(C)World Series of Fighting
2014年8月9日にネバダ州ラスベガスで『World Series of Fighting 12』が開催された。UFC、ベラトールに次ぐ全米第三のメジャーMMA団体として注目を浴びているWorld Series of Fighting、元K-1黄金期を支えたレイ・セフォーが代表という事もあって日本のファンにも馴染みやすい大会となっている。
今大会は、タイトルマッチが組まれず、メインには、MMA9戦全勝という実績を引っ提げた新鋭ルイス・ゴンザレスとペルー人ファイターというMMAでは珍しい国籍ながら、ベラトール参戦経験もあるルイス・パロミノが対戦した。試合は、パロミノが無敗のゴンザレスを金網際に追い込んでラッシュで追い詰める。最後は、右のローキックでゴンザレスがぐらついたところを、左ハイキックを決めて見事にKO。追撃のパウンドをレフェリーが止めて、見事にパロミノがが勝利した。パロミノは金網によじ登り勝利をアピール。無敗の新鋭に劇的勝利した事で、いよいよUFC入りの可能性も出てきたようだ。
セミファイナルでは、そのUFCで3連勝のあと連敗してリリースされたブラジルのホニー・マルケスがWSOFデビュー戦となった。対戦相手はローカルMMAで勝利を重ねてきたカリー・バターフィールドだが、試合はマルケスが圧倒。テイクダウンからグランドでバックを制して攻め続ける。特に2R終了直前には、パウンドで止めてもおかしくない展開であり、終始、グランドで優勢だったマルケスが判定勝ち。メジャーの壁は甘くない事を見せつけた。
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■ World Series of Fighting 12
日時:2014年8月9日
場所:アメリカ・ネバダ州ラスベガス
<ライト級>
○ルイス・パロミノ
1R 4分42秒 TKO
●ルイス・ゴンザレス
<ライトヘビー級>
○ホニー・マルケス
判定
●カリー・バターフィールド
<キャッチウェイト(195ポンド)>
○エルビス・ムタプチッチ
判定
●ケルヴィン・ティラー
<バンタム級>
○ブランドン・ヘンプルマン
判定
●アレクシス・ヴィラ
<バンタム級>
○マット・セイルズ
判定
●ブリソン・ハンセン
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