[ファイトクラブ]中邑もAJもいない1・4ドーム、意地の対前年観衆1,000人上乗せ

[週刊ファイト1月12日号]

▼中邑もAJもいない1・4ドーム、意地の対昨年観衆1,000人上乗せ
 新日本プロレス『WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム』大会
 編集部編
・第0試合で小林邦昭vs.タイガー! ノートンvs.エルガン!
・ヤングバックスvs.六本木バイスは試合巧者対決で楽しませる
・ロスインゴ旋風そのままにSANADA組がNEVER6人タッグ王者に
・ローデスジュニアのCody、意欲満々の新日マットデビュー!
・外国人同士のROH世界選手権。新日常連オライリーが防衛ならず
・最後を急所攻撃でかっさらう矢野劇場! タッグ王座が動く
・ラスト4試合シングルの幕開け、ヒロムが期待に応えて王座奪取
・盟友対決は後藤に凱歌、柴田はNEVER戦線からの撤退を宣言
・ドームの“目玉”ビジョンは内藤仕様、棚橋に引導を渡す勝利
・46分超でCS放送枠超過! オカダ・ケニーの死闘にドーム大揺れ
     

 中邑真輔・AJスタイルズらの“ラストドーム”から1年。1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会は、主催者発表の観衆で昨年の25,204人を上回る26,192人が見守る中での開催となった。

 期待度ナンバーワンのセミファイナルは、2016年のプロレス大賞MVP内藤哲也が棚橋に完勝。内藤は「トドメを刺す」との宣言通りに棚橋を完全に下し、まるで第一線から去る棚橋の功績に敬意を払うかのように会釈をしてみせた。この日のビジョンは“目玉”をかたどったものだったが、目を見開く“内藤ポーズ”に絡めたものであることは明らか。「デ・ハポン」大合唱こそなかったが、内藤時代の継続を感じさせる結果となった。

 そのセミを試合内容で超えるのは難作業かと思われたメイン。試合巧者のオカダ・カズチカとケニー・オメガは、なんと生中継のテレ朝チャンネル2の終了時間21:30をしっかり超えるほどのロングマッチ(46分45秒)に。フィニッシュムーブであるレインメーカーと片翼の天使を巡る攻防ラリーが、ドームを何度も揺るがす。オカダが2度目の防衛に成功している。

■ 新日本プロレス『WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム』
日時 1月4日(水)17:00開始
会場 東京ドーム 観衆 26,192人

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