『格闘技EXPO 2016』で長与千種とダンプ松本が6人タッグで激突!

 12 月29 日(木)・31日(土)、「Cygames presents RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント2ndROUND/Final ROUND」が開催されるさいたまスーパーアリーナと併設されているコミュニティアリーナでは29~31日の3日間、「格闘技EXPO 2016」が行われる。
 アマチュア柔術の試合やラウドカール撮影会などイベントが盛り沢山だが、特筆すべきは29日に女子プロレスの試合が組まれたこと。WAVE、センダイガールズ、Marvelous、アイスリボン、JWPなどから試合が提供された。なかでも一番の盛り上がりを見せたのは、メインの6人タッグマッチ。

長与千種・豊田真奈美・井上貴子VSダンプ松本・ZAP-T・アイガー



 80年代の全女ブームのドル箱カードであった、長与とダンプの試合がなぜか実現したのである。リングサイドに陣取った、人気絶頂時からの長与ファンたちがハッピを着て見守るなか、試合は始まった。先発は、長与とダンプ。意外に長与のコンディションはよく、ダンプを翻弄。アキレス腱固めでダンプを苦しめる場面も見られた。
 ダンプの膝は相当悪いのは一目瞭然で、開始直後以外のほとんどの時間はコーナーで見守っていただけ。ZAP-Tも動きに精彩を欠き、アイガーの孤軍奮闘だった。ダンプのお家芸の竹刀や灯油缶による凶器攻撃も決定打にはならず、長与がZAP-Tを丸め込んでフィニッシュ。
 5分足らずの試合時間で、かつて幾度となく繰り広げられた流血戦でもなかったが、長与とダンプの絡みが見られただけで観客は満足の様子であった。
 試合が終わると長与のひとり舞台。榊原信行RIZIN実行委員長をリングに上げ、女子プロレス界のバックアップを求めた。観戦していた榊原氏は心を動かされたようで、長与の呼びかけに応じるという。もしかしたら来年、RIZINと女子プロレスのコラボが見られるかも!?

※長与千種とダンプ松本が6人タッグで激突!『格闘技EXPO 2016』の全長版は[ファイトクラブ]に先行発表されました。