キム・スーチョルがバンタム級王者!韓国ロードFC38+ロシアACB57 MMA2大会!


(C)Road FC

 4月15日(現地時間)に韓国・ソウルで『Road FC 38』が開催された。
 韓国最大のMMA団体となったロードFCだが、日本や中国に進出している。今回は母国である韓国に戻ってのソウル大会となった。
 メインはバンタム級王座決定戦でキム・スーチョルとキム・ミンウで争われた。試合はスーチョルがテイクダウンを奪って優勢に進め、判定勝ちで新王者に輝いた。
 世界的にはメイン以上に注目されたのが、あのIGF戦士クリス・バーネットの韓国デビュー戦だ。巨体で踊りながら登場するバーネットに韓国の観客も大歓声。しかし、試合は突っ込んできたバーネットにヒョンマンの右フックが被弾し、バーネットの左目付近から出血。それでも飛びこんでいき強引にテイクダウンしてパウンドを落とすバーネット。しかし、出血でレフェリーがストップ。ドクターのチェックでバーネット試合続行不可能と判断されヒョンマンのTKO勝利となった。バーネットはまだ戦えるとアピールするも覆らず。しかし、観客からは非日常的な大きな身体のバーネットに拍手が送られていた。

■ ROAD FC 038
日時:2017年4月15日
場所:韓国・ソウル

<第6試合/バンタム級王座決定戦>
○キム・スーチョル(韓国)
 判定 3-0
●キム・ミンウ(韓国)

<第5試合/無差別級>
○ミョン・ヒョンマン(韓国)
 1R 2分17秒 TKO
●クリス・バーネット(米国)

<第4試合/ライト級トーナメントトライアルB>
○トム・サントス(ブラジル)
 2R 3分12秒 TKO
●ナム・ウィチョル(韓国)

<第3試合/ライト級トーナメントトライアルB>
○ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
 1R 0分55秒 TKO
●ブルーノ・ミランダ(ブラジル)

<第2試合/ライト級トーナメントトライアルB>
○マンスール・ベルナウイ(フランス)
 1R 4分46秒 リアネイキドチョーク
●キ・ウォンビン(韓国)

<第1試合/ミドル級>
○キム・デソン(韓国)
 1R 2分33秒 TKO
●桑原 清(日本)


(C)Absolute Championship Berkut

 4月15日(現地時間)にロシア・モスクワで『ACB 57: Payback』が開催された。
 このアブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクートは2012年から精力的に大会を開催してきたロシアのMMA団体で、ロシア人同士だけではなく、ロシア勢が(ロシアから見て)海外勢と対戦するカードも多く組まれる国際的な大会だった。しかし、最近はチアゴ・シウバ、ポール・ブエンテロ、マイク・カイルという世界的に有名な元UFCファイターと契約し、ロシア対世界ではなく、ワールドワイドなMMA団体となり、2017年にはアメリカ、イギリス進出も果たした。
 今大会のメインはバンタム級王座戦が組まれ、王者マゴメド・マゴメドフがピエトロ・ヤンの挑戦を受けた。この両者は2016年にも対戦しており、その時はマゴメドフが僅差で判定勝ちしており、更にマゴメドフはMMA12連勝中という事もあり下馬評では優勢だった。しかし、試合はヤンがテイクダウンを奪うなど攻勢に出て判定勝ち。ヤンが王座奪取とリベンジに成功した。
 セミファイナルでは、元ベラトール戦士のアレクサンダー・サルナフスキーをエドゥアルド・ヴァルタニアンがチョークで仕留めて一本勝ちしている。

■ ACB 57: Payback
日時:2017年4月15日(現地時間)
場所:ロシア・モスクワ

<バンタム級王座タイトルマッチ>
○ピエトロ・ヤン(挑戦者/ロシア)
 判定
●マゴメド・マゴメドフ(王者/ロシア)

<ライト級>
○エドゥアルド・ヴァルタニアン(ロシア)
 2R 4分47秒 リアネイキドチョーク
●アレクサンダー・サルナフスキー(ロシア)

<ミドル級>
○ヴャチェスラフ・ヴァシレフスキー(ロシア)
 2R 3分20秒 リアネイキドチョーク
●イブラギム・チュジガエフ(ロシア)

<ライト級>
○U・ガジダウドフ(ロシア)
 判定
●ラスール・ショバロフ(ロシア)

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