(C)Bellator
4月21日(現地時間)にコネチカット州アンキャスヴィルで『Bellator 178: Straus vs. Pitbull 4』が開催された。
BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。そして、日本でもインターネットテレビ局「AbemaTV」(アベマ・ティーヴィー)と正式契約し、毎大会、生放送も開始され盛り上がっている。
今大会のメインはフェザー級王座戦で王者ダニエル・ストラウスがパトリシオ“ピットブル”フレイレの挑戦を受けた。この両者はなんと過去に3度も対戦しており、ストラウスの2勝敗だが、ストラウスは判定勝ちなのに対し、フレイレはチョークで一本勝ちしている。宿命のライバル対決という形なったが、試合は1R、両者が慎重な立ち上がりとなった。しかし、2Rに試合が動いた。組みついてくるフレイレを金網に押し込もうとしたストラウスだが、そこをフレイレがギロチンチョークで捕えたのだった。そのままがっちりギロチンが極まりフレイレが一本勝ちで王座奪還。新王者誕生となった。
■ Bellator 178: Straus vs. Pitbull 4
日時:2017年4月21日(現地時間)
場所:アメリカ・コネチカット州アンキャスヴィル
<フェザー級王座タイトルマッチ/5分3R>
○パトリシオ“ピットブル”フレイレ(ブラジル/挑戦者)
2R ギロチンチョーク
●ダニエル・ストラウス(米国/王者)
<女子フライ級/5分3R>
○イリマレイ・マクファーレン(米国)
1R 2分15秒 腕十字
●ジェシカ・ミドルントン(米国)
<キャッチウェイト/5分3R>
○サヤッド・アワッド(米国)
判定 3-0
●ライアン・クイーン(米国)
<フェザー級/5分3R>
○AJ・マッキー(米国)
1R 1分15秒 KO
●ドミニク・マゾッタ(米国)
(C)Fight Nights Global
4月21日(現地時間)にロシア・ウラジオストックで『Fight Nights Global 63: Khamitov vs. Alibekov』が開催された。
このファイトナイツはロシアを中心とした東欧で精力的に大会を行なっており、過去にはアンドレイ・アルロフスキーなど大物も参戦しているのだが、UFCファイトパスで生中継が開始され、一躍、世界の格闘技ファンに知れ渡った(欧州ではテレビ生中継は以前から。ファイトパスでは英語実況。しかし、大会によっては放送されないものもあり)。更にあのエメリヤエンコ・ヒョードルが試合した事で更に注目度が増している。
今大会のメインはライト級王座戦で王者マゴメドサイキド・アルベコフがクアット・ハミトフの挑戦を受けた。MMA無敗のアルベコフはウラジオストック出身であり凱旋試合となり負けられない。しかし、その気負いがあったのか、試合は慎重なものとなり、お互いにスタンドで打撃を出し、金網に押し込むという展開となった。判定でアルベコフが勝利し、王座防衛、地元での勝利となったものの、圧倒的な強さをアピールする事は出来なかったようだ。
逆にセミファイナルでは、元UFC、ベラトール戦士マイケル・ファルカオとの再戦に挑んだウラジミル・ミネエフは衝撃的なTKO勝利となった。この両者は過去に対戦しており、その時はファルカオが判定勝ちしているが、今回はミネエフがリベンジ成功。ファルカオのテイクダウンをきったミネエフが鉄鎚を打ちおろしてTKO勝利となった。
■ Fight Nights Global 63: Khamitov vs. Alibekov
日時:2017年4月21日(現地時間)
場所:ロシア・ウラジオストック
<ライト級王座タイトルマッチ>
○マゴメドサイキド・アルベコフ(ロシア/王者)
判定
●クアット・ハミトフ(カザフスタン/挑戦者)
<キャッチウェイト>
○ウラジミル・ミネエフ(ロシア)
1R 3分35秒 TKO
●マイケル・ファルカオ(ブラジル)
<ウェルター級>
○ジョルジ・ジ・オリヴェイラ(ブラジル)
3R 2分49秒 ブラボーチョーク
●ゲナディ・コヴァレフ(ロシア)
<ミドル級>
○アンドレアス・マイカラディス(ギリシャ)
1R 2分56秒 TKO
●エブゲニー・シャロマエフ(ロシア)
(C)ONE Championship
4月21日(現地時間)にフィリピン・マニラで『ONE Championship: Kings of Destiny』が開催された。
アジア最大のMMA団体としてアジア各国の主要都市で大会を開催しているONE Championshipだが、今回はフィリピンで開催された。
今大会のメインはライト級王座戦で、前王者、青木真也をKOして新王者となったエドゥアルド・フォラヤンが、母国凱旋試合となった。挑戦者はイブ・タンで現在4連勝中だ。試合は、テイクダウンとキックで削ったファラヤンが判定で勝利。母国凱旋故にKOしたかったところだが、タンも非常に強く判定までもつれこんでしまったようだ。
■ ONE Championship: Kings of Destiny
日時:2017年4月21日(現地時間)
場所:フィリピン マニラ
<ライト級王座タイトルマッチ/5分5R>
○ エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン/王者)
判定 3-0
●イブ・タン(マレーシア/挑戦者)
<バンタム級/5分3R>
○ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
1R 2分27秒 バーバルタップ
●トニ・タウル(フィンランド)
<ライト級/5分3R>
○ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
2R 1分31秒 KO
●ヤロスラフ・ヤルティン(チェコ)
<フェザー級/5分3R>
○クリスチャン・リー(シンガポール)
1R 4分15秒 TKO
●ワン・ジャンピン(中国)
<フライ級/5分3R>
○ダニー・キンガド(フィリピン)
判定 3-0
●モハメド・アイマン(マレーシア)
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