魂暴風 優しみと矜持を持つ男達篇

第5弾は『優しみと矜持を持つ男達篇』と題し、多くの有識者の方々から“美城流”と謳われた、筆者らしい筆が冴える5大コラムをあらたに再編集、改訂稿として再録!! ご好評を得て早くもここに上梓。更に、筆者があまりに想い出深いと回顧してやまぬファンクラブ誌発表作『もうひとつのマスクマン伝説「実はね、僕もね、昔、マスクを被ってたんだよ。」ストロング小林・外伝』を収録。

 

あの魂の語り部“美城丈二”の、
人気格闘プロレスコラムサイト、電子書籍化タイアップ、
『FIGHT!miruhon.net版 魂暴風*a martial art side Act;5』

“変わらぬものをいつの時代も変わらぬのだと、言い続けたい。” 

☆Thought・?『時代の目撃者・シリーズ“あのアングルの向こう側”全土熱狂!!昭和・巌流島の決戦“ジャーマン葬”と“卍地獄”、二大フェバリットホールドで仕留められたストロング小林の底知れぬ胆力』
☆Thought・?『「Is it cheerful?(やぁ、元気かい?)」未だ忘れられぬ名優!!“狂犬”ディック・マードック』
☆Thought・?『“立ち上ってくる妖気”踏みとどまることを知らぬ小橋建太という、執念』
☆Thought・?『その想いはまさに猛々しき“世界の荒鷲・坂口征二”その人柄に隠れた異相』
☆Thought・?『“アルバトロス殺法”キラー・カーン「あほうどりが奏でたプロレスラーとしての矜持ゆえの夢」』
☆Good old thought『もうひとつのマスクマン伝説「実はね、僕もね、昔、マスクを被ってたんだよ。」ストロング小林・外伝 』

 【解説】
 横溢(おういつ)という言葉がある。試みに辞書で紐解いてみるとそこには「溢(あふ)れるほどに盛んなこと、またそのさま」とある。私は美城丈二、氏の編み出すあらゆるジャンルの文章を読了するたびに、そういう心持ち、溢れる様々な感情が湧きたってきて仕方が無い、それら感情に浸される。いや、そういう想いに捉われて癒されると記述したほうが分かりいいかもしれない。

 そこにはなんとも言い難い、氏が好んで用いる“哀感の情”が漂い、読み終わったあと、他の方では味わえない、溜め息がほっと出るような、そういう想いに至るのである。それはまさしく氏の歩まれた、様々な経歴から起こる“哀感の情”なのだと察する。明晰鋭敏な文章なるものはこの世にあまたあれど、氏のような“哀感の情”を伴った文章・物語に私は未だかつて出遭ったことが無い。だからか、氏の文章を読まれた方々が、いつしか誰言おう、“美城流”と謳うようになった。誠に氏、特有の読了感、ゆえであろう。

 私は個人的なことを語れば、氏の大学時代の一年後輩にあたる。氏は私が知遇を得た頃、病気がちで、入退院をなされたり、青息吐息の時代であったが、よくよく健康を取り戻されたものだと感慨に耐えない。やはり、氏にはなにがしか書かねばならぬ、いわば見えざる者の配慮を考えざるをえないのだ。今後も、氏が健啖にあって、コラムというジャンルに留まらず、大いなるものをものされることを強く、私は望んでやまない。是非、一度、氏の編まれた物に触れていただきたいと思う。そこには仔細に読み解けばきっと私とおんなじ感慨に至る事柄が述べられていると思うひとりであるから。
 氏よ、僭越ごとながら今後も氏の編まれる著作に触れることをこの心、楽しみに致しておりますよ。今後も良きお付き合いを。誠に拙文ながら一筆、申し添えておきます。

                     海江田透治(詩人・文芸評論家)

矜持(きょうじ)
「自信や誇りを持って、堂々と振る舞うこと。ブライド」
「自分自身をエリート だと、積極的に思う気持」。

魂暴風 優しみと矜持を持つ男達篇

商品コード yoshikijyo005

価格 315 円

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