遂にSEI☆ZAが旗揚げ!! チームSEI☆ZAが謎のエーゲ海美猛女軍団を撃破

 総合格闘技でもプロレスでもない、まだ見ぬガールズ武道エンターテイメント『SEI☆ZA』が遂にベールを脱いだ。今回の開幕戦は、謎のエーゲ海美猛女軍団を、ネパール・リトアニア・ブラジル・日本の混合チームであるチームSEI☆ZAが迎え撃つ、5対5の対抗戦。SEI☆ZAルールという、安全面に考慮したルールによって試合が行われた。

 勝敗はKO、ギブアップ、そして1R中に3ポイント先取することで決着がつく。相撲の押し出し(スモーポイント)、相手の両肩を3秒間マットにつける抑え込み(フォールポイント)で1ポイントを獲得できるのが、SEI☆ZAルールの特徴であり、見どころのひとつである。特にスモーポイントが勝負の分かれ目になることが多く、ゲーム性を際立たせていた。ただ、ルールには改良の余地はあろう。最後の試合では唐突なルール変更(1R中に何ポイント取っても試合は続行される)というハプニングも起こった。5月11日(木)、後楽園ホールで行われる次回大会に向けて、早急なルール整備が望まれる。

電子書籍拡大版は週刊ファイト1月26日号現場記者Jスヌーカ追悼オメガ嵐が丘オカダSEI☆ZAロンダUFCに収録されました。

■ GIRL’S BUDO ENTERTAINMENT/SEI☆ZA/旗揚げ戦
日時:1月19日(木) 18時45分試合開始/18時開場
会場:東京・後楽園ホール

<第5試合 大将戦 SEIZAルール 3分3R>
○ユリア・ストリアレンコ(リトアニア/チームSEI☆ZA)
 1R 38秒 飛びつき腕十字固め
●カラ・ディミトロウラ(ギリシャ)

 2勝2敗で迎えた大将戦。両者ともに重量感のある打撃戦でスタートしたと思ったのも束の間、ユリアが道着を掴むと同時に電光石火の飛びつき腕十字を繰り出して秒殺。この結果、3対2でチームSEI☆ZAが勝利を飾った。

<第4試合 副将戦 SEIZAルール 3分3R>
○高橋奈苗(SEAdLINNG/チームSEI☆ZA)
 2R 2分32秒 3本先取
●マリアンティ・“スーパーママ”・サモウフ(ギリシャ)

 49歳の二児の母、マリアンティが打撃やグラウンドでも高橋に食らいついた。2Rではパンチで高橋を追い込むシーンも見られたが、スタミナ切れを起こしたのか自滅。高橋にジュードーポイント、スモーポイント、フォールポイントの3本先取を許して負けてしまった。セコンドには世志琥がついていた。

<第3試合 中堅戦 SEIZAルール 3分3R>
●ラジーナ・ビスタ(ネパール/チームSEI☆ZA)
 1R 2分12秒 3本先取
○クリスティーナ・コウスタ(ギリシャ)

 両者共に得意の打撃で前に出るが、体格で優る15歳の美少女クリスティーナが突進力で圧倒。スモーポイントを3本先取して、ラジーナから勝利を奪った。

<第2試合 次鋒戦 SEIZAルール 3分3R>
●ラダ・マナンダー(ネパール/チームSEI☆ZA)
 2R 1分02秒 腕ひしぎ十字固め
○ヴィオレータ・カライドプル(ギリシャ)

 ラダは押し出し狙いの戦法。しかし、ヴィオレータに2回押し出されてしまった。2Rに入っても同様の展開が続いたが、寝技に持ち込まれると腕ひしぎ十字固めをかけられ無念のタップ。

<第1試合 先鋒戦 SEIZAルール 3分3R>
○タバタ・ヒッチ(ブラジル/チームSEI☆ZA)
 1R 1分40秒 3本先取
●ソフィア・カルカ(ギリシャ)

 果敢に打撃で前に出たソフィアだが、タバタは冷静に対処。組み付いて押し出す戦法で、3ポイントを速攻で奪って、あっさりと勝利をものにした。

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