「花澄」コールで後押しした!『フェリス・アニョ・ヌエボ~Feliz Ano Nuevo!~2017』REINA女子プロレス

■ REINA女子プロレス『フェリス・アニョ・ヌエボ~Feliz Ano Nuevo!~2017』
日時:1月19日(木)午後7時
会場:東京・新木場1stRING 観衆141人

▽選手一同挨拶
試合に先立ち、REINA所属の各選手が登場し、挨拶。
真琴が「あけましておめでとうございます。
今年初のREINAなので意気込みを聞いてみたいと思います」と各選手にマイクを向ける。
チェスカ「私はもっと強さとセクシーさに磨きをかけたいです」
泰里「もっと動けるようにハイスピード力を追求していきたい」
茉莉「今日、もうすぐ1周年ということで、同期の結奈とばちばちさせていただくので、まずは今日勝ってその調子で上を目指していきたいと思います」
結奈「私の特徴であるこのプッチンプリンであるおなかをバキバキに割って今年はカッチンプリンになります」
真琴「今年はREINAのメンバーを10人にすること、REINAだけの純血興行をすること、そしてBIG BANGにフライデーされること…それは冗談ですが」とそれぞれが目標を語った。

<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
○真琴
 8分38秒、片エビ固め
●中野たむ
※ブレイジングキックから

真琴は新年1戦目らしく、新テーマに乗って登場。いつものように5本のベルトをすべて掲げて入場した。
中野の「お願いします」という握手には握手で応えるも、いきなりキックでオープニングヒット。さらにタックルを決めるも、
アームホイップに返される。そしてスクールボーイを決める中野。
続く中野のエルボーを側転で潜り抜けた真琴は、全体重を乗せたフットスタンプからサーフボードに取る。
真琴はカニばさみから、ダブルチョップ。そしてランニング式のキックへ。中野もローリング式のキックから、フットスタンプ、そしセントーンへ。
真琴はトップロープからのボディアタックでフォールに行くもカウント2。
しかし中野もタックルを連打、真琴からフォールを奪うも2でクリアされる。真琴はナックルを仕掛けるが、中野も応戦。
すると中野はグランド式の変形羽折り固めへ。
そしてランニング式のニーからWWニーへとつなぐ。
中野はとらーすキックからラリアット、さらにはブロックバスターへと畳みかける。
そしてセカンドロープからのセントーンを決める。
優勢に立つ中野だが、真琴はダブルアームで返すと、ブレイジングキックでトドメを刺した。

<第2試合:シングルマッチ 20分1本勝負>
○小林香萌
 7分45秒、フィッシャーマンずすープレックスホールド
●泰里
今年の飛躍が期待される泰里はメキシコ遠征を控える小林とのチャレンジマッチ。
小林にとってはWAVE所属前はREINA所属だった時期もあり、里帰りとなった。
まずは両者握手でスタート。「よっしゃ、行くぞー」と気合を入れる泰里。小林はエルボー、ストンピングと畳みかけ、全体重を浴びせていく。
そして、南側客席に泰里を張り付けると「あけましておめでとー」と言いながら顔面かきむしり攻撃。さらに東、西、北へと泰里を持っていく小林。
ここで終わらず、背中へのドロップキックを放ってからカバーへ。
さらに逆片エビで締め上げる。泰里も伸びのあるドロップキックで返すも、ボディスラム狙いは逆転される。
それでもセントーンを自爆させると、ドロップキックを連打。
そして再度トライしてのボディスラムは成功。続けざまにスクールボーイ、横十字固めと決めるもカウント2。ここから両者によるエビ固め合戦へ。
しかし泰里のドロップキック狙いは逆に打ち返される。
ここで小林は延髄蹴りからフィッシャーマンと続け、3カウントとなった。

