ハーディーズがタッグ王座を防衛!TNAインパクト

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 1月12日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、TNA世界タッグ王座戦がメインに組まれ、狂人と化したマット・ハーディとブラザー・ネロことジェフ・ハーディの王者組が、ザ・ウルブスと防衛戦を行った。ウルブスのデイビー・リチャードは怪我で長期欠場中だったが、先日復帰したばかり。両チーム共にタッグ屋として一世を風靡していただけに、スピーディーな展開で観客を魅了した。最後はジェフが丸めこんでフォール勝ち。王者チームが防衛を果たしたが、敗北した挑戦者チームのリチャードとエディ・エドワードは口論に。このまま仲間割れしてしまうのだろうか?

 さらにそのTNA世界ヘビー級王者エディ・エドワーズへの挑戦権を賭けてボビー・ラシュリー、イーサン・カーター3世がラストマン・スタンディング・マッチで対戦した。これはダウンして10カウント以内に起き上がることが出来ないと敗北という試合形式であり、ピンフォールやサブミッションによるギブアップでの決着は認められない過酷なルール。テーブル、スレッジハンマー、パイプイス等の凶器は自由に使うことが出来、また、ダウンカウント中に対戦相手が攻撃した場合は再び1カウントからやり直しとなる。更に両者がダウンして10カウントが数えられた場合はノーコンテスト(引き分け)となる試合形式で、試合は壮絶なものとなった。お互いにテーブルに相手に叩きつけるハードコアな展開となるが、最後はリング下のテーブルに2人同体で突っ込み、カウント10の直前でラシュリーが立ちあがり、ラシュリーの勝利となった。結果、ラシュリーが王座挑戦権を獲得した。

■ TNA Impact Wrestling
日時:2016年1月12日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<TNA世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ハーディーズ(王者)
 ピンフォール
●ザ・ウルブス(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ブラントン・サッター
 ピンフォール
●ザ・ミラクル

<タッグマッチ>
-ディケイト
 ノーコンテスト
-DCC

<TNA世界ヘビー級王座挑戦者決定ラストマン・スタンディング・マッチ>
○ボビー・ラシュリー
 KO
●イーサン・カーター3世

電子書籍版は週刊ファイト1月26日号現場記者Jスヌーカ追悼オメガ嵐が丘オカダSEI☆ZAロンダUFCに収録されました。

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