劇的美旋律☆シュート活字究極の聖典
孤高の最高傑作が合冊。Ｋ-１、ＰＲＩＤＥの源流を辿り、プロレス村の作る歴史とは異なる驚愕の真相が明かされる！

?54年力道山〜沢村忠キックの誕生
【21世紀の精神異常者】木村政彦、力道山、沢村忠、梶原一騎。先駆者はいかにして未知のスポーツ・エンタテインメント創業と格闘したのか？

【文化史「ハレンチ学園」流行】ドル・ショックで１ドルが３６０円から３０８円に切り下げられ、マクドナルド、ミスタードーナッツの日本１号点がオープンしたのは71年だ。外食産業を迎え撃ったのは、日清のカップヌードルである。翌年アメリカからはアリス・クーパーがＬＰ『スクールズ・アウト』を発表、73年には『ビリオンダラー・ベイビーズ』がリリースされている。ステージ・アクトに凝ったショック・ロックの元祖で、ニシキヘビをステージに持ち込んだ。レスラーのジェイク"ザ・スネイク"ロバーツが人気を博すと、ＷＷＦは先駆者のアリスに『レッスルマニア３』ゲスト参加を請うことで感謝の意を表した。

?76年猪木対アリ「異種格闘技戦」の真相
【すべての若き野郎ども】猪木が伝えたいこと〜「何か新しいことを知っている」。虚実一体の格闘芸術へようこそ！

?藤波ＭＳＧデビューと学生プロレスの起源
【悪魔と魔法使い】魑魅魍魎が跋扈した週刊ファイト編集部、新間寿営業本部長＆新日プロ、猪木と佐川急便会長の初遭遇まで網羅。
タイガーマスク旋風前夜の初公開ドキュメント＆資料収録

?昭和プロレスの終焉 テリー・ファンク引退
【プロレスは燃え尽きたのか？】英国ロック音楽のパイオニアとして崇拝されるＴＨＥ　ＷＨＯが、"最後の北米ツアー"をしたのが82年。ラジオの影響力がまだまだ圧倒的だった。日本での認知度はビートルズやローリング・ストーンズと比較して今ひとつだが、ラジオでのオンエア回数からもＷＨＯ人気の絶大さは容易に伺い知ることが出来た。

シンディ・ローパーのデビュー曲のプロモ映像に、プロレスのマネージャー＝キャプテン・ルー・アルバーノが起用されたことが縁で、84年のＷＷＦのリングにもシンディーが登場するようになる。
北米市場はローカルテリトリー時代に別れを告げた。

?大好き！世界一の女子プロレスとＵＷＦ
【正義の聖剣降臨】キック、スープレックス、サブミッション、そして心昂るヒロイズム。これぞ完璧なるプロフェッショナル・レスリング！　新日マットにＵＷＦ軍衝撃の出戻りデビュー！

?93年Ｋ-１、パンクラス「シュート革命元年」
【守護神伝】
Ｋ-１の鍵）石井館長＆フグ、ホースト、アーツ
パンクラスの鍵）船木、鈴木、シャムロック＋尾崎社長
ＵＦＣの鍵）ホイス＆ホリオン・グレイシー

?アメプロの逆襲 格闘技の席巻 喪失の十年
【高田ヒクソンを見終わったら、20世紀も、もう終わっていい】12月には本家ＵＦＣが日本に上陸、ダークホース桜庭和志（当時キングダム所属）が優勝。「プロレスラーは本当は強いんです！」とのマイクアピールで、一気にプロレスファンのハートを掴んだ。

?06年Ｋ-１、ＰＲＩＤＥ危機と新日崩壊
【さあ行こう、感動と出愛に…】田村潔司、桜庭和志、船木誠勝、そしてヴォルク・ハン。様式美プロレスＵの回転体運動が、天国で舞った踊りとは？　「このいただきに登り着いた者は他には誰も存在しない」。桜庭和志vs.ホイス・グレイシー格闘技ブームのクライマックス、怒涛の文化史ドキュメント貫通！

【ワープロ・テーマ曲：ＥＬＰ→北欧メタル】「星に願いを」＝オキテ破り〜アルティメット・クラッシュ'03の昇天

【HR/HM音楽：王道凱旋】"鋼鉄神"ジューダス・プリーストはジョーン・バエズが秘められた恋人ボブ・ディランのことを歌った「ダイヤモンド＆ラスト（欲望）」をハードロック演奏、斬新な解釈を認められて世に出た英国バンドは、再びフォーク歌手の佳作をアコースティックに戻すことで原点回帰、三十年の歳月を経て「ヘビーメタルとは何か」を問い続けた信念の大航海が一周して、出発の母なる大地に帰還を遂げている。
ブライアン・メイとロジャー・テイラーのＱＵＥＥＮは、先輩ポール・ロジャースを迎えて20年ぶりに来日ツアーを行った。米国ではエアロスミスが新作を発表。時代を築いた英米の73年デビュー組はそれぞれに健在ぶりをアピールした。

【Special Edition付録】２，３章補完資料＜Left Overs＞