<第3試合:シングルマッチ 20分1本勝負>
○ビックバン・ニコル
 5分15秒、体固め
●チェスカ
※ビッグバンヒップドロップ
まずはドロップキックで先制を狙ったチェスカだがニコルは倒れず。
それでも4発目にしてようやくよろめかせる。しかし、ニコルのベイダータックルでコーナーに押し込まれる。そしてナックル合戦ではニコルが打ち勝つと、逆エビへ。チェスカは隙をついてスクールボーイから横十字固めと固め技に持っていく。
ニコルはラリアットでやり返すと、再びナックル合戦。
ニコルが「カモン!」と胸を突き出す。必死にパンチを打つチェスカ。
さらにタックル合戦へと流れるが、ニコルは動じず。そして倒立からのボディプレスでニコルが全体重をかける。続くヒップドロップをかわしたチェスカは、半身の態勢のニコルへボディアタック。しかし2発目はかわされると延髄蹴りを食らう。
そしてコーナーからのビッグバンヒップドロップを浴びて轟沈した。


<セミファイナル:タッグマッチ 30分1本勝負>
〇中森華子、藤ヶ崎矢子
 8分6秒、体固め
希月あおい、●万喜なつみ
まずは一人ひとりテーマ曲に乗って登場。
ひと際目立つのはJWP無差別級王座をもって登場の中森だ。
REINAのレギュラー的存在である中森が無差別級王座を初お披露目した。
「レフェリー・ソフト今井」のコールではなぜか今井レフェリーに大声援が集中する。思わず声の主を見つめる希月。
まずは乱打戦からスタート。JWP勢がダブルのキック合わせるが、希月と万喜もダブルのボディアタックで返す。
そして矢子をとらえ、ツープラトンでのお転婆ダッシュ。
矢子は万喜をとらえると、ヒップアタックの連打で反撃。
万喜も側転で攻撃をかわすとアームホイップで流れを引き寄せる。
希月と矢子はナックル合戦から矢子のスクールボーイに。
続いて中森登場。ミサイルキックからロー、そしてミドルのコンビネーション。
希月のナックルに中森はローで返す。
希月が万喜にタッチ。トップロープからのボディアタックで追い詰め、希月も加わってのダブルによるブレンバスター。
希月の旋回式プレス、万喜のボディプレスと連携を見せていく。
これに対して中森もグラウンドによる卍を決めると、矢子を呼び込み、希月と万喜を鉢合わせに。
しかし万喜もスクールボーイ。そして希月のジャンピング
ラリアットでのアシストが入り中森を追い込む。
しかし、中森はカウンターキックで万喜の勢いを止めると、
シャイニングウイザードでカウント3を奪い、JWP無差別級
王者の実力を誇示した。


<メインイベント:“茉莉&結奈デビュー1周年記念”スペシャルタッグマッチ>
〇結奈、倉垣翼
 14分38秒、フィッシャーマンズスープレックスホールド
●茉莉、志田光
もはやおなじみとなった茉莉の入場パフォーマンス。
大太刀を器用に使いこなし、忍者とプロレスラーの二刀流という部分を見せる。いっぽうの結奈は「ザンバ・デ・ジャネイロ」の
曲に乗り登場。腰ふりダンシングで盛り上げる。茉莉と志田が並び立つと
絵になる二人というイメージが浮き上がる。
いっぽうの結奈と倉垣の構図もボリューミーでこれまた迫力あるコンビが誕生。
こうしたなか、茉莉と結奈の1周年試合がスタート。
まずは、ゴングと同時に気合を込めた茉莉が倉垣と対峙。
腕の取り合いでは俊敏な動きで先手を取る茉莉。
これを倉垣はタックルでぶちまかすと、結奈も呼び込みダブルタックル。
さらに結奈をお姫様だっこして「一周年おめでとう、茉莉もおめでとう」
と叫ぶと、結奈を茉莉に落とし込む。
今度は結奈と茉莉による攻防へ、まずは茉莉がドロップキック。
結奈はコーナーへ茉莉を押し込む。ここで志田がリングイン。
まずは志田が結奈へケツバットを連打。結奈も不格好ながら同じケツバットで対抗。
こうなると、志田も高速のケツバットからランニングケツバットへ。
志田はコーナーへ結奈を追い込み、茉莉へスイッチ。
茉莉は背中への蹴りから、カンパーナ。
志田も割り込み、結奈の後頭部へ蹴りを見舞う。
そして志田が結奈の前に仁王立ち。結奈は必死にナックルで返す。
ブレンバスター合戦では志田を投げようかという場面を見せた
結奈だが、最後は投げられる。
ここで志田が竹刀を持ち出すも、結奈はドロップキックでカット。
志田はブロックバスター気味に抱え上げるが、結奈が暴れてこの態勢を崩す。
ここで倉垣が志田へラリアットを連打。パワフルな攻撃を見せる。
志田から茉莉にタッチ。茉莉はミドルキックを連打するが、倉垣も蹴りで返す。
それでも茉莉はナックルで前に出る。ボディスラムを狙うがこれは返される。
ここで倉垣はバックブリーカーの態勢。これを返した茉莉が
ショートレンジのミドルキック。倉垣もエルボーバットでやり返す。
ここで結奈へ。結奈対茉莉。結奈がドロップキックを3連打。そして雷電ドロップへ。
茉莉を背後から羽交い絞めにするがここは志田がカット。トップロープ上の倉垣を
雪崩式ブレンバスターで投げる。この間に茉莉は結奈にハイキック。
ここで茉莉と結奈のナックル合戦に。茉莉が打ち勝つも結奈はドロップキックで反撃。ここで志田のアシストが入り、志田が結奈を抱えあげてから落としてのハイキック、さらにサンドイッチのミドルキックと連携を見せ、茉莉がハイキックもカウントは2。ここで倉垣がダブルラリアットで二人を蹴散らす。この間に蘇生した結奈は茉莉へミサイルキック。そしてフィッシャーマンを決めると茉莉は返すことができず、結奈が3カウントを奪った。

