギロチンチョーク。万力の様に締め上げるとジェイムスはもう許してくれとタップを連発。ガレモアが秒殺一本勝ちで王座防衛を果たした。

　セミファイナルは新設されたフライ級王座決定戦でニック・ママリスとケビン・グレイで争われた。元ベラトールであるママリスとRFAなどで実績を積んできたグレーの一戦は、グレイが2Rにギロチンチョークで一本勝ち。がっちりと捕らえ力を込めて締め落とし、衝撃的な勝利で新王者に輝いた。

■　Victory FC 57
日時：2017年5月5日（現地時間）
場所：アメリカ・カンザス州トピカ

＜ヘビー級王座タイトルマッチ＞
○ダニエル・ガレモア（米国／王者）
　1R 1分24秒　ギロチンチョーク
●ダニエル・ジェイムス（米国／挑戦者）

＜フライ級王座決定戦＞
○ケビン・グレイ（米国）
　2R 3分53秒　ギロチンチョーク
●ニック・ママリス（米国）

週刊ファイト5月18日号猪木内縁の妻宝城カイリBJW横浜文体UFC211舞浜巌流島SEI☆ZAに収録されました。

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