日米格闘技史百年戦争 幕末異種格闘技 江戸相撲vsペリー艦隊レスラー 2017-02-16 01:562020-08-26 14:09 山口敏太郎事務所, 著者別:復刊本_写真集_教材 ツイート 時は幕末、浦賀に現れたペリー艦隊を威嚇する為に、幕府は力士たちを送り込む。その力士たちにペリー艦隊のボクサー、レスラーが挑戦した。この申し出を、江戸相撲最強のガチ野郎・小柳が受けてたった。果たして勝つのは日本か?米国か?幕末の異種格闘技戦が今、ここに開始された。東北に発達した四角い土俵の南部相撲。ヒールとベビーフェイスに別れ、空中殺法さえ使う謎の相撲団体・南部相撲!江戸相撲との団体対抗戦にも勝ち抜いた元祖・地域密着の格闘団体とは一体? 「幕末から明治にかけて日本の格闘界を守ったのは江戸の力士たちである」〜驚愕の労作ルポタージュ、パソコン画面に復刊! 【日米格闘技史-100年戦争 プロローグより】 日米の格闘技大戦争は、時代が進むにつれ、ねじれ現象を引き起こした。東洋で生まれた柔術が南米や欧米に伝播し、西洋で生まれたプロレスが日本に定着したのだ。この現象はおもしろい。力士の力道山が日本で欧米のプロレスを創業し、南米では講道館の前田光世が柔術を伝え、それが後のグレイシー柔術となるという逆転現象も引き起こしたのだ。歴史とはかくも皮肉なものなのだ。 本書は、日本格闘技界とアメリカンプロレスとのこの100年戦争の歴史を追跡してみた。現在、隆盛を迎える総合格闘技と、アメリカン・プロレスはまったく逆のものと言われるが、実は同根のものであり、かつて複雑にからみあった歴史がその背景にある事を検証してみたい。 【本文抜粋】 ☆ レスリングと相撲世界の格闘技のルーツ!!世界の格闘技は同根なのか?! 南部相撲は、元来盛岡藩お抱えの相撲である。 相撲取りや行司など約五十人から構成されており、南部地方各地で興行がうたれたが、一番の大きな特色は角芝相撲であるという点である。この角芝相撲とは、なんと四角い土俵を使って闘うというものである。 ☆ 四角い土俵に!!空中殺法!!江戸時代のプロレス・南部相撲?! 江戸末期の行司である長瀬越後が書いた「相撲極伝之書」には角芝土俵の使用範囲について記載されている。現在の本場所に当たる勧進相撲場合にのみ使用されていたようである。神事である神前相撲や、殿様に見てもらう御前相撲は通常の円形の土俵を用いていたとの事である。 つまり、観客に見せる相撲のみ角芝土俵を使ったようである。この事は角芝土俵が見せる為に使われた事を前提としている。言い替えれば四角い土俵の闘い模様は丸い土俵よりエンターテイメントたっぷりの動きができたらしいのだ。 筆者の聞き取り調査によると南部相撲のこういうエンターテイメントに対する姿勢は柔軟で東西の組分けを、ハンサムな男と、悪党面に分けたりしたという話も残っている。 ☆ 日本最初の総合格闘家? 力士・小柳誕生 阿武松をモデルにした落語では、六代目三遊亭円生の噺「阿武松(おおのまつ)」が有名 当時の相撲界は現在のプロレス界のごとく多団体時代であり、江戸相撲、大阪相撲、京都相撲、そして南部相撲が乱立し、それぞれが各地域で興行をおこなっていた。しかし、阿武松や稲妻の功績のおかげで、最も人気、実力があると歌われたのが江戸相撲であった。 ☆ 日本初異種格闘技戦!小柳(江戸相撲)VS米国レスラー(ペリー艦隊) 「うまい米を食って、うまい酒を飲んで、稽古は死ぬ気でやっている」(六代目横綱・小柳) ☆ ショーマンシップ力士・両国梶之助 2m巨人レスラーにバックドロップ炸裂 ソラキチ・マツダ誕生のルーツとは? 注意)2003年6月25日アートブック本の森「アメリカンプロレス 中級バイブル」(絶版)の一部に加筆、修正を加えたものです。 【著者:山口敏太郎】 新日本プロレスでのマクガイヤー兄弟と猪木の試合を見て、プロレスファンになる。ファン歴、30数年。昭和57年、徳島にて友人たちとプロレス同人誌「プロレスアワー」を創刊、その後プロレスアワーは、徳島の福田レコードの福田専務と知り合い、第二次UWFの徳島大会の応援・運営に至る。「プロレスアワー」と同時進行しながら、昭和62年、ミスター高橋が顧問を勤める神奈川大学プロレス研究会に入会。入会当時四年生には、後に週刊プロレスで活躍する須山氏がおり、会長を勤めていた。また、自分自身が四年生のときは、一年生の後輩に、後に竹書房にてプロレス本の制作を行った編集A君がいた。平成元年より「ジュリエット」というプロレス同好会を主宰。同人誌を4冊出して解散。2002年−2003年にかけて、熊久保氏の誘いにより、アッパーの舟木代表のもと「ゴング格闘技」でエッセイ、対談、インタビューなどで一年強、お世話になる。プロレス・格闘技関連の著作は、単著に「暴露と闘え!プロレスLOVE(コスミック)」「ビースト・ボブサップの謎(コスミック)」「アメリカンプロレス中級バイブル(コスミック)」、制作参加した書籍に「超合筋・キックボクサー武田幸三の全て(心泉社)」「ロード・オブ・パンクラス(悟桐書院)などがある。 日米格闘技史百年戦争 幕末異種格闘技 江戸相撲vsペリー艦隊レスラー商品コード yamaguchib001価格 315 円 ウィッシュリストに追加する » 投稿ナビゲーション 宴の痕-ムエタイの深層-「ムエタイ1556キロ 」ある極悪レスラーの懺悔 親父の死、大相撲入門、プロレスとの出会い