『格闘アームチェア探偵団』古吉進一郎(ふるきち)

【5周年記念感謝企画第五弾】
『格闘アームチェア探偵団』前口上より

◎僕の初めての単独電子書籍による著作『格闘アームチェア探偵団』をお届けする。
◎別掲載の年表を見ての通り、81 年4 月23 日の初代タイガーマスクデビューから今年8 月27日(日本時間28 日)の岡見勇信UFC 世界ミドル級王座挑戦に至るまでまことに雑多な文章の集まりである。そこに一貫性のかけらも見られようはずがない(自分で言うな・笑)。
◎しかしもしそこに共通して流れている理念があるとすれば「クソ真面目に見る」という理念に他ならない。これはかつての村松友視氏が名著『私、プロレスの味方です』の中で「プロレスは真面目に見るのではなく、クソ真面目に見るべき」としていたその衣鉢を継ぐものであると自負している。この違いが分からない方はすでにプロレス頭に欠けておられるのでは、と不遜ながら決めつけさせていただくのである(笑)。
◎というとふざけているように聞こえているだろうが、さにあらず。あくまで僕は「クソ真面目に」この37 年間(猪木対大木以来だから、長いねどうも)プロレス&格闘技を見続けてきたつもりだ。「クソ真面目に見ること」、それは事象の表側だけでなく裏側をも推察することである。(以下本紙へ続く)

「格闘アームチェア探偵団」作品リスト
(1)ドンキホーテは格闘技界から撤退するのか〜一企業に左右される日本格闘技界の危うさ
(2)皇帝最後のアキレス(もしくは「風にさよならを言おう」)
(3)魏=UFC、呉=ストライクフォースの間にあって、蜀=日本マットはいかに格闘三国
志を制しえるか
(4)プロレス歳時記 1985年3月のザ・ロード・ウォリアーズ
(5)ファン的視点から見たプロレスと大相撲の根本的違い
(6)UFCミドル級チャンプのアンデウソン・シウバこそが現代最高のプロレスラーなのだ、という話
(7)運命の日3・11に起こっていた、活字プロレス・活字格闘技もう一つの衰退
(8)絶対王者の哀しみ〜PRIDE 全盛時に抗した小橋建太
(9)プロレス歳時記 1981年4月〜83年8月の初代タイガーマスク、その秘められた殺気
(10)ボクシング3大世界戦とストライクフォース4・9決戦に見た「希望と現実」
(11)プロレス・格闘技歳時記 前田会見を受けて〜1991 年5 月リングス旗揚げ
(12)波紋を呼んだ4・28IGF バンナ対鈴川〜その意義と問題点
(13)修斗・パンクラス・DEEPの三団体同盟は成立しえるか
(14)プロレス歳時記 86年6月12日の藤波辰巳対前田日明
(15)藤原喜明62 歳の健在ぶりを寿(ことほ)ぐ
(16)これでいいのか「炎の体育会ТV2011」
(17)修斗三権分立体制の崩壊と朝日革命の失敗、その後にくるもの
(18)格闘技歳時記:96 年10 月のK−1 全国地上波ネット初登場と、その15 年後の地上波完全撤退について

(特別収録)2011年私的ファイト大賞 MVPはフランク・エドガー&ダン・ヘンダーソン

(特典収録)最後にー筆者に多大な影響を与えた二人のエディター・ライターへの謝辞
井上義啓
タダシ☆タナカ

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『格闘アームチェア探偵団』古吉進一郎(ふるきち)

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