倉垣が結奈の勝利にはハグをかわす。結奈は勝利のガッツポーズを見せ、負けた茉莉は倉垣に食ってかかり闘争心を見せる。
結奈がマイクを持ち、「勝ったー! 渡井より茉莉は10分先輩だけど、これまで
一度もちゃんと勝ったことないんですよね。でもずっとずっとこいつには負けるもんかと思ってた…。その茉莉に勝ちましたよー!1年前の私と今の私どうですかー? 私、今年一年いけそうな気がするー!」と勝利の雄たけびを上げる。

真琴も「そうそう、その調子でいきましょう。茉莉さんも今日負けたかもしれないけどリベンジすればいいんです」と両者の次なる戦いに目を向けた。
そして「1年がんばってくれたので…」と花束贈呈。
「この二人が1年もプロレス続けてくれたかと思うと、本当にうれしい。嫌なこともたくさんあったと思うけど、1年間続けてくれてありがとう。これからも一緒に頑張りましょう」と思いを馳せた。

さらに所属選手をリングに挙げた真琴は
「いまのREINAは所属が6人ですけど、いまここにはいませんけど、欠場中の花澄ちゃんもいます。この子はいま、難病に指定されている膠原病にかかって入院して、リングに戻ってくれるために毎日治療にがんばっています。そのためにもがんばREINAをしなければいけません」と会場全体から花澄へのメッセージを送ることを提案。

最後は選手だけでなく、レフェリー、観客も一緒になっての花澄への応援メッセージを送った。さらにファンも花澄のテーマ曲とともに「花澄」コールで後押しした。みんな誰もが花澄が帰ってくることをずっとずっと待っている!

●試合後のコメント●
茉莉「まだ実際には1年まだ経ってないので、実感がないといううか、1年経ったんだなーって。
でも、結奈ちゃんは最近色ボケしているので、とくに負けたくない気持だし、私のほうが10分先輩で
負けたくなかったけど、私より3倍くらい経験積んでいるので、その差が出てしまったかな。
でも次は負けません!」

結奈「最初はデビュー前とかにケガしてプロレスを辞めようとしたりとかやっぱり続けようとか、いろいろあったけど、みんなに応援されているうちになんてプロレスって楽しいんだろうって。こんな人から応援してもらえる経験ってなかなか人生でできることじゃないし、いまは1年を終えて、山を一つのぼったような感じです。1年経って、キャラもあかぬけて、セクシーな女性になって髪の毛も変わって、コスチュームもエロになって、この先、どういう方向ににいくのか自分でもわからないけど、これからも突き抜けたレスラーにになりたいです!ポイントは1年前に比べておかしくなったということです!」

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