80’sプロレス黄金狂時代Act2~時代の風が男達を濡らしていた頃

【プロレスリングの魂を刻み記す“美城丈二”著作集、いよいよミルホンネット発、新作登場!】

 プロレス“黄金”の時代とは一体、いつの時代を指すのか?
「冬の時代を通り越して“氷河期”の時代だ」などと揶揄されて久しいプロレス界。そんなプロレス界にあって、かつてまさに“黄金”の時代だと評された年代があった。
 80年代・・・・・・。
 それはBI対立の時代と置き換えても差し障りは無いであろう。
 馬場・猪木、両雄を頂点とし、多くの日本人、異彩のレスラー達が頭角を現す。魅力的な個性派外国人レスラーも多数、来襲。綺羅星の如し、多くのファンを唸らす名勝負を編み出し、一世を風靡したプロレス界。地上波TVではゴールデンタイムに放送され高視聴率をキープ、世間の耳目を惹き、まさしく格闘技界の雄として君臨した。だが、またそんな栄華を誇ったプロレス界に暗澹とした隙間風が吹き始めたのも同じく80年代ではなかったか?
 地上波ゴールデンからの撤退やファンを失望させる移籍劇、いくつかの団体勃興が起こりまた儚く消えていくという、のちにまるで当たり前のように起こり続けたプロレス団体の誕生、崩壊劇は来るべき“氷河期”の時代をまるで予見しているかのようであった。

 そんな、まさに“暗転”のプロレス界にあって光と闇を照らし出して見よう、というコンセプトをひとつのアプローチとして編まれた作品が本書である。プロレスラーのリング上で見せるギミックとは明らかに違う異形、佇まい。そこから導き出される、ある“答え”とは何か? その答えを読み手ひとりひとりに委ねる形で作者は一文一文を編んでいったのだと語る。
 80年代プロレスという“懐かしさ”を手繰り寄せながらもそこに内包している現代プロレスとのアンチテーゼをも照らしながら作者の探求はどこまでも深く続いていき果てが無い。70年代、90年代という過去、未来のプロレス界をも包括しつつ展開していく、お馴染み“美城節”論評、ミルホンネット発、第11作にしてベストセラーを記録した黄金狂シリーズの待望第2弾!! 作者による全篇を改稿、再編集のもと満を持して、いよいよここに上梓・発売致します。

Act?【上田馬之助という名の“常識”】
Act?【前田日明という名の“夢幻”】
Act?【長州力という名の“屹立”】
Act?【往時の新日本・黄金コンビの一翼、坂口征二の“堂々”】
Act?【タイガーマスク、意思としての“異形”】
Act?【“悪の正太郎君”若松市政とスーパーストロングマシーン】
Act?【ダスティ・ローデスという名の“異能”】
Act?【武藤敬司という名の“転生”】
Act?【ミル・マスカラスという名の“立地”】
Act?【ジャンボ鶴田の“自制”】
Act?【過ぎ行く“闘魂伝承”の時代・橋本真也】
Act?【UWFという名の“血塊”】
Act?【ブルーザー・ブロディ、最期の“瞑想”】
Act?【90年代プロレスの変容・グレート・ムタ登場と闘魂三銃士の“煌き”】
*特別巻末収録
【追悼・ラッシャ−木村】
【追悼・山本小鉄】


 ⇒『美城丈二の“80's・プロレス黄金狂時代”
 
〜時代の風が男達を濡らしていた頃』Digital Remaster Act2

 ☆併せて読めばきっとあなたも昭和プロレス通!!
 
『美城丈二の“80's・プロレス黄金狂時代”〜時代の風が男達を濡らしていた頃』Digital Remaster Act1

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80'sプロレス黄金狂時代Act2~時代の風が男達を濡らしていた頃

商品コード yoshikijyo011

価格 525 円

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