チェ・ホンマン6年ぶり復帰もKO負け!韓国ROAD FC日本初上陸

 韓国の総合格闘技大会が日本初上陸! 7月25日(土)、東京・有明コロシアムで『ROAD FIGHTING CHAMPIONSHIP 024 IN JAPAN』が開催された。
 ROAD FCは2010年に韓国で発足し、23回の通常シリーズと3回のコリア大会を主催。2015年を「グローバルの年」と定め、この日本大会が韓国メジャースポーツ史上、初の国外での開催になるという。
 客席の一方向に赤と青で輝く電飾のボードを立て、そこに選手の入場ゲートを作る会場設営は、この日も韓国開催の時と同じ。八角形の金網オクタゴンで、選手は覇を競い合う。
 アリーナ席には全席の前に、黒いテーブルクロスがかけらた長テーブルが置かれ、「ROAD FC」のロゴの入ったB4サイズの黒い紙が、席ごとに机に敷かれていた。一席ずつ、ペットボトルの水もサービスで置かれている。つまり、食べ物を置き、ドリンクを飲みながら観戦できるスタイルなのだ。
 ただ観客は満員とはならず、やや厳しい動員数となったが、満員になる日が来ることを目指し、来年以降も日本で開催する意向だという。

 この日のメイン(第8試合)はミドル級王座決定戦(5分3R)。福田力(グラバカ)が、亀の体勢になったチョン・オジンを殴り続け、1R2分52秒、TKOO(レフェリーストップ)で圧勝。同王座を戴冠した。かつて同級王座には大山峻護が初代王者として就いたことがある。
150725RoadFC-Toyota
 第7試合は無差別級戦(5分3R)。6年ぶりに総合格闘技のリングで復帰するチェ・ホンマンを、カルロス・トヨタが1R1分29秒、右フックで鮮やかにノックアウトした。
 同大会代表のジョン・ムンホン氏によると、チェ・ホンマンは大会2日前、韓国で悪意のある報道をされ(借金返済に関する訴訟問題)、眠れない日を送ったのだという。
「脳の手術と長いブランクを経ての復活、そして韓国と日本の両国でこれほど話題を作れる選手はいないのに。今日の敗戦については言い訳はできないけれど、悪意のある報道がありました。韓国では大会を開くたび、2、3日前になると悪意のある記事が出ます。同じ韓国人同士、なぜ邪魔をするのか。自分はお金がたくさんあって、余裕があって大会を開くわけでもない。ご飯も食べれず、ホテルで一睡もできなかったチェ・ホンマン選手を、今回は擁護したいです」

 また、韓国大会常連のミノワマンはキム・デソンに3-0で判定勝ち。高瀬大樹はユン・ドンシクに1-2で判定負けした。
 女子ではしなしさとこが、高校1年生のイ・イェジのデビュー戦の相手を務め、2R4分53秒、マウントパンチからのTKO(レフェリーストップ)勝ちを収めている。
 なお同大会の中継は、東京MXテレビのチャンネルMX1で、8月2日(日)午後7時~8時55分、録画中継される。

150617rfc■ ROAD FC 024 in JAPAN
日時 : 7月25日 (土) 15:00 開場15:30 開始 YOUNG GUNS 2319:00 ROAD FC 024 in JAPAN
会場 : 東京・有明コロシアム 〒135-0063 江東区有明 2-2-22電話:03-3529-3301
主催 : 株式会社 ROAD ROADFC.com + ROADFC.jp
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<第8試合 ROAD FC MIDDLEWEIGHT CHAMPIONSHIP (84KG) 5 分 3R・延長1R>
○福田力 (JAPAN / GRABAKA)
 1R 2分52秒 グラウンドパンチTKO (レフェリーストップ)
●チョン・オジン (KOREA / TEAM MAX)

<第7試合 OPENWEIGHT BOUT 5分 3ROUNDS>
○カルロス・トヨタ (BRAZIL / HARD COMBAT)
 1R 1分29秒 右フックKO
●チェ・ホンマン (KOREA /FREE)

<第6試合 HEAVYWEIGHT BOUT 5分 3ROUNDS>
●川口雄介 (JAPAN / TEAM GUNYAR)
 2R 4分50秒 グラウンドパンチTKO (レフェリーストップ)
○チェ・ムベ (KOREA / CHOIMUBAE GYM)

<第5試合 MIDDLEWEIGHT BOUT 5 分 3ROUNDS>
○ミノワマン (JAPAN / FREE)
 判定3-0
●キム・デソン (KOREA / GWANGJU TEAM CROWS)

<第4試合 BANTAMWEIGHT BOUT 5 分 3ROUNDS>
●中原 太陽 (JAPAN / WAJUTSU KEISHUKAI GODS)
 1R 4分48秒 フロントチョークスリーパー
○キム・スーチョル (KOREA / TEAM FORCE)

<第3試合 -88KG CATCHWEIGHT BOUT 5 分 3ROUNDS>
●高瀬 大樹 (JAPAN /IAMI)
 判定1-2
○ユン・ドンシク (KOREA / FREE)

<第2試合 WOMEN’S ATOMWEIGHT BOUT 5 分 2ROUNDS>
○しなしさとこ (JAPAN / INDEPENDENT)
 2R 4分53秒 グランドパンチTKO (レフェリーストップ)
●パク・ジヘ (KOREA / TEAM POMA)

<第1試合 LIGHTWEIGHT BOUT 5 分 2ROUNDS>
●大原樹里 (JAPAN / KIBA MARTIAL ARTS CLUB)
 1R 3分55秒 左フック⇒グラウンドパンチTKO (レフェリーストップ)
○イ・グァンヒ(KOREA/EXTREME COMBAT)

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