キックボクシング谷山ジム主催のキックボクシングとエンターテイメントを融合させ、更なる高いステージを目指すショーアップされた「ビッグバン」の中でも新人選手の発掘を目的とし、未来のビッグバン出場選手のプレ大会とも言えるのが『Bigbang the future』だ。其のⅨが13日、東京都大森・ゴールドジムサウス東京アネックスで開催された。
　今大会メインにはM-1スーパーウェルター級、WMC世界ウェルター級チャンピオンに就き、現在千葉県でクンタップムエタイワールドジムを開設しているクンタップと、空手やPRIDE参戦実績のある西田操一の一戦となった。クンタップと西田との体重差は２倍もあると思われたがクンタップが体重差をものともせずフットワークからパンチと膝を有効に使い、アッパーからの右ストレートで最初のダウンを奪い、立ち上がった西田を右フックで沈めクンタップが健在ぶりを見せた。
　またセミファイナルにはWPMF日本ライトヘビー級３位の小比類巻道場・藤田智也が登場。プロレス、キック、ボクシング、ボックスファイトなどの戦績を持つ異色のファイター・細井“ジャック・ダニエル”光世を迎え撃った。
　ジャックの戦績はインディープロレスやアマチュア大会などを含めたもので正式なプロキックはデビュー戦にもかかわらず、練習は週一度で「舐めてる」と言われてもおかしくない圧倒的不利な状況で臨むこととなった。
　試合は開始からパンチで前に出るジャックを藤田はローキックで潰しにかかり、偶然の金的打で一時停止もあったが１R終盤にはローキックの狙い撃ちで動きを止めダウンを奪い、立ち上がったところで１Ｒ終了。２R開始と同時に１Rに膝蹴りをもらった顔面の腫れを見たレフェリーが試合を止め、２R開始と同時に藤田のTKO勝ちとなったがジャックのガッツも光った。

■　Bigbang the future 其のⅨ
日時：10月13日(日)　開場15：30 開始16：00
会場 大森・ゴールドジムサウス東京アネックス

＜メインイベント第５試合　ヘビー級ビッグバンルール３分３Ｒ＞
○クンタップ（クンタップムエタイジム/元Ｍ－１ウェルター級＆ＷＭＣ世界ウェルター級王者・８３戦６３勝１６敗４分）
　1RKO 1分41秒
●西田操一（フリー/空手ワールドカップ95ベスト８、タイタンファイト３位・２８戦８勝（５ＫＯ）１９敗１分）

＜セミファイナル第４試合 ８０㎏契約ビッグバンルール３分３Ｒ＞
○藤田智也（小比類巻道場/ＷＰＭＦ日本ライトヘビー級３位・１７戦１１勝（８ＫＯ）６敗）
　2RTKO 0分01秒 ※顔面の腫れの為、レフェリーストップ
●細井“ジャック・ダニエル”光世（宝塾・１４戦６勝４敗４分）

＜第３試合　スーパーバンタム級ビッグバンルール３分３Ｒ＞
△和也（ドラゴンティル/ＷＰＭＦ日本Ｓフライ級９位・１０戦３勝（２ＫＯ）７敗）
　引分０－１（29-29 29-29 30-28）
△波名城勝士（早川ジム/ＭＡバンタム級・５戦２勝（１ＫＯ）３敗）

＜第２試合　５８ｋｇ契約ビッグバンルール３分３Ｒ＞
○皇貴（竹内皇貴/デビュー戦）
　１RKO 2分09秒 ※3ダウン
●下野佳延（烈拳会/２戦１勝１敗）

＜第１試合　６４ｋｇ契約ビッグバンルール３分３Ｒ＞
○関谷雅之（チャンディットムエタイジム/２戦１勝１敗）
　３RKO 0分10秒
●ディスター・トシキ（東京北星ジム/デビュー戦）

【オープニングファイト】
＜第３試合　３８ｋｇ契約ビッグバンルール２分２Ｒ＞
●山田海聖（東京町田金子ジム/ＮＪＫＦ４０ｋｇ級）
　判定０－３（19－20、１９－２０、１９－２０）
○松元翼（チーム・グラディエーター/ＷＩＮＤＹ３５ｋｇ級６位）

＜第２試合　２８ｋｇ契約ビッグバンルール２分２Ｒ＞
○鳥越翔太（韓道場/Bigbangジュニア２５㎏級王者）
　判定２－１（20－19、20－19、19－20）
●高岡堅伸（OISHIGYM/ＷＩＮＤＹ３５ｋｇ級３位）

＜第１試合　２５ｋｇ契約ビッグバンルール２分２Ｒ＞
●浦田拓真（谷山ジム/Bigbangジュニア２５㎏級１位）
　０－３（19－20、19－20、19－20）
○西川景吾（LEGEND/ＷＩＮＤＹ２５㎏級）

写真・情報提供 ムービースター竜平

新人発掘を目的とした10・14『Bigbang the future 其のⅣ』ゴールドジム大森大会
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