1998年の決断、12・10丸藤vs三沢の秘話 『世界のスポーツ見聞録』

2006年12月10日、日本プロレス界の覇権を握ったNOAHの武道館大会。メインイベントで行われたのは26歳の丸藤正道が44歳の三沢光晴を迎え撃つGHCヘビー級選手権試合だった。ジュニアヘビーの身体でありながら史上最年少でヘビーのベルトを巻いた「天才」丸藤。1990年代世界最高のレスラーと呼ばれながらも近年衰えが囁かれ一線を退いた形を取り続けている三沢光晴。2人の対決は、三沢を、そして丸藤を見続けた筆者にとって平常心では見ていられないものだった。

ジャイアント馬場が反対した丸藤の入門を三沢が「独断」で認めたのは何故か?
「新弟子」丸藤に対する三沢の教育方針は?
「ファンの悲壮なまでの思いが、プロレス的勝負論に決着をつけた。ある意味、ここまで純粋なプロレス」をリリカルに描く筆者ならではプロレス論

★2006年に急逝した名物外国人ブッカー、「故ビクター・キニョネス氏の功績」話も同時収録。


三瓶千詠・画 歴史オタク的プロレス史6〜三沢光晴と徳川家康より

★週刊プロレスで記者、アメリカで週プロ&格闘技通信&東京スポーツなどの通信員&カメラマンを務めた“なんでも屋”鶴田倉朗のコラム。ここには暴露話も爆弾発言も出てきません。出てくるのはヒューマンストーリーだったり、団体のインサイドストーリーだったり、その土地や地域の話などです。プロレスに限らずスポーツ取材の根底にあるのは、旅なのではないか。その国や地域に触れることからスポーツは始まっているのではないか。
取材してきたプロレス、格闘技、メジャーリーグをベースに、世界各地を旅してきた経験を交ぜて展開。ストーンコールドもアントニオ猪木もドクター・ルーサーもランディ・クートゥアーもイチローも、ロサンゼルスもプエルトリコもプラハもマカオもアマゾン川も、なんの脈絡もなく順次登場予定。架空通信員体験の世界へどうぞ。

1998年の決断、12・10丸藤vs三沢の秘話 『世界のスポーツ見聞録』

商品コード tsurutakur002

価格 315 円

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