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4月28日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
今大会のメインはボラドールJr.とラ・マスカラのシングルマッチが組まれた。元々はルードとしてラ・ソンブラ(現在はWWEへ移籍)と抗争をしていたボラドールJr.だが、団体がソンブラをプッシュしている事に対しファンが反発し、判官贔屓もありルードなのにボラドールJr.を応援する逆転現状が起こっていた。そして遂にソンブラとマスカラ戦(敗者、覆面剥ぎマッチ)まで発展するも、当然、団体がプッシュしているソンブラに敗れマスクを脱いだボラドールJr.だが、イケメンだった事もあり人気が更に爆発。遂にテクニコに転向し、CMLLエースの座に就いた。
それに対しラ・マスカラは、そのボラドールJr.と抗争していたラ・ソンブラと組んでロス・インゴベルナブレスを結成しており、以前より因縁はあった。そして2017年4月21日のアレナメヒコ定期戦でマスカラが反則のローブローをされたと嘘のアピールをして勝利した事でボラドールJr.の怒りが爆発。なんとマスカラに対しカベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)を要求したのだった。
まずはシングルマッチを行うという事になり実現したのだが、試合の直前にマスカラの父親であるブラソ・デ・オロさんがお亡くなりになるという訃報が舞い込んできた。当然、ブラソ・デ・オロさん追悼が行われマスカラを中心にテクニコ、ルード関係なくCMLL所属選手がリングに上がり、オロさんの偉大さを讃えた。試合は、速効でボラドールJr.が1本先取、だがマスカラもすぐに2本目を取り返し3本目に突入した。一進一退の激しい攻防、今回に限ってはいつも乱入するロス・インゴベルナブレスもなしで真正面からぶつかり合う展開となり、最後はマスカラがジャベでボラドールJr.からタップを奪い勝利。天国の父親に捧げる勝利に試合後はボラドールJr.も握手を求め、それにマスカラも応えて抱き合って健闘を讃えあった。
そしてマスカラはリングに正座し、父親に感謝して旗を掲げて涙を流した。今大会に限ってはいつもルードで観客からヒートを買っているマスカラに大声援となったようだ。
また二世、三世のレスラーだけで行われるコパジュニア2017の決勝も行われ、勝ち残ったのはソベラノとサンソンだった。王子と言われソベラノJr.と、超大物ルード、シエン・カラスの息子であるサンソンというテクニコ、ルードの次世代ホープ同士の激突。まずソベラノJr.が1本先取すると、サンソンがすぐに2本目を取り返し、運命の3本目に突入。試合は荒れて場外、入場口で激しくやりあうものの最後はソベラノJr.がフォールを奪い、2017年のコパジュニアはソベラノJr.が輝いた。
■ CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦
日時:2017年4月28日(現地時間)
場所:メキシコ・アレナメヒコ
<シングルマッチ>
○ラ・マスカラ
2-1
●ボラドールJr.
<6人タッグマッチ>
○カリスティコ、ミスティコ、ドラゴン・リー
2-1
●ネグロ・カサス、メフィスト、バルバロ・カベルナリオ
<6人タッグマッチ>
○ディアマンテ・アスール、マルコ・コルレオーネ、エル・バリエンテ
2-1
●エチセロ、クラネオ、リッパー
<コパジュニア2017決勝>
○ソベラノJr.
2-1
●サンソン
<女子6人タッグマッチ>
●マルセラ、ダリス、セウシス
2-0
○エストレリータ、メタリカ、サンリー
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