カート・アングル、DDP、故リック・ルードなどが栄誉!WWE殿堂入り式典は自虐ネタの洪水

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 Hall of Fame殿堂入り式典が現地時間3月31日、WWEネットワークから世界配信された。今回も異常な長さになり、もっと短くまとめろよとも思うが、そこがCBSやABC,NBCで放送されるアカデミー賞やグラミー賞との違いで、CMがない分、脱線アリの自虐ネタばかりが目立ってしまう、プロレス界はこうなるのかというマニア向け式典のマイナー感は残ろう。

 大トリは戻ってきたカート・アングルだ。現役時代から自身の五輪金メダルをパロディーにするだけでなく、ヘアーマッチに負けて髪の毛を剃られるスキットでも、傑作のかつらで笑かすなど、何週にも渡ってスキットを続けさせるのだが、視聴者は魔法にかけられたことになる。今回もそのかつら、頭に似合わない小さなカーボーイハットと、単にスピーチを読み上げるのでなく、全身コントを演じていたのは脅威だ。自身の経験からミスから学ぶことを若いレスラーたちに諭していたが、実人生は飲酒運転を筆頭に”逮捕王”の異名を轟かし、家庭生活ではジェフ・ジャレットにカレン夫人を寝取られるなど、転落人生の象徴として一般紙に扱われてきた事実は残る。

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 最後は、記憶に残るスキットの代表格、ミルクマンとして運搬車をリングサイドに乗り付け、リング上の権力者たちにホースでミルクをぶちまけた回から、2本のミルクをがぶ飲みスタントを実行。当然、ぴかぴかの高級スーツも白にまみれるという自虐ネタで締めていた。


電子書籍詳細版は金曜7日発売『週刊ファイト4月13日号』に収録されます。

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【2016年受賞者】
・ダイヤモンド・ダラス・ペイジ
 インダクター:エリック・ビショフ

・ロックンロール・エクスプレス(リッキー・モートン&ロバート・ギブソン)
 インダクター:ジム・コルネット

・リック・ルード
 インダクター:リッキー・スティムボート

・ベス・フェニックス
 インダクター:ナタリア

・テディ・ロング
 インダクター:JBL&ロン・シモンズ(APA)

・カート・アングル
 インダクター:ジョン・シナ

※ウォリアー賞
・エリック・ルグランド
 インダクター:ダナ・ウォリアー

※レガシー部門
・ヘイスタック・カルホーン
・ジュディー・グレイブル
・ベアキャット・ライト
・マーティン・バーンズ 
・力道山
・ルター・レンジ
・ジューン・バイアーズ
・トゥーツ・モント
・ジェリー・グラハム

【過去の主な受賞者】
アンドレ・ザ・ジャイアント(1993)
フレッド・ブラッシー(1994)
ピート・ローズ(元MLB選手2004)
ハルク・ホーガン(2005)
ウィリアム・ペリー(元NFL選手2006)
リック・フレアー(2008)
ザ・ファンクス(2009)
アントニオ猪木(2010)
マイク・タイソン(2012)
ブルーノ・サンマルチノ(2013)
アルティメット・ウォーリアー(2014)
アーノルド・シュワルツェネガー(2015)
藤波辰爾(2015)
スティング(2016)
スタン・ハンセン(2016) ほか

WWEオフィシャルサイト

レッスルマニア33特設サイト

WWEネットワーク
※生放送終了後、ビデオオンデマンド方式で視聴可能です。
※WWEネットワークは英語でのサービスです。日本語字幕はありません。

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