ドリュー・ギャロウェイがグランド王座返り咲き!TNAインパクト

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 1月19日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、欠場していたドリュー・ギャロウェイが復帰し、ムースが現在、保持するTNA1インパクトグランド王座に挑戦した。ギャロウェイは元王者であり、何としても王座を奪い返したいところだ。試合は、白熱した展開となるもギャロウェイがアイアンメイデンでムースを締め上げるなど有利に進める。更に、ヒール転向した為、反則のローブローも交えてムースを追い詰めて、最後は必殺のクレイモアでギャロウェイがフォール勝ち。遂に王座に返り咲いた。しかし、ムースは急所打ちのダメージで敗れた面もあるので、再戦の可能性も高いだろう。
 さらに現TNA世界ヘビー級王者エディ・エドワーズと王座挑戦権を持つボビー・ラシュリーも一色即発。遂に襲いかかってきたラシュリーだが、エドワーズを救出したのは、盟友デイビー・リチャーズだった。この2人は、ハーディーズのタッグ王座に挑戦した時、連携がうまくいかず敗れてしまい、一瞬、仲間割れの兆候が見られたのだが、どうも仲直りしたようだ。
 また「Race For The Case」と銘打ったTNA世界タッグ王者ハーディーズを中心としたタッグチームによる権利獲得ブリーフケース争奪戦で番組はスタートした。4つの吊るされたブリーフケースを獲得し、その中に入っている番号順に好きな王座に挑戦できるというもの。一種のギャンブルの様なものだ。まず、イーライ・ドレイクがケースを奪ったのを皮切りに次々とTNAロースター達がケースを奪っていった。結果、イーライ・ドレイク、トレヴァー・リー、ブラム、ジェフ・ハーディの4人がケースを獲得。しかし、その後にタイラスの司会で行われたケースを開く会では、一番最初にケースを奪ったドレイクがナンバー4、一番最後に奪ったジェフがナンバー1、ブラムがナンバー2、リーがナンバー3となっていた。結局、1番にケースを奪ったドレイクが残り物になるという状況でみんなが笑いものにするという結果となった。今後のTNAマットから目が離せないだろう。

■ TNA Impact Wrestling
日時:2016年1月19日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<TNAインパクトグランド王座タイトルマッチ>
○ドリュー・ギャロウェイ(挑戦者)
 ピンフォール
●ムース(王者)

<タッグマッチ>
○アーロン・レックス、ロックスター・スパッド
 ピンフォール
●ロビーE、ホーンスワグル

<シングルマッチ>
○ブルック
 ピンフォール
●デオナ

<Race For The Case>
ブリーフケース獲得
・イーライ・ドレイク
・トレヴァー・リー
・ブラム
・ジェフ・ハーディ

電子書籍版は週刊ファイト2月2日号世志琥MMA木村響子引退I編集長UFC実況アナ昭和プ本ラウェイに収録されました。

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